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Windows 10でPCの起動・シャットダウン履歴を確認する2つの方法

Windows 10でPCの起動・シャットダウン履歴を確認する2つの方法

PCの電源がいつ入って、いつシャットダウンされたのか、その履歴を知りたい場面は意外と多くあります。特にシステム管理者であれば、トラブルシューティングのために起動・終了の記録を確認することは日常業務のひとつでしょう。また、複数人で同じPCを共有している環境では、不正利用されていないかをチェックするセキュリティ対策としても有効です。

本記事では、Windows 10でPCの起動・シャットダウン履歴を確認する方法を2つ紹介します。標準機能だけでできる「イベントビューアー」を使う方法と、フリーツール「TurnedOnTimesView」を使う方法です。それぞれの手順と特徴を見ていきましょう。

方法1:イベントビューアーで起動・シャットダウン時刻を確認する

Windowsに標準搭載されている「イベントビューアー」は、PC上で発生したさまざまな出来事を記録してくれる便利なツールです。イベントが発生するたびにログとして記録され、この機能はWindowsのコアサービスである「eventlogサービス」によって管理されています。そのため、手動で停止したり無効化したりすることはできません。

eventlogサービスには、起動と停止を示す専用のイベントIDが割り当てられています。

  • イベントID 6005:「イベントログ サービスが開始されました」= システムの起動を意味する
  • イベントID 6006:「イベントログ サービスが停止しました」= システムのシャットダウンを意味する

これらのIDを手がかりに、PCがいつ起動し、いつ終了したのかを正確に把握できます。以下、具体的な手順を解説します。

イベントビューアーの操作手順

1. イベントビューアーを開きます。Win + Rキーで「ファイル名を指定して実行」を開き、eventvwrと入力してEnterキーを押しましょう。

Windows 10でPCの起動・シャットダウン履歴を確認する2つの方法

2. 左側のペインから「Windowsログ」→「システム」を選択します。

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3. 中央のペインに、Windows稼働中に発生したイベントの一覧が表示されます。ここから目的のイベントだけを抽出します。まずは「イベントID」のラベルをクリックして、イベントID順に並べ替えてみましょう。

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4. ログの件数が非常に多い場合、並べ替えでは探しきれないことがあります。そんなときは右側の操作ペインにある「現在のログをフィルター」をクリックしてフィルターを作成すると効率的です。

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5. 「<すべてのイベントID>」と表示されたフィールドに「6005, 6006」と入力します。「ログの期間」で日付範囲を指定すれば、特定の期間だけを絞り込むことも可能です。

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さらに詳しく調査したい場合は、以下のイベントIDも参考になります。

  • イベントID 6013:PCの稼働時間(アップタイム)を表示
  • イベントID 6009:ブート時に検出されたプロセッサ情報を表示
  • イベントID 6008:前回が正常にシャットダウンされなかったことを通知(強制終了やフリーズ後の起動など)

なお、イベントビューアーでは「ユーザー定義ビュー」を作成しておくと便利です。特定のイベントIDだけを表示するカスタムビューをあらかじめ登録しておけば、次回以降はワンクリックで起動・シャットダウン履歴を確認できます。用途に応じて複数のビューを作成することも可能なので、ぜひ活用してみてください。

方法2:TurnedOnTimesViewで簡単に確認する

もうひとつの方法は、フリーツール「TurnedOnTimesView」を使うやり方です。これはイベントログを解析して起動・シャットダウン履歴を一覧表示してくれるポータブルアプリで、インストール不要。ZIPファイルを解凍して「TurnedOnTimesView.exe」を実行するだけで、すぐに使い始められます。

起動すると、以下の情報が即座に一覧で表示されます。

  • 起動時刻
  • シャットダウン時刻
  • 起動から終了までの稼働時間
  • シャットダウンの理由
  • シャットダウンコード
Windows 10でPCの起動・シャットダウン履歴を確認する2つの方法

「シャットダウンの理由」は主にWindows Server向けの項目で、サーバーを終了する際に理由の入力を求められる運用に関連しています。クライアントPCでは空白になっていることが多いでしょう。

リモートPCの履歴を確認する方法

TurnedOnTimesViewの優れた点は、ネットワーク上の別のPC(リモートコンピューター)の履歴も確認できることです。手順は以下の通りです。

1. メニューの「オプション」→「詳細オプション」を開きます。
2. データソースとして「リモート コンピューター」を選択します。
3. 「コンピューター名」欄に対象PCのIPアドレスまたはコンピューター名を入力し、「OK」をクリックします。

これで、リモート側のPCの起動・シャットダウン履歴が一覧に表示されます。

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どちらの方法を選ぶべきか?

イベントビューアーは詳細な分析に向いていますが、操作に少し慣れが必要です。一方、TurnedOnTimesViewはシンプルなインターフェースで必要な情報だけをすぐに確認できるため、手軽さ重視ならこちらがおすすめです。管理者として詳細な監査を行いたいならイベントビューアー、日常的にさっと確認したいならTurnedOnTimesView、という使い分けが現実的でしょう。

あなたはどんな目的でPCの起動・シャットダウン履歴をチェックしていますか? ぜひコメントで使い分けの工夫を聞かせてください。

なお、「誰かが勝手に自分のPCを使っているのではないか?」と不安に感じている方は、離席中にPCへログオンしたユーザーを特定する方法も合わせてチェックしてみてください。今回紹介した起動・シャットダウン履歴の確認は、許可なくPCが使われた痕跡をつかむ手がかりにもなります。

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