Windows
 Computer >> コンピューター >  >> システム >> Windows

【Windows 10】「このワークステーションとプライマリドメイン間の信頼関係に失敗しました」エラーの解決方法

ドメイン環境でWindows 10のコンピューターにログオンしようとした際、「このワークステーションとプライマリドメイン間の信頼関係に失敗しました(The trust relationship between this workstation and the primary domain failed)」というエラーメッセージが表示されることがあります。この記事では、この問題を解決するための最適な方法を詳しくご紹介します。

【Windows 10】「このワークステーションとプライマリドメイン間の信頼関係に失敗しました」エラーの解決方法

エラーの原因は「パスワードの不一致」

このエラーは「パスワードの不一致」が原因で発生します。Active Directory環境では、各コンピューターアカウントにも内部パスワードが設定されています。メンバーサーバー側に保存されているコンピューターアカウントのパスワードと、ドメインコントローラー側に保存されているパスワードのコピーが同期しなくなると、両者の信頼関係が破損し、このエラーが発生します。

4つの解決方法

この問題に直面した場合は、以下の推奨ソリューションを順不同で試して、問題が解決するかどうかを確認してください。

  1. コンピューターをドメインに再接続する
  2. 信頼関係を再確立する
  3. ドメインコントローラーを資格情報マネージャーに追加する
  4. コンピューターアカウントをリセットする

それでは、それぞれの解決方法の具体的な手順を見ていきましょう。

1. コンピューターをドメインに再接続する

Microsoftが推奨しているこの方法では、ログオンできなくなったコンピューターをドメインに再接続します。

以下の手順で操作してください。

  • ローカル管理者アカウントでクライアントコンピューターにログオンします。
  • PC(このPC)を右クリックし、プロパティを選択します。
  • 左ペインのシステムの詳細設定を選択して、システムのプロパティウィンドウを開きます。
  • コンピューター名タブをクリックします。
  • 変更ボタンをクリックします。
  • コンピューター名/ドメイン名の変更ウィンドウで、「所属するグループ」の下にあるワークグループを選択し、任意のワークグループ名を入力します。
  • OKをクリックして確定します。
  • このコンピューターをドメインから削除する権限を持つアカウントの名前とパスワードを入力します。
  • OKをクリックし、指示に従ってコンピューターを再起動します。
  • 次に、ローカル管理者アカウントで再度ログオンし、コンピューター名/ドメイン名の変更ウィンドウをもう一度開きます。
  • 今度は「所属するグループ」セクションでドメインを選択します。
  • ドメイン名を入力します。
  • OKをクリックします。
  • ドメイン管理者アカウントのユーザー名とパスワードを入力します。
  • OKをクリックして確定します。
  • コンピューターを再起動します。

再起動後、ドメインユーザーアカウントで正常にログオンできるようになります。

2. 信頼関係を再確立する

この方法では、ドメインコントローラーとクライアント間の信頼関係を再確立することで、この問題を解決します。手順は以下の通りです。

  • Windowsキー + Xを押して、パワーユーザーメニューを開きます。
  • キーボードのAを押して、PowerShellを管理者(昇格)モードで起動します。
  • PowerShellコンソールで、以下のコマンドを入力またはコピー&ペーストして、Enterキーを押します。
$credential = Get-Credential
  • Windows PowerShell 資格情報の要求というポップアップダイアログに、ドメイン管理者アカウントのユーザー名とパスワードを入力します。
  • OKをクリックします。
  • 次に、以下のコマンドをPowerShellウィンドウに入力またはコピー&ペーストして、Enterキーを押します。
Reset-ComputerMachinePassword -Credential $credential
  • コマンドの実行が完了したら、PowerShellを終了します。
  • コンピューターを再起動します。

その後、ドメインユーザーアカウントでデバイスにログオンし、問題が解決したかどうかを確認してください。

3. ドメインコントローラーを資格情報マネージャーに追加する

この方法では、ドメインコントローラーを資格情報マネージャーに登録します。

以下の手順で操作してください。

  • Windowsキー + Rを押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
  • ダイアログボックスに「control」と入力してEnterキーを押し、コントロールパネルを開きます。
  • ユーザーアカウント > 資格情報マネージャーに移動します。
  • Windows 資格情報を選択します。
  • Windows 資格情報の追加をクリックします。
  • ダイアログウィンドウに、対象のネットワーク上の場所(ドメインコントローラー)のアドレスと資格情報を入力します。
  • OKボタンをクリックして変更を保存します。
  • コンピューターを再起動します。

これで、ドメイン環境のコンピューターに問題なくログオンできるようになります。

4. コンピューターアカウントをリセットする

この方法では、エラーが発生しているコンピューターのアカウントをリセットします。

以下の手順で操作してください。

  • Windowsキー + Rを押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
  • ダイアログボックスに「dsa.msc」と入力してEnterキーを押し、「Active Directory ユーザーとコンピューター」コンソールを開きます。
  • ドメイン名をダブルクリックして展開します。
  • Computers(コンピューター)を選択します。
  • 右ペインで、ドメインへの接続に失敗したコンピューターアカウントを右クリックします。
  • アカウントのリセットを選択します。
  • はいをクリックして操作を確定します。
  • コンピューターを再起動します。

この記事が、ドメイン環境でのログオンエラーの解決にお役に立てば幸いです。

  1. サイバースクワッティングとタイポスクワッティングの違いとは?知っておきたい危険性と対策

    近年、Webサイトの開設に欠かせないドメイン名(URL)の需要は急速に高まっています。ビジネス用途、コンテンツ発信、ブログ運営など、目的はさまざまですが、ドメイン名はもはやビジネス戦略の一部となっています。検索結果で上位に表示されやすい覚えやすいドメイン名ほど価値が高く、転売価格も上がる傾向があります。しかし、こうした需要の高まりに目をつけ、インターネット上で人々から金銭を巻き上げようとする悪意ある者たちが現れました。 ここでは、ドメイン取得者を標的とする「サイバースクワッティング」と「タイポスクワッティング」の仕組みと、それぞれの違いについて詳しく解説します。 サイバースクワッティングとは?

  2. モデムとルーターの違いとは?役割・仕組み・メリットを徹底解説

    インターネットに接続したり、自宅でネットワーク環境を構築したりする際、「モデム」と「ルーター」の違いを正しく理解しておくことは非常に重要です。「どちらも同じような機器では?」と思われがちですが、実は両者はまったく別の役割を担っており、動作の仕組みも異なります。 この記事では、モデムとルーターの基本的な違いはもちろん、それぞれの仕組み、種類、メリット・デメリットまで、比較表を交えながらわかりやすく解説します。 結論から先に言うと、モデムはインターネット回線への接続を担当し、ルーターは接続した機器へWi-Fiなどを通じてネットワークを分配する役割を果たします。 モデムとルーターの違いを一覧で比較