Windows 11/10のコンテキストメニューに「ターミナルで開く」を追加・削除する方法
はじめに:Windows Terminalとは
Microsoftは数年前、PCのカスタマイズが好きなユーザー向けに、さまざまなツールやサービス、APIの提供を発表しました。そのひとつがWindows Terminal(Windowsターミナル)です。当時は一部のユーザーしか利用できませんでしたが、現在では誰でも利用可能になっています。これまでデフォルトシェルの変更方法などを紹介してきましたが、本記事では、Windowsのコンテキストメニュー(右クリックメニュー)に「ターミナルで開く」オプションを追加または削除する方法を解説します。

長らく、コマンドプロンプトかWindows PowerShellのどちらかを選んで使うのが一般的でした。Windows Terminalを使えば、両方の機能を1つの環境で楽しめるうえ、さらに多くの追加機能も利用できます。Windows Terminalをインストールすると、「ターミナルで開く」オプションは通常、自動的にコンテキストメニューに表示されるようになります。ただし、環境によってはこのオプションが表示されないこともあり、その原因は複数考えられます。
関連記事:Windows 11でWindowsターミナルを管理者として開く方法
レジストリを編集する前の注意点
コンテキストメニューのオプションを追加・削除するには、Windowsレジストリの変更が必要です。レジストリの編集は慎重に行わないと、誤った操作ひとつでシステムが不安定になったり、最悪の場合起動しなくなったりする可能性があります。こうしたトラブルを避けるため、以下で紹介する方法では、システムのレジストリに直接適用できるレジストリファイル(.reg)を使用します。
まず、配布元からレジストリファイルをダウンロードして解凍してください。作業を始める前に、必ずシステムの復元ポイントを作成しておきましょう。また、Windows Terminalがすでにインストールされていることを確認してください。未インストールの場合は、Microsoft Storeからインストールできます。
ダウンロードしたファイルには、以下のコードが含まれています。
追加用:
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked]
"{9F156763-7844-4DC4-B2B1-901F640F5155}"=-
削除用:
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked]
"{9F156763-7844-4DC4-B2B1-901F640F5155}"=""
コンテキストメニューに「ターミナルで開く」を追加する方法
コンテキストメニューに「ターミナルで開く」オプションを追加するには、解凍したレジストリファイルのフォルダを開きます。
「Add_Open_in_Windows_Terminal.reg」ファイルをダブルクリックします。
UAC(ユーザーアカウント制御)の画面が表示されたら、「はい」をクリックします。
レジストリ追加の確認画面が表示されたら、「OK」をクリックします。
変更を反映させる前に、作業中のデータをすべて保存し、PCを再起動してください。再起動後、任意のフォルダや場所でファイルまたは空白部分を右クリックすると、「ターミナルで開く」オプションが表示されているはずです。
コンテキストメニューから「ターミナルで開く」を削除する方法
コンテキストメニューから「ターミナルで開く」オプションを削除する場合も、同様に解凍したレジストリファイルのフォルダを開きます。
「Remove_Open_in_Windows_Terminal.reg」ファイルをダブルクリックします。
UACの画面が表示されたら、「はい」をクリックします。
レジストリ追加の確認画面が表示されたら、「OK」をクリックします。
その後、PCを再起動すると、コンテキストメニューからオプションが削除されます。
レジストリエディターで手動編集して削除する方法
レジストリファイルを使わず、手動で設定を変更することも可能です。以下の手順に従ってください。
- レジストリエディター(regedit)を開きます。
- 以下のレジストリキーに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked
右側のペインで、新しい文字列値(REG_SZ)を作成または変更し、値の名前に以下を入力します。
{9F156763-7844-4DC4-B2B1-901F640F5155}
値のデータは空のままにします。
PCを再起動すると、コンテキストメニューから該当項目が削除されます。
変更を元に戻したい場合(項目を再度追加したい場合)は、作成した文字列値を削除するだけでOKです。
{9F156763-7844-4DC4-B2B1-901F640F5155}
その他のおすすめカスタマイズ
- コンテキストメニューに「管理者としてターミナルを開く」を追加する
- 既定のプロファイル、コマンドプロンプト、PowerShellなど、プロファイルごとの「ターミナルで開く」項目をコンテキストメニューに追加する
ヒント:必要に応じて、Windows Terminalの設定を初期状態にリセットすることもできます。

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