Windows 11/10でコマンドラインを使ってプロセスを強制終了する方法
Windows 11/10の「タスクマネージャー」は、どのプログラムやアプリケーションがどれだけリソースを消費しているかを確認できるだけでなく、応答しなくなったアプリを強制終了させることもできます。問題を引き起こしているプロセスが1つだけであれば、簡単に管理できるでしょう。
しかし、複数のプロセスがCPUリソースを大量に消費している場合、タスクマネージャーでの操作は手間がかかります。そこで本記事では、コマンドプロンプトまたはPowerShellを使って、1つまたは複数のプロセスを効率的に強制終了する方法を解説します。
コマンドラインでプロセスを強制終了する
コマンドプロンプトを使用する方法
タスクマネージャーの機能は、「Tasklist」と「Taskkill」という2つのコマンドラインツールでも実現できます。プロセスを強制終了するには、次の2段階の手順を踏みます。
- まず、Tasklistコマンドで対象のプロセスID(PID)を確認する
- 次に、Taskkillコマンドでそのプログラムを終了させる
管理者権限でコマンドプロンプトを開くには、「ファイル名を指定して実行」(Win + R)に「cmd」と入力し、Shift + Enterキーを押します。
実行中のプロセスを一覧表示するには、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
tasklist /fo table
表示された一覧の「PID」列にあるプロセスIDを控えておきましょう。
また、正確なプロセス名がわかる場合は、名前を指定してプログラムを終了させることも可能です。
プロセス名を指定して強制終了するには、以下のコマンドを使用します。
taskkill /IM "プロセス名" /F
たとえばChromeの場合、プロセス名は「chrome.exe」です。Chromeを強制終了するには、以下のように入力してEnterキーを押します。
taskkill /IM chrome.exe /F
「/F」オプションは、プロセスを強制的に終了させるためのスイッチです。
PIDを指定して強制終了するには、以下のコマンドを使用します。
taskkill /F /PID PID番号
複数のプロセスを同時に強制終了する場合は、上記のコマンドに対象プロセスのPIDをスペース区切りで続けて記述して実行します。
taskkill /PID 2536 /PID 3316 /F
各プロセスごとに「/PID」オプションを追加してから実行してください。
ここで、知っておくべき重要なポイントがあります。近年のアプリケーションは、本体が複数の小さなプログラムに分割されて動作しており、それぞれに異なるプロセスIDが割り当てられています。Chromeを例に挙げると、拡張機能用、サブルーチン用など、それぞれ別のPIDを持っています。メインとなる親プロセスのIDを特定するのは容易ではないため、アプリケーション全体を終了させたい場合は、PIDではなくプロセス名を指定して終了させるのがおすすめです。
関連記事: 応答しないプロセスを強制終了する方法とは?
PowerShellを使用する方法
実行中のプロセスの一覧を表示するには、管理者権限でPowerShellを開き、以下のコマンドを実行します。
Get-Process
プロセス名を指定して強制終了するには、以下のコマンドを実行します。
Stop-Process -Name "プロセス名" -Force
PIDを指定して強制終了するには、以下のコマンドを実行します。
Stop-Process -ID PID番号 -Force
タスクマネージャーが使えない場合でも、代わりの手段は複数あります。Microsoft製の「Process Explorer」は優れた補助ツールで、プロセスに関する詳細情報を確認できるほか、複数のアプリケーションを一括で終了させることも可能です。さらに、TaskkillやStop-Processなどのコマンドは、リモートコンピューター上のアプリケーションを終了させることにも対応しています。この点は、すべてのサードパーティ製ツールで実現できるわけではありません。
次の記事もチェック: タスクマネージャーで終了できないプログラムを強制的に閉じる方法
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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