Windows 10でプロセスを強制終了する3つの方法【タスクマネージャー・コマンドプロンプト・PowerShell】
アプリケーションのアイコンをクリックして起動するたびに、Windowsは実行ファイルのために自動的にプロセスを作成し、固有のプロセスID(PID)を割り当てます。例えば、Google Chromeブラウザを開いてタスクマネージャーを確認すると、「プロセス」タブにchrome.exeやChromeという名前のプロセスが、PID 4482や11700などの番号とともに表示されます。
Windowsでは、多くのアプリケーション、特にリソースを大量に消費するアプリケーションはフリーズして応答しなくなりがちです。こうしたフリーズしたアプリをXボタン(閉じるアイコン)で閉じようとしても、うまくいかないことが少なくありません。そのような場合には、プロセスを強制的に終了させる必要があります。また、プロセスがCPUやメモリを大量に消費している場合や、フリーズして入力に一切反応しない場合も、強制終了の対象となります。あるアプリがパフォーマンスの問題を引き起こしたり、関連するアプリケーションの起動を妨げたりしている場合は、終了させるのが賢明です。
本記事では、Windows 10でプロセスを強制終了する3つの方法——タスクマネージャー、コマンドプロンプト、PowerShell——について詳しく解説します。
Windows 10でプロセスを強制終了する3つの方法
プログラムが応答しなくなったり、予期しない動作をして閉じることすら許してくれない場合でも、そのプロセスを強制終了すればプログラムを強制的に閉じることができます。従来からWindowsではタスクマネージャーとコマンドプロンプトを使った方法が一般的ですが、さらにPowerShellを利用することも可能です。
方法1:タスクマネージャーの「タスクの終了」を使う
タスクマネージャーからプロセスを終了させるのは、最も伝統的かつ手軽な方法です。ここでは各プロセスが使用しているシステムリソースを確認でき、PCのパフォーマンス状態をチェックすることもできます。プロセス一覧は名前別、CPU使用率別、ディスク・メモリ使用量別、PID別などに並べ替えられるため、目的のプロセスを簡単に絞り込めます。
手順:
1. Ctrl + Shift + Escキーを同時に押してタスクマネージャーを開きます。
2. 必要に応じて「詳細表示」をクリックし、現在システム上で実行中のすべてのプロセスを表示します。
3. 終了したいプロセスを右クリックし、「タスクの終了」を選択します。ここではGoogle Chromeを例にしています。
方法2:コマンドプロンプトのTaskkillコマンドを使う
タスクマネージャーからのプロセス終了は非常に簡単ですが、いくつかの制約があります。
- 複数のプロセスを同時に終了させることができない
- 管理者権限で実行されているアプリを終了できない
そこで、代わりにコマンドプロンプトを活用しましょう。
注意:管理者権限で動作しているプロセスを終了するには、コマンドプロンプト自体も管理者として起動する必要があります。
手順:
1. Windows検索バーに「cmd」と入力し、「管理者として実行」をクリックします。
2. 「tasklist」と入力してEnterキーを押すと、実行中の全プロセスの一覧が表示されます。
オプション1:個別のプロセスを終了する
3A. イメージ名を指定してプロセスを終了するには、「taskkill /IM イメージ名」と入力してEnterキーを押します。
例:メモ帳(notepad)のプロセスを終了する場合は「taskkill /IM notepad.exe」を実行します。
3B. PID番号を指定してプロセスを終了するには、「taskkill /PID PID番号」と入力してEnterキーを押します。
例:メモ帳をPIDで終了する場合は「taskkill /PID 11228」のように入力します。
オプション2:複数のプロセスをまとめて終了する
4A. 複数のプロセスを一度に終了するには、それぞれのイメージ名を指定して「taskkill /IM イメージ名1 /IM イメージ名2」を実行します。
注意:「イメージ名1」には最初のプロセス名(例:chrome.exe)、「イメージ名2」には2番目のプロセス名(例:notepad.exe)が入ります。
4B. 同様に、それぞれのPID番号を指定して「taskkill /PID PID番号1 /PID PID番号2」というコマンドを実行すれば、複数のプロセスをまとめて終了できます。
注意:「PID番号1」には最初のプロセスのPID(例:13844)、「PID番号2」には2番目のプロセスのPID(例:14920)が入ります。
オプション3:プロセスを強制的に終了する
5. 上記のコマンドに「/F」を追加するだけで、プロセスを強制的に終了できます。
Taskkillコマンドの詳細を知りたい場合は、コマンドプロンプトで「taskkill /?」と入力してEnterキーを押してください。Microsoft公式ドキュメントでTaskkillに関する情報を確認することもできます。
方法3:Windows PowerShellのStop-Processコマンドを使う
同様に、PowerShellでもtasklistコマンドを使用して実行中の全プロセス一覧を取得できます。ただし、プロセスを終了する際にはStop-Processコマンドを使用します。
手順:
1. Windows + Xキーを同時に押して「パワーユーザーメニュー」を開きます。
2. メニューから「Windows PowerShell(管理者)」をクリックします。
3. 「tasklist」コマンドを入力してEnterキーを押すと、全プロセスの一覧が表示されます。
オプション1:イメージ名で終了する
3A. イメージ名を指定してプロセスを終了するには、「Stop-Process -Name イメージ名」と入力してEnterキーを押します。
例:「Stop-Process -Name Notepad」のように実行します。
オプション2:PIDで終了する
3B. PIDを指定してプロセスを終了するには、「Stop-Process -Id プロセスID」と入力してEnterキーを押します。
例:メモ帳のタスクをPID 7956で終了する場合は「Stop-Process -Id 7956」を実行します。
オプション3:強制的に終了する
4. 上記のコマンドに「-Force」を追加すると、プロセスを強制的に閉じることができます。
よくある質問(FAQ)
Q1. Windowsでプロセスを強制終了するには?
A. コマンドプロンプトで「taskkill /IM プロセス名 /F」を実行するか、Windows PowerShellで「Stop-Process -Name アプリケーション名 -Force」を実行してください。
Q2. Windowsですべてのプロセスを終了するには?
A. 同じアプリケーションのプロセスは、タスクマネージャー上で共通のヘッダーの下にグループ化されています。そのため、グループの親となるプロセスを終了すれば、そのアプリの全プロセスを終了できます。すべてのバックグラウンドプロセスを終了したい場合は、バックグラウンドアプリを無効化する設定を行うか、クリーンブートの実施を検討してください。
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