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Windows Sandboxをインストールできない「ファームウェアで仮想化サポートが無効」エラーの解決方法

Windows 11/10 の Pro エディションや Enterprise エディションで Windows Sandbox(Windows サンドボックス)を有効化しようとした際、「Windows Sandbox をインストールできません。ファームウェアで仮想化サポートが無効になっています」というエラーメッセージが表示され、コントロールパネル上の Windows Sandbox の項目がグレーアウトして選択できなくなることがあります。この記事では、この問題の原因と具体的な解決手順をわかりやすく解説します。

エラーの原因:ファームウェアレベルで仮想化が無効になっている

Windows Sandbox は、いわば「Windows の中にもうひとつの Windows」を動かせる安全な隔離環境です。信頼性の不明なアプリケーションを実行・テストする際に、物理マシンへ影響を与えることなく検証できる便利な機能です。サンドボックス内で実行したアプリケーションは、Sandbox を閉じると同時に完全に消去されるため、安全な検証環境として活用できます。

ただし、Windows Sandbox を利用するには CPU の仮想化機能(ハードウェア仮想化)が必須です。BIOS や UEFI ファームウェアのレベルで仮想化が無効になっている場合、Windows 側の設定から有効化しても機能しません。これが本エラーの主な原因です。

仮想化サポートの状態を確認する方法(msinfo32)

まずは、お使いの PC が仮想化に対応しているか、現在どのような状態になっているかを確認しましょう。標準搭載の「システム情報」ツールを使えば簡単にチェックできます。

  1. Win + R キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
  2. 「msinfo32」と入力して Enter キーを押す
  3. システム情報画面の下部にある「Hyper-V」関連の項目を確認する

ここで他の Hyper-V 関連項目がすべて「はい」なのに、「ファームウェアで仮想化が有効になっています」だけが「いいえ」と表示されている場合は、ハードウェア(BIOS/UEFI)レベルで仮想化を有効にするだけで問題は解決します。

BIOS/UEFI で Intel VT-x / AMD-V を有効にする手順

Intel 製 CPU なら「Intel VT-x」、AMD 製 CPU なら「AMD-V(SVM モード)」と呼ばれるハードウェア仮想化機能を、BIOS または UEFI ファームウェアでオンにします。以下の手順に従ってください。

1. BIOS/UEFI 設定画面を開く

PC のメーカーや機種によって異なりますが、一般的には電源投入直後に F2 キーまたは Delete(Del) キーを押し続けることで BIOS 画面に入れます。

キー操作で入れない場合は、Windows の回復環境からアクセスする方法もあります。

  1. [設定] > [更新とセキュリティ] > [回復] を開く
  2. [今すぐ再起動する] をクリック
  3. [トラブルシューティング] > [詳細オプション] > [UEFI ファームウェアの設定] を選択
  4. [再起動] をクリックすると、再起動後に BIOS/UEFI 画面が表示される

2. 仮想化の設定項目を見つけて有効化する

BIOS 内では、仮想化の項目は「Virtualization」「Intel Virtualization Technology」「VT-x」「SVM Mode」などの名称で表示されます。メニュー構成はメーカーによって異なりますが、以下のような場所を確認してみてください。

  • Advanced(詳細設定)メニュー内の CPU Configuration(CPU 構成)
  • Chipset(チップセット)または Advanced Chipset Configuration
  • Processor(プロセッサー)関連のサブメニュー

該当する項目を見つけたら、キーボード操作で「Enabled(有効)」に変更します。変更後は必ず Save and Exit(保存して終了) を選択して設定を保存してください。

3. Windows Sandbox をインストールする

PC を再起動したら、再度コントロールパネルから「Windows の機能の有効化または無効化」を開きます。今度は Windows Sandbox のチェックボックスがグレーアウトせずに選択できるようになっているはずです。チェックを入れて [OK] をクリックすれば、インストールが完了します。

これでもエラーが解決しない場合は、CPU 自体が仮想化に対応していない古いモデルである可能性もあります。その場合は、使用している CPU の仕様を公式サイトで確認することをおすすめします。

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