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Windows 11/10を高速化する方法|起動・動作・シャットダウンを快適にする徹底ガイド

本記事では、Windows 11/10を高速化するための実践的なテクニックをご紹介します。これらの方法を活用すれば、PCの起動時間の短縮はもちろん、動作の軽量化やシャットダウンの高速化も実現でき、Windows 11/10のパフォーマンスを大幅に向上させることができます。動作が重くなったPCを改善し、ゲームや日常用途でも快適に使えるようにしましょう。

Windows 11/10を高速化するために

まず最初にお伝えしたいのは、通常のユーザーであれば、以下で紹介する前半の基本的なポイントだけで十分にWindowsをチューンアップできるということです。後半の項目は、さらなる性能向上を目指す上級者向けの内容となっています。

作業を始める前に、必ずシステムの復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。また、一度に多くの変更を行わず、少しずつ進めることも大切です。さらに、各チューニングがお使いのWindowsのバージョンに対応しているかどうかも必ず確認してください。

Windows 11/10の動作を高速化する8つの基本テクニック

手動で設定を変更することもできますが、「Ultimate Windows Tweaker」のようなフリーソフトウェアを活用すると、より簡単に作業を進められます。以下の8つの方法で、Windows 11/10の速度を改善できます。

  1. スタートアッププログラムを制限する
  2. プリインストールされた不要なソフト(Crapware)を削除する
  3. 高速スタートアップを有効にする
  4. 視覚効果を減らす
  5. ジャンクファイルの削除とレジストリのクリーンアップを行う
  6. 高パフォーマンス電源プランを使用する
  7. 定期的にPCを再起動する
  8. SSDを使用する

1. スタートアッププログラムを制限する

使用しないプログラムが起動時に立ち上がる必要はありません。必要になったときにアイコンから手動で起動すれば十分です。筆者の場合、ウイルス対策ソフト以外のスタートアップは一切登録していません。Windowsの起動時に毎回立ち上げる必要があるものだけを選びましょう。

Windows 8/7では「MSConfig」、Windows 10以降では「タスクマネージャー」を使ってスタートアッププログラムを管理できます。スタートアップの遅延設定や読み込み順序の制御も可能です。

2. プリインストールされた不要なソフトを削除する

新しいWindows PCには、あらかじめ不要なソフトウェア(いわゆるCrapware)が多数インストールされていることがあります。これらこそがPCの動作を重くする原因になりがちなので、思い切ってアンインストールしましょう。

3. 高速スタートアップを有効にする

Windows 10/8.1では「高速スタートアップ」機能を利用できます。「コントロールパネル」→「電源オプション」→「電源ボタンの動作の選択」→「シャットダウン設定」から設定できます。

4. 視覚効果を減らす

コントロールパネルで「視覚効果」を検索し、「パフォーマンス オプション」から「パフォーマンスを優先する」を選択するか、各項目を手動でオン/オフします。これにより装飾的なエフェクトが削減され、動作が軽くなります。

ただし、「画面のフォントの縁を滑らかにする」はオフにせず「カスタム」設定にして残しておくとよいでしょう。すべて無効化すると画面が味気なくなり、かえって見づらくなることもあります。自分の使いやすさとのバランスを見ながら賢く選択してください。

5. ジャンクファイルの削除とレジストリのクリーンアップ

ジャンクファイルや一時ファイルの削除は、直接的な速度向上というよりは、健全なメンテナンスの一環と考えるとよいでしょう。標準搭載の「ディスククリーンアップ」やフリーソフトの「CCleaner」などが利用できます。

レジストリクリーナーの使用については賛否がありますが、筆者は月1回程度、残存するレジストリキーの除去に使用しています。定期的なレジストリの圧縮も効果的です。

6. 高パフォーマンス電源プランを使用する

既定の「省電力」プランでは、CPUの性能が50%に制限されます。「コントロールパネル」→「電源オプション」を開き、「高パフォーマンス」プランに変更してCPUの能力を最大限に引き出しましょう。

