NetshコマンドでWindowsファイアウォールを管理する方法【初心者向け基本ガイド】
Netsh(Network Shell)は、IT管理者がWindows 10上のさまざまなネットワーク関連機能を構成・確認するためのコマンドラインユーティリティです。このツールはWindowsファイアウォールの管理にも利用でき、GUIではなくコマンドラインから手軽に操作したい場合に、知っておくと非常に役立ちます。
NetshコマンドでWindowsファイアウォールを管理する
Windowsファイアウォールの設定画面は、設定アプリの奥深くに配置されており、目的の項目にたどり着くまでに何度もクリックが必要です。右クリックメニューやワンステップでの操作手段も用意されていないため、同じ操作を頻繁に繰り返す場合には非効率です。そこで便利なのがコマンドの活用です。必要なコマンドをBATファイルに保存しておけば、管理者権限で実行するだけで素早く処理を完了できます。

かつてはnetsh firewallコマンドが使用されていましたが、現在ではnetsh advfirewallに置き換えられており、旧コマンドは廃止予定となっています。今後はadvfirewallコンテキストを使用しましょう。
advfirewallで利用できる主なオプション一覧:
- consec –
netsh advfirewall consecコンテキストに切り替えます。 - dump – 構成スクリプトを表示します。
- export – 現在のポリシーをファイルにエクスポートします。
- firewall –
netsh advfirewall firewallコンテキストに切り替えます。- add – 新しい受信または送信のファイアウォール規則を追加します。
- delete – 条件に一致するすべてのファイアウォール規則を削除します。
- dump – 構成スクリプトを表示します。
- set – 既存の規則のプロパティに新しい値を設定します。
- show – 指定したファイアウォール規則を表示します。
- help – コマンドの一覧を表示します。
- import – ポリシーファイルを現在のポリシーストアにインポートします。
- mainmode –
netsh advfirewall mainmodeコンテキストに切り替えます。 - monitor –
netsh advfirewall monitorコンテキストに切り替えます。 - reset – ポリシーを出荷時の既定状態にリセットします。
- set – プロファイルごとの設定またはグローバル設定を行います。
- show – プロファイルまたはグローバルのプロパティを表示します。
ファイアウォールコマンドの実行例
ここでは、ポートの開放やプログラムの許可など、実際によく使われるコマンドの例を紹介します。
ポートを開放する
netsh advfirewall firewall add rule name= "Open Port 80" dir=in action=allow protocol=TCP localport=80
許可済みのプログラムやポートの規則を削除する
netsh advfirewall firewall delete rule name= rule name program="C:\MyApp\MyApp.exe"
netsh advfirewall firewall delete rule name= rule name protocol=udp localport=500
特定のサービスを有効にする
netsh advfirewall firewall set rule group="File and Printer Sharing" new enable=Yes
netsh advfirewall firewall set rule group="remote desktop" new enable=Yes
Windowsファイアウォールを有効にする
netsh advfirewall set currentprofile state on
ポリシーを既定値に戻す
netsh advfirewall reset
Netshユーティリティでできる操作はまだまだ多くあります。すべてを本記事で網羅するのは範囲を超えるため、さらに詳しく知りたい方はMicrosoftの公式ドキュメントを参照することをおすすめします。
あわせて読みたい:WindowsファイアウォールでPing(ICMPエコー要求)を許可する方法

-
Xbox Kinect を Windows 10 のウェブカメラとして活用する方法
PC用のウェブカメラをお探しの方に朗報です。お手持ちのXbox Kinectを、Windows 10のウェブカメラとして活用できます。Kinectをウェブカメラ化すれば、Microsoft Teams、Skype、Zoomなどのビデオ通話アプリでそのまま使用可能です。さらに便利なのが、Windows Helloのサインイン手段としての活用です。PINコードやパスワードを入力する手間がなくなり、顔認証によって素早くログインできるようになります。Kinectをウェブカメラとして使う前に知っておきたいことマイクロソフトは2017年にKinectの生産を終了しており、Xbox Series X|Sの後
-
Windowsのスタートアップフォルダとは?場所・追加方法・無効化の手順を徹底解説
Windowsのスタートアップフォルダを活用すれば、PC起動時に自動で立ち上げたいアプリケーションを自由にコントロールできます。パソコンを起動するたびに、いつも同じアプリを手動で開いていませんか?スタートアップフォルダを使えば、起動後に一つひとつアプリを立ち上げる手間から解放されます。 この記事では、Windowsのスタートアップフォルダの場所、仕組み、そして登録すべきアプリ・避けるべきアプリについて詳しく解説します。 Windowsのスタートアップフォルダはどこにある? スタートアップフォルダに配置したアプリケーションは、PCの電源を入れた瞬間に自動的に起動します。これはコンピュータ上の特別