Windows 11/10の右クリックメニューに「制御されたフォルダーアクセス」コマンドを追加する方法
Windowsの「制御されたフォルダーアクセス(Controlled Folder Access)」を有効にすると、ランサムウェアなどの悪意あるアプリや脅威から、大切なデータを保護できます。この機能はWindows Defender Exploit Guardの一部です。本記事では、Windows 11/10のコンテキストメニュー(右クリックメニュー)に「制御されたフォルダーアクセスのオン/オフ」と「制御されたフォルダーアクセス経由でのアプリ許可」コマンドを追加する手順を解説します。
作業を始める前に、万が一に備えて必ずシステムの復元ポイントを作成しておきましょう。
コンテキストメニューに「制御されたフォルダーアクセスのオン/オフ」を追加する
このコマンドを追加すると、デスクトップを右クリックした際に表示されるメニューから、直接「制御されたフォルダーアクセス」の有効/無効を切り替えられるようになります。Windowsセキュリティの設定画面を開くことなく、必要なタイミングで素早く操作できるのが大きなメリットです。
「制御されたフォルダーアクセス」は、保護対象フォルダー内のファイルへ変更を加えようとするアプリを常時監視します。安全性を最優先するMicrosoftの方針により、実際には安全なアプリが誤って有害と判定されるケースもあります。こうした判定がPCの普段の利用に支障をきたす場合は、そのアプリを「許可されたアプリ」の一覧に追加することで、ブロックされなくなります。
保護対象フォルダーの既定の一覧(ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、デスクトップなど)は変更できませんが、フォルダーを追加することは可能です。標準のライブラリにファイルを保存していない方や、ライブラリの保存場所を変更している方にとって、フォルダーの追加は特に便利な機能です。
まずは、4つのregファイルが含まれたzipファイルをダウンロードし、デスクトップ上に展開してください。
デスクトップのコンテキストメニューに追加する手順
- ダウンロードした Add-Turn-Controlled-folder-Access.reg ファイルをダブルクリックし、レジストリに統合(マージ)します。
- 表示されたダイアログで「実行」をクリックし、UAC(ユーザーアカウント制御)の画面で「はい」、続けて「はい」「OK」の順にクリックして統合を許可します。
- 完了したら、.regファイルは削除して問題ありません。
デスクトップのコンテキストメニューから削除する手順
- Remove-Turn-Controlled-folder-Access.reg ファイルをダブルクリックし、レジストリに統合します。
- ダイアログで「実行」→UACで「はい」→再度「はい」→「OK」の順にクリックします。
- 完了後、.regファイルを削除できます。
コンテキストメニューに「制御されたフォルダーアクセス経由でのアプリ許可」を追加する
こちらのコマンドは、.exeファイルや.comファイルを右クリックしたときに表示されます。このメニューを選択すると、右クリックしたアプリが「制御されたフォルダーアクセス」の許可済みアプリ一覧へ即座に追加されます。Windowsセキュリティの画面を操作しなくても、目的のアプリをその場で簡単に許可できるのが魅力です。
特定のアプリを常に安全と見なし、保護フォルダー内のファイルへの書き込みアクセスを与えるよう指定できます。信頼しているアプリが誤ってブロックされてしまう場合に、この設定が役立ちます。
なお、Windowsは安全と判断したアプリを自動的に許可リストへ追加しますが、自動追加されたアプリはWindows Defender セキュリティセンターの一覧には表示されません。ほとんどのアプリを手動で登録する必要はなく、実際にブロックされており、その信頼性を確認できているアプリのみを追加するのがおすすめです。
アプリを追加する際には、そのアプリの保存場所を指定する必要があります。アクセスが許可されるのは指定した場所にあるアプリだけであり、同じ名前のアプリでも別の場所にあるものは許可リストに含まれず、ブロックされる可能性がある点に注意しましょう。
コンテキストメニューに追加する手順
- Allow-App-Controlled-folder-Access.reg ファイルをダブルクリックし、レジストリに統合します。
- ダイアログで「実行」→UACで「はい」→再度「はい」→「OK」の順にクリックします。
- 完了後、.regファイルを削除できます。
コンテキストメニューから削除する手順
- Remove-App-Controlled-folder-Access.reg ファイルをダブルクリックし、レジストリに統合します。
- ダイアログで「実行」→UACで「はい」→再度「はい」→「OK」の順にクリックします。
- 完了後、.regファイルを削除できます。
この手順が、あなたのPCでの快適な運用につながれば幸いです。
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