7. 定期的にPCを再起動する

シンプルですが効果的な習慣です。特に使用頻度が高い場合は、週に1回以上はPCを再起動しましょう。再起動によってメモリがクリアされ、暴走したプロセスやサービスが確実に終了されます。

8. SSDを使用する

可能であればSSDへの換装を強くおすすめします。Windows 10の起動・動作・シャットダウンが劇的に速くなることは間違いありません。

上級者向け:さらなる高速化テクニック

ここまでの対策で十分な効果が得られるはずですが、チューニング好きの方は以下の上級テクニックにも挑戦してみてください。お使いのWindowsバージョンに該当するものだけを実行してください。

ドライブのデフラグメンテーション

ドライブは定期的にデフラグしましょう。とはいえ現在のWindowsには自動デフラグ機能が備わっており、システムがアイドル状態のときにバックグラウンドで最適化してくれるため、手動での実行はほぼ不要です。それでも第三者の無料デフラグソフトを使いたい方は検討してみてください。

ハードディスクのエラーチェック

Windows標準の「CHKDSK(Check Disk)」ツールでハードディスクのエラーをチェックするのは良い習慣です。Windows 10/8ではCHKDSKが再設計され、自動メンテナンス中にファイルシステムエラーや不良セクターなどを定期的に確認してくれるため、手動での実行は原則不要になりました。

システムの起動オプションを変更する

「システムのプロパティ」からOS選択画面の表示時間を短縮することで、起動時間を最大10秒ほど削減できる場合があります。

プロセッサのスケジュール設定

PCの主な用途に応じてプロセッサのスケジュールを設定し、「プログラム」優先または「バックグラウンド サービス」優先のどちらか最適な方を選択することで、パフォーマンスを最大化できます。

パフォーマンス情報とツールを活用する

標準搭載の「パフォーマンス情報とツール」を使えば、起動・シャットダウン・休止状態を遅らせているプログラムやドライバーを特定できます。

Windowsブートパフォーマンス診断

内蔵の「Windowsブートパフォーマンス診断」を使用すると、起動に関する問題を検出し、その根本原因を特定する手がかりを得られます。

Windowsサービスの無効化または遅延読み込み

Windowsには130以上のサービスがインストールされています。確実に不要だと分かるサービスは無効化しましょう。たとえばスタンドアロン環境のPCなら、無効化または手動モードに切り替えられるサービスがいくつもあります。サービスの自動起動・終了には時間とリソースがかかるため、これを削減できるのです。

検討すべき代表的な例を挙げます。

  • プリンターを使わない場合:「Print Spooler」サービスを無効化
  • タブレットPCでない場合:「Tablet PC Input」サービスを無効化
  • カメラやスキャナーを接続しない場合:「Windows Image Acquisition」サービスを無効化

なお、使用していなくても「ReadyBoost」サービスは無効化しないことをおすすめします。このサービスを停止すると、かえって起動時間が遅くなることがあります。

検索インデックスの無効化

検索機能をあまり使わないのであれば、検索インデックス作成を無効化するのも一つの手です。「コントロールパネル」→「インデックスのオプション」でインデックス対象を外すことに加え、ドライブのプロパティで「このドライブのコンテンツにインデックスを付ける」のチェックを外し、さらに「services.msc」で「Windows Search」サービスを無効化・停止すると完全にオフになります。

ただし、検索インデックスはコンピューターがアイドル状態のときにしか動作しないため、Windows 10/8/7の強力な機能として残しておいても問題ありません。

TMM(Transient Multimon Manager)の無効化

TMMは外部ディスプレイの接続・切断時の操作性を向上させるための機能ですが、Windows起動時に2〜3秒の黒画面による遅延が発生することがあります。外部モニターを使用しないのであれば、安全に無効化できます。

無効化するには、「タスクスケジューラ」→「タスク スケジューラ ライブラリ」→「Microsoft」→「Windows」→「MobilePC」と展開し、「TMM」タスクを右クリックして「無効」を選択します。

ブートデフラグメンテーションの有効化

起動時に使用されるファイルがまとめて配置されるよう、ブートデフラグが有効になっているか確認しましょう。レジストリエディターで以下のキーを開きます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Dfrg\BootOptimizeFunction

