Windowsの起動時間を測定して高速化する方法
Windowsの起動時間を測定しよう
当サイトでは、これまでにも「Windows 7を高速化する6つの必須テクニック」や「Windows 7をチーターのように速く動かす方法」など、Windowsの起動を高速化するためのヒントを何度か紹介してきました。本記事でも同じテーマを取り上げますが、少し異なる視点からアプローチします。
まずはWindowsの起動時間を正確に測定する方法を学びましょう。起動時間を数値として把握できれば、高速化の効果を実際に感じ取れるようになります。今回はWindows 8を使用して検証を行います。PCの起動時間を測定できるソフトはSolutoなど複数存在しますが、シンプルさと効率の良さからBootRacerをおすすめします。最新版のBootRacerはWindows 8に対応しており、それ以前のバージョンのWindowsでも利用可能です。

Windowsの起動時間を測定するには、「Start」ボタンをクリックするだけです。次回の起動時にBootRacerがWindowsの起動時間を計測する旨のメッセージが表示され、今すぐ再起動するかどうか尋ねられます。作業中のデータを保存してWindowsを再起動すれば、すぐにテストを開始できます。

再起動後、BootRacerはWindowsの起動が完了するまでにかかった時間を表示してくれます。

筆者の環境にあるWindows 8 Release Previewでは、起動に2分41秒かかりました。BootRacerは過去の起動時間の履歴も記録・表示してくれるため、改善の推移を追いかけるのに便利です。以降の測定はすべてBootRacerの計測値を使用します。
Argus Boot Acceleratorで起動プロセスを最適化する
Windowsの起動を高速化するには、前述の記事で紹介した手順に沿って、スタートアップ項目やプロセス、サービスを見直すのが基本です。そのうえで、「Argus Boot Accelerator」というフリーソフトを活用するとさらに効果的です。このツールは、Windowsが標準では備えていない「起動プロセス・サービスの順次起動(遅延起動)」を管理できます。
Windowsは起動時にすべての項目を並列的に読み込みます。このため、複数のプログラムが同時にリソースを奪い合い、起動全体がかえって遅くなることがあります。より良い方法は、必要なサービスが読み込まれるまで、一部のプロセスやサービスの起動を遅らせることです。Argus Boot Acceleratorはまさにこの目的のためのツールです。

使い方は非常に簡単です。インストールすると自動的に専用の常駐サービスが開始され、スタートアップ項目を管理できるようになります。項目を管理対象にするには、「Unmanaged Startup Items(未管理のスタートアップ項目)」グループから「Managed Startup Items(管理対象のスタートアップ項目)」グループへドラッグ&ドロップします。管理対象グループ内の項目を選択すると、ウィンドウ下部でその項目の詳細設定が可能になります。
設定できる項目は、起動を遅らせるディレイ時間、プロセスの優先度、許容するCPU負荷、その項目を有効にする曜日などです。各スタートアップ項目をひとつずつ確認し、リソースを多く消費しているものを見つけ出して起動タイミングを遅らせることで、Windowsをより快適に立ち上げられるようになります。
タスクマネージャーで起動への影響を確認する
Windows 8では、各スタートアップ項目が起動に与える影響を簡単に確認できます。タスクマネージャーを開いて「スタートアップ」タブを選択すると、各項目の横に「スタートアップへの影響」の列が表示されます。

スタートアップ項目の整理が終わったら、もう一度起動時間を測定してみましょう。クリーンアップ前との差を比較することで、システムの起動がどれだけ速くなったのかを具体的に把握できるはずです。
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