Windows 10パソコンをフォーマットする5つの方法【初期化・データ完全消去ガイド】
パソコンが古くなったときや、誰かに譲り渡すときには、内蔵されているデータをすべて削除する必要があります。さらに重要なのは、単なる削除ではなく「セキュアワイプ(完全消去)」を行い、ファイルが復元できない状態にしておくことです。この記事では、Windows 10パソコンをフォーマットする複数の方法を詳しく解説します。
作業前に確認しておきたいポイント
作業を始める前に、自分の状況に応じて以下の点を確認しておきましょう。
- パソコンにログインできなくなっており、外部メディアからフォーマットする必要があるか
- Windows 10のインストールディスクや起動可能なUSBメモリを持っているか
- 何を削除し、どこに再インストールするのかを判断できる知識があるか
操作自体は難しくありませんが、慎重に進まないと同じ作業を繰り返すことになったり、大切なデータを誤って失ったりする恐れがあります。
必ずバックアップを取ってから作業する
作業を始める前に、パソコン上のすべてのデータをバックアップしてください。ドキュメントフォルダ、ダウンロードフォルダ、デスクトップ上のファイルも忘れずに確認しましょう。特にPCを他人へ譲渡する場合は、バックアップ完了後、すべてのパーティションおよび接続済みドライブからファイルを削除しておくことが重要です。
パソコンをフォーマットする5つの方法
できるだけわかりやすい解説を心がけましたが、このテーマには技術的な要素も多く含まれます。各方法を実行する前に、自分が何を行おうとしているのかを正確に理解しておきましょう。
- Windows 10インストールメディアを使う
- Windows 10のPCリセット機能を使う
- ストレージを別のパソコンに接続してフォーマットする
- SSD・HDDをセキュアイレースする
- データ用ドライブをフォーマットする
なお、これらは単一のドライブやパーティションをフォーマットする場合とは目的・手順が異なる点に注意してください。
1. Windows 10インストールメディアを使う
パソコンのアカウントにアクセスできなくなった場合は、Windows 10の起動可能なUSBメモリまたはDVDが必要です。持っていない場合は、Microsoft公式の「メディア作成ツール(Media Creation Tool)」をダウンロードして作成できます。
メディアが準備できたら、BIOSで最初の起動デバイスをUSBドライブに設定し、続けて内蔵のSSD/HDDが読み込まれる順番にします。これにより、再起動時にUSBから起動できるようになります。

起動すると、新規インストール時と同じ画面が表示され、Windowsセットアップの過程でディスク管理画面が現れます。ここで既存のパーティションを選択して「フォーマット」をクリックするか、パーティションを削除して新しく作り直すことが可能です。
その後、Windowsをインストールすれば、パソコンは新品同様の状態になり、安心して譲渡できます。
2. Windows 10のPCリセット機能を使う

最も手軽でシンプルなのがこの方法です。「設定」>「更新とセキュリティ」>「回復」>「このPCを初期状態に戻す」から利用できます。実行時に「個人用ファイルを残す」か「すべて削除する」かを選択できます。
フォーマットが目的なのであれば、迷わず「すべて削除する」を選びましょう。すべてのファイルとアプリが削除された後、Windowsが再インストールされます。CDや起動用USBメモリが手元になくても使えるのが大きなメリットです。
ヒント: リセット中に「PCをリセット中に問題が発生しました」というエラーが表示される場合は、専用のトラブルシューティング記事を参考に対処してください。
3. ストレージを別のパソコンに接続してフォーマットする

上記の方法が使えない事情がある場合は、ストレージデバイスを取り外して別のパソコンに接続する方法もあります。まず必要なデータをすべて別のパソコンにコピーし、その後「ディスクの管理」ツールを使って接続したドライブのパーティションをフォーマットします。完了後にドライブを元のパソコンへ戻せば、初期化されたクリーンな状態になります。
関連記事: Windows 10を出荷時のイメージと設定に戻す方法
4. SSD・HDDをセキュアイレースする

この工程は必須ではありませんが、個人情報や機密データが気になる方には強く推奨されます。通常のフォーマットでもファイルは見えなくなりますが、復元ソフトを使えばデータを復旧できてしまう可能性があるためです。
多くのSSDにはメーカー純正のユーティリティが付属しています。例えばSamsung製SSDなら「Samsung Magician」でセキュア消去が可能で、Windows起動用USBの作成機能も備えています。ただしこの方法はSSD専用であり、HDDには使用できません。その他の環境では、ハードディスクを完全消去できる信頼性の高いワイプソフトを活用するとよいでしょう。
5. データ用ドライブをフォーマットする

OSがインストールされていないデータ用ドライブや、USBメモリ・外付けドライブを初期化したいだけであれば、「ディスクの管理」ツールを使うのが最も簡単です。WinXメニュー(Windowsキー + X)から開き、対象のドライブを右クリックして「フォーマット」を選択します。ドライブ内のデータはすべて消失するため、事前に重要なデータのバックアップを必ず取ってください。
まとめ
以上が、Windows 10パソコンをフォーマットするために有効な主な方法です。近年のWindows 10では、ノートパソコンを処分する際やシステムを再インストールする際の手順が大幅に簡素化されています。SSDをお使いであればOEMのセキュア消去機能が最も確実な選択肢ですが、HDD環境の場合は上記のいずれかの方法を状況に応じて選べば問題ありません。
どの方法を選ぶ場合でも、作業前のデータバックアップだけは必ず実施するようにしましょう。
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外付けハードディスクやUSBメモリを購入したら、使用前にフォーマットすることが大切です。また、既存のパーティションを縮小して空き領域から新しいパーティションを作成した場合も、使用前にそのパーティションをフォーマットする必要があります。ハードドライブのフォーマットが推奨される理由は、Windowsのファイルシステムに合わせるためと、ウイルスやマルウェアが含まれていないことを確認するためです。さらに、古いハードドライブを再利用する場合も、以前のOSに関連するファイルが残っていてPCとの競合を引き起こす恐れがあるため、フォーマットしておくのが良い習慣です。ただし、フォーマットを行うとドライブ上のすべ