Windows Helloで「その指紋は別のアカウントで既に設定されています」と表示される場合の対処法
Windows 10でWindows Helloを設定しようとした際に、「その指紋は別のアカウントで既に設定されています。別の指を使用してください」というメッセージが表示されることがあります。この記事では、この問題を解決するための具体的な方法を詳しく解説します。
Windows Helloは、対応デバイスで指紋を使ってアカウントのロックを解除できる便利なセキュリティ機能です。しかし、何らかの理由で指紋情報がすでにシステムに登録済みと判定されると、新規登録ができなくなってしまいます。
エラーが発生する主な原因
このエラーは複数の要因で発生します。主な原因としては、以下のようなケースが考えられます。
- 同じ指紋が、過去に作成した別のアカウントにすでに登録されている
- 指紋情報がBIOS/UEFI側に保存されており、Windows Helloが検証時にエラーを返している
以下の対処法を順番に試してみてください。
- 別のアカウントから指紋の関連付けを削除する
- BIOSから指紋情報を削除する
- Microsoftアカウントからデバイスを削除して再追加する
- WinBioDatabaseフォルダ内のファイルを削除する
- 指紋認証ドライバーをリセットする
1. 別のアカウントから指紋の関連付けを削除する
過去に家族など別のアカウント(例えばお子様のアカウント)で同じ指紋を登録し、そのことを忘れているケースは意外と多くあります。Windowsでは複数のアカウントに指紋を登録できるため、これが原因になっている可能性があります。
対処法は2つあります。そのアカウントがもう使われていないのであれば、アカウント自体を削除してしまいましょう。まだ使用中の場合は、そのアカウントから指紋の登録だけを解除してください。
2. BIOSから指紋情報を削除する
一部のPCメーカー(OEM)は、指紋情報をBIOS側にも保存しています。この場合、アカウントを削除しても指紋を再利用できません。お使いのPCメーカーが提供しているセキュリティユーティリティをダウンロードし、BIOSに保存された指紋情報を削除する必要があります。
例えばLenovoの場合は「SynapticsUtility.exe」というユーティリティが提供されており、これを使うことで、BIOSのPre-Bootマネージャーのロック用に保存された指紋を削除できます。
3. Microsoftアカウントからデバイスを削除して再追加する
指紋設定全体に不具合が生じている可能性もあります。Microsoftアカウントからデバイスを一度削除し、再度追加することで問題が解決することがあります。
Microsoftアカウントの「デバイス」ページにアクセスし、該当するデバイスを削除してください。これによりデバイス上でアカウントの再認証が実行され、問題が改善する場合があります。
4. WinBioDatabaseフォルダ内のファイルを削除する
お使いのPCメーカーがセキュリティチップに指紋情報を保存していない場合は、WinBioDatabaseフォルダ内のファイルを削除することで問題が解決する可能性があります。
手順は以下の通りです。
- 「Win + R」キーで「ファイル名を指定して実行」を開き、「services.msc」と入力してEnterキーを押し、Windowsサービス管理ツールを起動します。
- 「Windows Biometric Service(Windows生体認証サービス)」を探して右クリックし、「停止」を選択します。
- 以下のフォルダを開きます。
%windir%\System32\WinBioDatabase
- フォルダ内のすべてのファイルを別の場所にバックアップとしてコピーしてから、元のフォルダからファイルを削除します。
- Windows Biometric Serviceを再起動します。
これで指紋をアカウントに正常に登録できるようになるはずです。
5. 指紋認証ドライバーをリセットする
最後に、ドライバーの再インストールを試してみましょう。
- Windows Helloから現在登録されている指紋を削除します。
- デバイスマネージャーから指紋認証ドライバーをアンインストールします。
- PCを再起動し、指紋認証ドライバーを再インストールします。
- 指紋認証を再度セットアップし、指紋を登録できるか確認します。
以上の手順を実行すれば、「その指紋は別のアカウントで既に設定されています」というエラーは表示されなくなるはずです。
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