Windows 10の「SYSTEM.SAV」フォルダーとは?役割と削除時の注意点を解説
Windowsがインストールされているプライマリドライブ(システムパーティション)には、OS本体だけでなく、システム復旧用のファイルを含むさまざまなソフトウェアが格納されています。これらのファイルやフォルダーは通常隠し属性になっていますが、エクスプローラーの設定を変更して表示させた際にSYSTEM.SAVという見慣れないフォルダーを見つけても驚く必要はありません。このフォルダーは安全なものですが、Microsoftによって作成されたものではありません。本記事では、Windows 10におけるSYSTEM.SAVフォルダーの正体について詳しく解説します。
Windows 10におけるSYSTEM.SAVフォルダーの役割
各種フォーラムでの調査によると、SYSTEM.SAVフォルダーはHP製PCに搭載されている「HPリカバリーマネージャー(System Recovery Manager)」に関連するものです。このフォルダーには、出荷時にプリインストールされているアプリケーションのインストールデータや、リカバリーマネージャーを使ってPCを復元する際に必要なファイルが保存されています。
実際にHPの公式フォーラムを検索してみると、リカバリーマネージャーの不具合に関する投稿や、SYSTEM.SAVフォルダー内のログファイルについて言及した書き込みが数多く見つかります。
SYSTEM.SAVフォルダーは削除してもよいのか?
技術的には削除することも可能ですが、削除は推奨されません。HPのフォーラムでは以下のように明言されています。
システム復旧に関連するファイルは絶対に削除しないでください! 削除してはいけない項目:$RECYCLE.BIN、boot、hp、preload、Recovery、RecoveryImage、system.sav、bootmgr、BT_HP.FLG、CSP.DAT、DeployRp、HP_WSD.dat、HPSF_Rep、language、RPCONFIG! これらを削除すると、ハードドライブからのシステム復旧が将来的に不可能になる恐れがあります。確信が持てない場合は、そのファイルを削除しないでください。
HPリカバリー機能は、PCを購入時の初期状態へ戻すための復元処理を行う際に、このフォルダーを作成します。フォルダー内には設定ファイルやユーティリティなど、HPの純正ツールによる復元作業に必要なデータがすべて含まれているのです。
関連記事:システム予約済みパーティション(System Reserved Partition)とは何ですか?
ディスク容量を空けたい場合の対処法
とはいえ、SYSTEM.SAVフォルダーが大量のディスク容量を占有しているのも事実です。どうしても削除したい場合は、事前にシステムの復元環境やバックアップがきちんと整っていることを必ず確認してから実行してください。
また、システムドライブの空き容量を確保する方法は他にもあります。Windows 10に標準搭載されている「ストレージセンサー(Storage Sense)」は、ダウンロードフォルダーや一時ファイルなどの不要データを定期的に自動チェック・削除してくれる便利な機能なので、積極的に活用するとよいでしょう。
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