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Windows 11/10でHP PCハードウェア診断(UEFI)を使ってPCの故障をチェックする方法

HP PC Hardware Diagnosticsは、HP製PC向けに提供されているUnified Extensible Firmware Interface(UEFI)ベースの無料診断ツールです。OSやアプリケーションを介さずにハードウェアそのものを直接テストすることで、障害の原因を切り分けられるのが大きな特徴です。筆者も最近、Windows 11/10搭載PCでブルースクリーンが発生した後、再起動時に「Boot Device Not Found(ブートデバイスが見つかりません)」というエラーが表示され、F2キーでシステム診断を起動できる画面を目にしました。本記事では、このツールの概要から実行方法、インストール手順まで詳しく解説します。

HP PCハードウェア診断UEFIとは

このツールはWindows OSの外側で動作するため、OSやソフトウェア起因の問題とハードウェア故障を明確に切り分けられます。主なチェック対象はメモリ(RAM)ハードドライブ(HDD/SSD)です。テストで問題が検出されると、24桁のFailure ID(障害識別コード)が表示されるので、それを控えてHPカスタマーサポートに連絡する流れになります。

HP PC Hardware Diagnosticsには大きく分けて2つのバージョンがあります。Windows版UEFI版です。Windowsが起動できない状況ではUEFI版を使用します。本記事ではUEFI版を中心に、動作方法とEFIパーティションまたはUSBメモリへのインストール手順を紹介します。

  • UEFIテストの実行方法
  • 高速テスト(Fast Test)と詳細テスト(Extensive Test)の違い
  • HP PC Hardware Diagnostics UEFIのインストール方法
  • Windows版HP PC Hardware Diagnosticsについて

HP PCハードウェア診断UEFIの起動方法

PCにUEFI診断ツールがプリインストールされている場合は、F2キーで起動できます。インストールされていない場合でも、USBメモリを作成すれば利用可能です。まずは、PCに組み込まれている状態での使い方から見ていきましょう。

まずPCの電源を完全に切ります(電源ボタンを5秒以上長押ししてシャットダウン)。その後、電源を入れ、UEFIメニューが開くまでF2キーを繰り返し押します。UEFIメニューには複数の診断ツールが表示されるので、目的の項目を選択し、画面の指示に従ってください。

メモリテストでもハードディスクテストでも、まず高速テスト(Fast Test)が実行され、短時間でハードウェアの異常を検出します。高速テストでエラーが見つからなかったのにPCに不具合がある場合は、より時間のかかる詳細テスト(Extensive Test)が自動的に実行されます。詳細テストは完了まで数時間かかることもあります。

高速テストと詳細テストの流れ

テスト中はコマンドプロンプト風の画面にプログレスバーと残り時間の目安が表示されます。ESCキーでいつでも中断できますが、中断はどうしても必要な場合だけにしましょう。

エラーが検出されなければ「Passed(合格)」と表示されます。エラーが見つかった場合は、自動的に詳細テストへ移行します。

ハードディスクのチェックも同様の手順です。実際の検証では、Smart Checkは合格したものの、Short DTS Checkが失敗するという結果になりました。

失敗した場合は、Failure ID(24桁のコード)、Product ID、対象ドライブ番号が表示されます。

これらの情報が表示されたら、HPカスタマーサポートの公式サイトにアクセスし、コードとProduct IDを入力して国を選択すれば、具体的なサポート対応に進めます。

HP PCハードウェア診断UEFIのインストール方法

UEFI診断ツールはUSBメモリから直接実行することも、PCのUEFI(EFI)パーティションにインストールすることもできます。Windowsにアクセスできない場合は、別のPCを使ってUSBメモリを作成し、それから対象PCをブートしてください。その際は事前にセキュアブート(Secure Boot)を無効化しておく必要がある点に注意しましょう。HPによると、このツールはプリインストールされていない任意のHP製PCでも使用できます。

また、このツールはハードウェアトラブルだけでなく、PCがロックされてしまった場合の復旧にも活用できます。

  • HP Hardware Diagnosticsの公式サイトにアクセスし、HP Diagnostics UEFIをダウンロードします。
  • ダウンロードしたフォルダ内のEXEファイルを実行します。
  • インストールウィザードの指示に従い、ライセンス契約に同意して「次へ」をクリックします。
  • インストール先を選択して「次へ」をクリックします。
    • テスト対象のPC本体にインストールする場合:Hard Drive上のUEFI Partitionを選択
    • USBメモリに作成する場合:USB Flash Driveを選択
  • 「Install」をクリックし、「Yes」を選択してHP_TOOLSパーティションを作成します。
  • インストールが完了するまで待ち、「Finish」をクリックしてウィザードを閉じます。

USBメモリから診断ツールを実行する手順

  • USBメモリを挿入してPCの電源を入れ、Escキーを繰り返し押してスタートアップメニューを表示します。
  • F2キーを押してSystem Diagnosticsを選択し、一覧から希望の言語を選びます。
  • HP PC Hardware Diagnosticsのホーム画面が開き、バージョン番号とUSB接続の状態が表示されます。
  • 以下のテストから目的のものを選んで実行できます。
    • 症状テスト(Symptom tests)
    • システムテスト(System tests)
    • コンポーネントテスト(Component tests)
  • さらに、テストログの確認(Test logs)、言語変更、終了(Exit)などの操作も可能です。

Windows版HP PC Hardware Diagnostics

PC自体は起動できるものの、オーディオ、ビデオ、その他の入力デバイスなどに不具合がある場合は、Windows版のインストールが便利です。Microsoft Storeからアプリとして入手することもできます。UEFI版と同様に、症状テスト・システムテスト・コンポーネントテストが用意されています。

HPは、ユーザーがハードウェアの問題を自己解決できるよう、多彩なツールを提供しています。多少の技術的知識が必要ですが、操作が難しいと感じたら、ワンクリック修正、ガイド付きトラブルシューティング、診断機能を備えたHP Support Assistantを活用するのもおすすめです。

テストに失敗したときの対処手順

コンポーネントのテストに失敗した場合は、以下の手順で進めましょう。

  1. 「Troubleshoot(トラブルシューティング)」をクリックします。
  2. 画面の指示に従って問題の解決を試みます。
  3. 問題が解決しない場合は、「Yes」を選択してHPカスタマーサポートへの連絡に進みます。
  4. 問い合わせ時にFailure ID(24桁のコード)Product IDを伝えます。
  5. 「NEXT」をクリックすると、HPカスタマーサポートのウェブサイトへ移動します。

本記事を参考に、必要なときにHP PCハードウェア診断UEFIを実行したり、あらかじめインストールしておいたりして、PCのハードウェアトラブルに備えてください。

ヒント:ドライバーやファームウェアの更新には、HP Support Assistantを利用すると便利です。

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