右側の「Enable」を右クリックして「修正」を選択し、値を「Y」(有効)または「N」(無効)に変更して再起動します。

シャットダウン時のページファイル消去を無効化する

セキュリティ目的でシャットダウンごとにページファイルを消去する設定にしている場合、データをゼロで上書きするため時間がかかります。この設定を変更するには、レジストリエディターで以下のキーを開きます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management

以下の値を作成(または既存の値を変更)します。

  • データ型:REG_DWORD
  • 値の名前:ClearPageFileAtShutdown
  • 値のデータ:0 = 消去無効 / 1 = 消去有効

設定後にレジストリエディターを閉じて再起動します。

その他の miscellaneous な高速化ヒント

Prefetchフォルダについて

「Prefetch」フォルダを空にすることを推奨する意見もよく見られますが、Windowsはこのフォルダを利用してアプリケーションの起動を高速化しています。Prefetchは放置しておくのがベストです。Windowsは128件を超えると自動的に使用頻度の低いファイルから削除してくれます。

BIOS設定の見直し

起動中にDelキーを押してBIOS設定に入り、「フロッピードライブのシーク」などの不要なオプションを無効化すると、数秒の短縮につながります。ただし、Quick PostやBoot Delayの解除などの高度なBIOSハックは避けたほうが無難です。

ブート順序の変更

BIOSの起動順序が「フロッピー→CD→ハードディスク」になっている場合は、「ハードディスク」を先頭に変更することで、わずかながら起動時間を短縮できます。

起動・終了時のサウンドを無効化する

「コントロールパネル」→「サウンド」→「サウンド」タブで、Windowsの起動・シャットダウン・ログオン・ログオフ音を「なし」に設定しましょう。

スクリーンセーバーを無効化する

必要なければスクリーンセーバーをオフにします。デスクトップを右クリック→「個人設定」→「スクリーンセーバー」→「なし」→「OK」。

フォントの整理

フォントの読み込みには時間がかかるため、不要なフォントを削除するとリソースを節約できます。ただし、システムフォントを削除するとトラブルの原因になるため、慎重に判断してください。

シャットダウン時間を短縮する(WaitToKillServiceTimeout)

レジストリエディターで以下のキーを開きます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control

「WaitToKillServiceTimeout」の既定値(20000ミリ秒)を「5000」などの小さな値に変更すると、シャットダウンが速くなります。ただし、データ損失やディスク破損のリスクもあるため、慎重に使用してください。なお、3桁の数値は認識されません。

不要なWindows機能をアンインストールする

使用していない標準搭載機能(ゲーム、Faxなど)は、「コントロールパネル」→「プログラム」→「Windowsの機能の有効化または無効化」からオフにできます。ただし注意が必要です。たとえば「タブレット PC コンポーネント」を無効にすると、切り取りツールも使えなくなります。

Aeroについて

Windows 7でAeroを無効化しても、実際のパフォーマンス向上効果はほとんどありません。

OOBEとSuperFetchについて

Windowsインストール直後は「OOBE(Out Of Box Experience)」の影響で起動やシャットダウンに時間がかかることがありますが、数回の再起動で解消されます。また、インストールから数週間経つと、ユーザーの使用頻度の高いプログラムを学習してメモリに事前読み込みするSuperFetch機能により、PC全体が少し速く感じられるようになるはずです。

MicrosoftのFix Itソリューション

Microsoftは動作の遅いWindows PC向けの自動診断・修復ツールを公開しています。省電力設定、複数のウイルス対策ソフトの同時稼働、過剰なスタートアッププログラム、多重ログオンなどを自動的に検出して修正します。

ゲスト寄稿者からの追加テクニック

8.3形式ファイル名の作成を無効化する

NTFSファイルシステムは、長いファイル名に対して互換性のための短いファイル名(8.3形式)を自動生成しますが、これは古い16ビットアプリケーションのためのものであり、Microsoft自身もファイルシステムのパフォーマンス低下を認めています。

