「システムでIntel Rapid Start Technologyが有効になっていないようです」エラーの原因と6つの解決策
新しいDellノートパソコンを購入してわずか数日後、電源を入れるたびに次のようなエラーメッセージが表示されるようになりました。
「お使いのシステムでは、Intel Rapid Start Technologyが有効になっていないようです」

私が行ったのは、プリインストールされていたセキュリティソフトをアンインストールして別のものを入れ替えたことと、CドライブをCドライブとDドライブにパーティション分割したことだけです。なぜこのエラーが発生し始めたのかは分かりませんが、起動のたびにこのメッセージが表示されるのは非常にストレスでした。他の不具合は一切ありませんでしたが、それでもこのメッセージ自体が十分に厄介でした。
同じエラーにお困りの方のために、試してみる価値のある対処法をいくつかご紹介します。
Intel Rapid Start Technologyとは
まず知っておくべき点として、Intel Rapid Start Technologyはインテル独自のプログラムであり、Microsoft Windowsとは無関係です。この技術は、システムが最も深いスリープ状態からでも素早く復帰できるようにすることで、時間と消費電力の節約を実現することを目的としています。
対処法1:Intel Rapid Start Technology Managerの設定を確認する
タスクバーにそのアイコンが表示されているはずです。アイコンにカーソルを合わせて「Intel Rapid Start Technology Manager」を見つけたら、クリックしてアプリケーションを開きます。ここで必要な設定がすべて有効になっているかを確認してください。不安な場合は、設定をデフォルトに戻すことも可能です。特に以下の点をチェックしましょう。
- Intel Rapid Start Technologyのステータスが「オン」になっていること
- タイマーが「オン」に設定されていること
- スライダーが位置「0」にあること
これにより、システムがスリープ(S3)モードに入った直後に、Intel Rapid Start Technologyが即座に動作を開始します。設定変更後はノートパソコンを再起動し、改善されたかどうかを確認してください。
対処法2:スタートアップ項目を確認する
タスクマネージャーを開き、「スタートアップ」タブをクリックします。Intel関連の項目が無効になっていないかを確認しましょう。特に、実行ファイル(.exe)が有効になっているかどうかをチェックします。確認後、ノートパソコンを再起動して効果を確かめてください。
なお、Intel Rapid Start Technologyのメインの実行ファイルは以下の場所にあります。
C:\Program Files (x86)\Intel\irstrt
対処法3:サービスの状態を確認する
「ファイル名を指定して実行」ボックスにservices.mscと入力してEnterキーを押し、サービス管理ツールを開きます。Intel Rapid Startのサービスが「開始」状態になっており、スタートアップの種類が「自動」に設定されているかを確認してください。確認後、再起動して効果を確かめます。
対処法4:BIOS設定を確認する
BIOS画面に入ります。私のDellノートパソコンの場合は、再起動中にF2キーを押しては離す操作を繰り返すことでアクセスできました。すると、Windowsは起動せず、BIOS設定画面が表示されます。
※注意:ここでの設定を誤ると、システムが起動しなくなる可能性があります。BIOS設定の操作に自信がない場合は、この対処法は試さないことをおすすめします。
BIOS設定画面で、「詳細(Advanced)」タブにあるSATA Operationsが「Intel Smart Response Technology」に設定されているかを確認します。

さらに、Intel (R) Rapid Start Technologyが「Enabled(有効)」に設定されていることも確認してください。

F10キーを押して変更を保存し、ノートパソコンを再起動します。
※これはDellノートパソコンの場合の手順です。LenovoやHPなど、他メーカーの機種では手順が多少異なる場合があります。
対処法5:サービスセンターに相談する
上記の対処法で問題が解決するはずですが、それでも改善しない場合は、Dellのサービスセンターに持ち込んで修理を依頼しましょう。
対処法6:Intel Rapid Start Technologyをアンインストールする
何を試しても解決しない場合、最終手段としてIntel Rapid Start Technologyをアンインストールするという選択肢があります。前述のとおり、これはWindowsの一部ではないため、アンインストールしても実質的な損失はありません。
アンインストールするには、コントロールパネルを開きます。「Intel (R) Rapid Start Technology」という項目が表示されているので、

ダブルクリックしてアンインストールプロセスを開始します。

アンインストールが完了したら、ノートパソコンを再起動してください。
これで、あのエラーメッセージが表示されることは確実になくなるはずです。
まとめ
このエラーはWindows本体ではなくインテル製ユーティリティに関連するものなので、設定の見直しから順番に試していけば、多くの場合は解決できます。BIOS操作に不安がある方は、無理をせずメーカーサポートへの相談やアンインストールという選択肢も検討してみてください。
関連記事:WindowsでIAStorDataSvcによるCPU使用率が高くなる問題を修正する方法
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