「ファイルがCOMサロゲートで開かれているため、操作を完了できません」エラーの解決方法
Windowsパソコンで、ファイルがどこでも開いていないはずなのに名前を変更できないという状況に遭遇することがあります。名前を変更しようとすると、「ファイルが使用中です。COMサロゲートで開かれているため、操作を完了できません」というエラーが表示されることがあります。
エラーメッセージでは、ファイルを閉じてから再試行するよう提案されます。それで解決できれば問題ありませんが、改善しない場合は、以下の対処法を試してみてください。なお、作業を始める前に、マルウェア感染がこのエラーの原因になっている可能性もあるため、まずウイルス対策ソフトでパソコン全体をスキャンしておきましょう。
COMサロゲートで開かれているため操作を完了できないエラーとは
dllhost.exeプロセスはCOMサロゲート(COM Surrogate)という名前で知られています。この名称自体はかなり汎用的なものですが、実際には1つ以上のOSサービスをホストする役割を担っています。COMサロゲートがコードを正しく処理できない場合に、このエラーが発生することがあります。
このエラーを解決するには、以下の6つの方法を順番に試してみてください。
- タスクマネージャーを確認する
- パソコンを再起動して再試行する
- クリーンブートを実行する
- 最近インストールしたサードパーティ製プログラムを削除する
- ハードウェアアクセラレーションを無効にする
- データ実行防止(DEP)を無効にする
それぞれの手順について、詳しく見ていきましょう。
1. タスクマネージャーを確認する
アプリケーションがタスクバーに表示されていなくても、バックグラウンドで実行され続けているケースがあります。この可能性を排除するために、タスクマネージャーを開き、実行中のプログラム一覧を確認してください。対象のプログラムが一覧に表示されている場合は、右クリックして「タスクの終了」を選択し、アプリを完全に閉じましょう。
さらに、次の方法も有効です。タスクマネージャーを開き、「詳細」タブでdllhost.exeプロセスを探して右クリックし、「タスクの終了」を選択します。その後、目的の操作が実行できるかどうかを確認してください。
2. パソコンを再起動して再試行する
シンプルな方法ですが効果的です。Windowsパソコンを一度再起動し、その後もう一度ファイルに対して目的の操作を実行してみてください。一時的なシステムの不具合は、再起動だけで解消されることが少なくありません。
3. クリーンブートを実行する
パソコンをクリーンブート状態で起動し、問題を手動で切り分けます。この方法では、原因となっているプロセスを自分で特定する必要があります。クリーンブートによるトラブルシューティングは、常駐ソフトやサービスの干渉など、パフォーマンス問題の原因を絞り込むために設計された手法です。
4. 最近インストールしたサードパーティ製プログラムを削除する
一部のサードパーティ製アプリケーションがシステムと干渉し、この問題を引き起こすことがあります。以前は正常に動作していたのに、最近インストールしたアプリの後に問題が発生するようになった場合は、そのプログラムをアンインストールし、その後問題が解消されるかどうかを確認してください。
5. ハードウェアアクセラレーションを無効にする
ハードウェアアクセラレーションとは、ソフトウェアのみで処理するよりも高速に特定のタスクを実行するために、GPUなどのハードウェアを活用する仕組みです。ハードウェアグラフィックアクセラレーションを無効に設定し、エラーが解決するかどうかを確認してみてください。
6. データ実行防止(DEP)を無効にする
データ実行防止(DEP)は、コンピュータへの損害を防ぐためのセキュリティ機能です。プログラムがメモリ上の不正な領域からコードを実行しようとすると、DEPはそのプログラムを強制終了させます。問題のプログラムだけDEPをオフにするか、DEPを全体的に無効化して効果があるか確認してください。ただし、DEPを全体的に無効にするとパソコンのセキュリティが低下する点には十分注意が必要です。
どの方法でも解決しなかった場合は、加えた変更を必ず元に戻すようにしましょう。
「COMサロゲートで開かれている」問題を修正するには?
Windows 11/10で「COMサロゲートで開かれているため、操作を完了できません」という問題を修正するには、タスクマネージャーを使ってdllhost.exeプロセスを終了させるのが基本です。それ以外にも、パソコンを再起動して問題が解決するか確認する方法があります。また、サードパーティ製ソフトウェアが原因となっているケースもあります。その場合は、最近インストールしたソフトがないかを確認し、心当たりがあればアンインストールすることで問題を解決できる可能性があります。
ファイルがCOMサロゲートで開かれているとはどういう意味?
Windows 11/10でファイルの名前変更やコピーを行う際に「COMサロゲートで開かれているため、操作を完了できません」というエラーが表示される場合、dllhost.exeサービスが本来のように応答していないことを意味します。つまり、COMサロゲートサービスが、特定のタスクを実行するために必要なコードをコンピュータ上で処理できていない状態だと言えます。
この記事がお役に立てば幸いです!
関連記事:
- 「COM Surrogateは動作を停止しました」エラーの対処法
- Windowsでプログラムが応答しなくなったときの解決策
- 「ファイルが別のプログラムで開かれているため、操作を完了できません」エラーの直し方
-
Windows UIとは別のプロセスでエクスプローラーウィンドウを開く方法
エクスプローラー(File Explorer、旧称はWindows Explorer、実行ファイル名は「explorer.exe」)は、Windowsの中でも最も使用頻度の高いコンポーネントのひとつです。この実行ファイルには、大きく分けて2つの役割があります。1つはタスクバーなど中核的なUI要素を描画すること、もう1つは多くのPCユーザーが思い浮かべるグラフィカルなファイル管理画面を提供することです。単一プロセスが抱える問題点デフォルト設定では、これら2つの役割はすべて単一の「explorer.exe」プロセスによって処理されています。そのため、どちらか一方に不具合が発生すると、エクスプローラ
-
エラー0x80070052「ディレクトリまたはファイルを作成できません」の原因と対処法
エラー0x80070052は、フラッシュドライブや外付けHDDなど、リムーバブルメディアへファイルをコピーしようとした際に発生することがあります。このエラーには「ディレクトリまたはファイルを作成できません」というメッセージが表示されます。 実際に、あるユーザーからは以下のような相談がありました。 PCから外付けハードドライブに、ドキュメントや動画、音声ファイルをコピー&ペーストしようとしたのですが、毎回「エラー0x80070052:ディレクトリまたはファイルを作成できません」と表示されてしまいます。どうすれば解決できますか? 0x80070052エラーが発生する主な原因 コピーしたいファイル