無効化するには、レジストリエディターで「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem」を開き、「NtfsDisable8dot3NameCreation」のDWORD値を1に設定します。既存ファイルにも適用する場合は、コマンドプロンプトで「fsutil.exe behavior set disable8dot3 1」を実行します。

SATAディスクの書き込みキャッシュを有効化する

デバイスマネージャーからディスクドライブのプロパティを開き、「ポリシー」タブで「書き込みキャッシュを有効にする」および「高度なパフォーマンスを有効にする」にチェックを入れると、SATAハードディスクのパフォーマンスをさらに引き出せます。

ただし、突然の停電時にキャッシュ内のデータが失われ、ファイル消失やシステム破損のリスクが生じます。UPS(無停電電源装置)を使用している環境であれば安全に有効化できます。

DNSサーバーの変更

多くの場合、ISP(プロバイダ)提供のDNSサーバーは応答が遅めです。「OpenDNS」などの高速DNSサーバーに変更すると、Web閲覧の体感速度が向上することがあります。試してみて違いを確認してみてください。

ページファイルの調整

ページファイルはハードディスク上の仮想メモリであり、RAMの容量にかかわらず常に使用されています。無効化はおすすめできませんが、RAMが3〜4GBある場合は実験的に試してもよいでしょう。

HDDが2台ある場合は、ページファイルをWindowsとは別のディスクに配置するとパフォーマンスが向上します。目安となる初期サイズと最大サイズは以下の通りです。

  • RAM 1GB:2048〜2048MB
  • RAM 2GB:1024〜1024MB
  • RAM 3〜4GB:512〜512MB(または実験として無効化)

重要なのは、初期サイズと最大サイズを揃えて固定サイズにすることです。これにより拡張処理による性能劣化を防げます。

エクスプローラーのパフォーマンス改善

エクスプローラーを開き、「整理」→「レイアウト」→「詳細ウィンドウ」のチェックを外しましょう。詳細ウィンドウはウィンドウの応答性を著しく低下させる原因となります。さらに「フォルダー オプション」→「表示」タブで、「フォルダーのヒントにファイルサイズ情報を表示する」「ポップアップ説明を表示する」のチェックも外しておくと快適です。

メニュー表示を高速化する

レジストリエディターで以下のキーを開きます。

HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop

「MenuShowDelay」の文字列値を「20」に変更します。もっと小さくすることもできますが、「20」程度が扱いやすい値です。

まとめ

Windows 11/10の高速化は、基本の8つのテクニックから始めて、必要に応じて上級者向けのチューニングへとステップアップするのがおすすめです。必ず復元ポイントを作成し、一度に大きな変更を加えず、慎重に作業を進めてください。快適なWindowsライフをお楽しみください。

  1. Windows 11/10でスクリーンセーバーを壁紙として実行する方法

    この記事では、Windows 11/10/8/7/Vistaにおいて、スクリーンセーバーを壁紙として実行する方法を解説します。スクリーンセーバーをバックグラウンドで動作させながら、通常どおり作業を続けることが可能です。実はこのテクニックは2008年にWinVistaClubで公開された古い記事が元になっており、今回The Windows Club向けに内容を更新して移転したものです。実用性はそこまで高くないかもしれませんが、確かに実行できるテクニックであり、筆者のWindows 11環境でも正常に動作することを確認済みです。 なお、Windows Vista Ultimateには「DreamS

  2. Windows 11/10でRAMの容量・速度・種類を確認する方法

    Windows 11/10のノートPCやデスクトップPCで、RAM(メモリ)の容量・速度・種類を確認する方法を知っておくと、パソコンのトラブルシューティングを行う際に非常に役立ちます。例えば、グラフィック処理が重いゲームやソフトウェアをインストールしようとしている場面を想像してみてください。このとき、自分のRAMがどれほどの容量で、どんな種類なのかを把握していれば、システムリソースが足りるかどうかをすぐに判断できます。 また、デバイスのアップグレードを検討しているときにも、こうした情報は欠かせません。どのブランドのメモリを選ぶべきか、パフォーマンス向上に役立つユーティリティは何かなどを決める判