Windows 10でタスクマネージャーのプロセス優先度を変更できない原因と対処法
ゲームやデジタルデザインツールなどの一部のアプリケーションは、快適に動作するために膨大なシステムリソースを必要とします。多くのユーザーのPCでは、こうしたプロセッサーに高負荷をかけるアプリケーションを処理しきれないことがあり、その対策としてタスクマネージャーからプログラムの優先度を上げる方法がよく用いられています。

優先度が高いほど、Windowsはそのプログラムにより多くのリソースを割り当てます。推奨される運用ではありませんが、優先度を上げることは一時的な解決策として多くのユーザーに有効に機能します。ところが、場合によってはタスクマネージャーでプロセスの優先度を変更しようとしても失敗し、「アクセスが拒否されました(Access denied)」というエラーが表示されることがあります。
特定のプロセスでのみこの問題が発生する場合は、そのプログラム自体に起因する問題であり、(PCの安全のためにも)ユーザー側では修正できません。一方、複数のプロセスで優先度を設定できない場合は、本ガイドを参考に問題を修復し、PCにプロセス優先度の変更を許可させましょう。
Windows 10のタスクマネージャーでプロセス優先度を設定できないときの解決策
Windowsがタスクマネージャーからのプログラム優先度の変更を許可しない場合は、以下のトラブルシューティング手順を順に試してみてください。
- ユーザーアカウント制御(UAC)を無効化/有効化する
- 必要な管理者権限を取得する
- PCをセーフモードで起動する
3つ目の手順まで実施すれば、問題は解決しているはずです。それぞれの具体的な操作方法について、以下で詳しく解説します。
1. ユーザーアカウント制御(UAC)を無効化/有効化する

ユーザーアカウント制御(UAC)は、インストールしたアプリケーションが引き起こす可能性のある損害からシステムを保護する機能です。リスクの高いプログラムをインストールしようとしたり、システムに有害な変更を加えようとしたりした際に作動します。
この設定は管理者アカウントにも標準ユーザーアカウントにも適用できます。両者は同じ機能にアクセスできますが、標準ユーザーアカウントは権限によって操作が制限される点に注意してください。
タスクマネージャーでプロセス優先度を設定できない場合、UACのレベルを下げる、または上げることで問題が解消することがあります。手順は以下の通りです。
Windowsキー + Rの同時押しでファイル名を指定して実行ダイアログを開き、「control nusrmgr.cpl」と入力してOKをクリックします。ユーザーアカウントウィンドウが開きます。
「ユーザーアカウント制御設定の変更」というリンクをクリックします。管理者として実行するよう求められたら、そのまま承認してください。
スライダーをドラッグし、一番下の「通知しない」の位置まで下げます。スライダーが下にあるほど、プログラムがソフトウェアのインストールやシステム変更を試みた際の通知が減ります。
OKをクリックして設定を保存し、ウィンドウを閉じます。その後PCを再起動し、タスクマネージャーでプロセスの優先度を変更できるかどうかを確認しましょう。
それでも優先度を設定できない場合は、同じ手順をもう一度実行し、今度はスライダーを逆に一番上の「常に通知する」まで上げてみてください。変更できるようになったら、UAC設定を必ずデフォルト値に戻しておきましょう。
2. 必要な管理者権限を取得する

プロセス優先度を変更するには、システムに対する管理特権が必要です。ログイン中のアカウントが管理者ではない場合は、自分自身に権限を付与するか、管理者に依頼して対応してもらう必要があります。
- Ctrl + Alt + Deleteキーを同時に押し、タスクマネージャーをクリックします。
- 優先度を変更したいプロセスを探し、右クリックしてプロパティを選択します。
- 上部の「セキュリティ」タブを開き、一覧から自分のユーザーアカウント名を選択します。
- 権限一覧の下にある「編集」ボタンをクリックし、「フルコントロール」にチェックを入れます。
- 「適用」→「OK」の順にクリックして設定を保存し、ダイアログを閉じます。
最後にPCを再起動して完了です。
3. PCをセーフモードで起動する

多くのWindowsのトラブルと同様に、セーフモードでの起動によってこの問題が解決することもあります。セーフモードでは、OSの動作に必要な最小限のプログラムとドライバーのみを読み込んで起動します。
まずPCの電源を切り、再び電源を入れて起動画面が表示される前にF8キーを連打します。
「詳細ブートオプション」画面が表示されたら、キーボードの方向キーで「セーフモード」を選択してEnterキーを押します。
なお、Windows 10では高速スタートアップの影響でF8キーが反応しない場合があります。その際は「Windowsキー + R」で「msconfig」と入力し、「ブート」タブの「セーフブート」にチェックを入れて再起動する方法も利用できます。
セーフモードでタスクマネージャーを開き、プロセスの優先度を再度設定できるか確認してください。うまくいったらPCを通常どおり再起動し、もう一度試してみましょう。今度は問題なく動作するはずです。
これら3つの対処法のいずれかを実行すれば、タスクマネージャーでプロセス優先度を正常に設定できるようになるはずです。
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