シャットダウンや起動を遅らせるWindowsサービスを特定する方法【イベントビューアー活用】
Windowsパソコンの動作を高速化するための情報はネット上に数多くありますが、今回はその中でも見落とされがちな原因のひとつ——Windowsサービスに焦点を当てます。特定のサービスが終了を拒んだり、終了までに長い時間がかかったりすると、システムのシャットダウンや起動が遅延します。「電源が切れるまで何分も待たされた」という経験がある方も多いのではないでしょうか。
ただし、シャットダウン時にすべてのプログラムやプロセスを正しく終了させることは、次回の起動をスムーズにするために重要な処理でもあります。本記事では、シャットダウンや起動の遅延を引き起こしている原因サービスを「イベントビューアー」を使って特定する方法を解説します。
シャットダウンを遅らせるWindowsサービスを特定する
バックグラウンドで動作している一部のWindowsサービスが、シャットダウンの遅延を引き起こしているケースがあります。逆に、起動時に遅延が発生した場合は「ブート パフォーマンス低下(Boot Degradation)」として記録されます。
これらの原因サービスを見つけるには、「イベントビューアー」を使用します。まずスタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「イベントビューアー」を選択して起動してください。
次に、イベントビューアー内で以下の場所へ移動します。
アプリケーションとサービス ログ\Microsoft\Windows\Diagnostics-Performance\Operational
左側のペインで「Operational」ログを右クリックし、「現在のログをフィルター」を選択します。
「<すべてのイベント ID>」と表示された入力欄に203と入力します。
「OK」をクリックすると、シャットダウン時に関係するイベントだけが表示される絞り込み済みのビューが開きます。
表示されたリストを確認すると、「このサービスによりシステムのシャットダウン処理が遅延しました」といった内容のイベントが見つかるはずです。
イベントの詳細画面にある「フレンドリ名(Friendly Name)」や「ファイル名(File Name)」の欄には、問題の原因となっているサービスの名前が記録されています。ここで判明したサービス名をもとに、対処を検討することになります。
起動を遅らせるWindowsサービスを特定する
同じ手順で、Windowsの起動を遅らせているサービスも特定できます。その場合は、イベントIDに103を指定します。これにより、起動体験の悪化(Boot Degradation)につながっているサービスの一覧が表示されます。
原因となっているサービス名が特定できたら、インターネットでそのサービスの役割を調べましょう。そして「無効化しても安全か」「読み込みを遅延させられるか」「停止できるか」などを確認してから対処を行うのがおすすめです。システムに不可欠なサービスを安易に無効化すると、不具合が発生する恐れもあるため、事前の調査は必ず行ってください。
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