起動時に実行され、高いCPUを消費するMakecab.exeの原因と対処法
Windowsの起動時にmakecab.exeプロセスが実行され、CPU使用率が異常に高くなり、システム全体の動作が遅くなることがあります。Process Monitor(プロセスモニター)で確認すると、makecab.exeが複数同時に起動しているケースも報告されています。そもそも、このmakecab.exeとはどのようなプロセスなのでしょうか。
makecab.exeは、CBS(Component-Based Servicing)ログファイルを圧縮するためのプログラムです。CBSログファイルは非常に巨大になることがあり、圧縮しないまま放置すればシステムのディスク容量を大幅に消費してしまいます。通常であれば、makecab.exeがログを圧縮するだけでCPUに大きな負荷がかかることはありません。しかし、何らかの不具合によって自分自身のインスタンスを数千個も生成してしまうことがあり、その結果としてシステムリソースが過剰に消費され、PCの動作が極端に遅くなってしまうのです。
起動時にmakecab.exeが実行され、CPU使用率が高くなる主な原因
起動時にmakecab.exeが突然実行され、大量のインスタンスを生成する最も一般的な原因は、Windows Updateの失敗です。また、ウイルスやマルウェアがファイルを改ざんしている可能性もあります。つまり、この問題の背景には「失敗したシステムアップデート」または「ウイルス・マルウェア感染」が考えられます。
以下の対処法を順番に試してみてください。
- エクスプローラーでログファイルを削除する
- 管理者権限のコマンドプロンプトでログファイルを削除する
- システム全体のウイルススキャンを実行する
- 怪しいプログラムをアンインストールする
- ディスククリーンアップを実行する
- SFCスキャンを実行する
1. エクスプローラーでログファイルを削除する
CBSログファイルは20GBにも達することがあります。削除すればディスク容量の節約にもつながります。これらのログは通常ほとんど役に立たないため、削除してもシステムに悪影響はありません。
エクスプローラーを開き、C:\Windows\Logs\CBSフォルダーへ移動します。
フォルダー内のCBSログファイルを削除してください。
圧縮すべきCBSログファイルがなくなるため、makecab.exeへの負荷が軽減されます。これで当面はプロセスが落ち着くはずです。
PCを再起動し、問題が解決したかどうかを確認しましょう。
2. 管理者権限のコマンドプロンプトでログファイルを削除する
Windowsの検索バーで「コマンドプロンプト」を検索し、右クリックして「管理者として実行」を選択します。
以下のコマンドを入力し、Enterキーを押して実行します。
del /f %windir%\logs\cbs\*.log
コマンドの実行後、システムを再起動してください。
これで高CPU使用率の問題は解決するはずですが、根本的な原因を取り除くために、以降の対処法も実施することをおすすめします。
3. システム全体のウイルススキャンを実行する
この問題の基本的な原因の一つはマルウェア感染です。一時的に症状が改善しても、必ずシステム全体のウイルススキャンを実行しましょう。信頼できるサードパーティ製のウイルス対策ソフトや、Windows Defenderを使用できます。
4. 怪しいプログラムをアンインストールする
フリーソフトが必ずしも安全とは限りません。フリーソフトのダウンロードを通じてマルウェアがインストールされることは珍しくありません。有料ソフトの中にもウイルスやマルウェアを持ち込むものがあります。信頼できない提供元からダウンロードしたソフトウェアは、すべて疑わしいものと考えるべきです。
該当する場合は、最近インストールしたフリーソフトや怪しいソフトウェアをアンインストールしてみてください。
Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押すと、「プログラムと機能」ウィンドウが開きます。
プログラムの一覧をインストール日順に並べ替えます。
最近インストールしたフリーソフトや疑わしいプログラムを右クリックしてアンインストールしてください。
5. ディスククリーンアップを実行する
ディスククリーンアップユーティリティを使うと、システム上の一時ファイルや不要なファイルを削除できます。
Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、「cleanmgr」と入力してEnterキーを押すと、ディスククリーンアップが起動します。
対象のドライブを選択してOKをクリックし、ディスクのクリーンアップを実行したら、システムを再起動します。
6. SFCスキャンを実行する
Windowsには、重要なシステムファイルを修復する機能が標準で搭載されています。SFC(System File Checker)スキャンはその一つで、Windows OS上の破損したシステムファイルを検出して修復するのに役立ちます。
これらの対処法に加えて、修正用の更新プログラムを見逃さないよう、Windowsを定期的に最新の状態に保つことも重要です。
makecab.exeを無効化できるのか?
makecab.exeはシステムにとって必要なプロセスであるため、直接無効化したり終了させたりしてはいけません。タスクマネージャーでタスクを強制終了しても、システムを再起動するまでCBSログファイルは元のサイズまで増え続けます。
本記事がお役に立てば幸いです!
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