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Windowsのdesktop.iniファイルとは?フォルダをカスタマイズする方法を徹底解説

はじめに:desktop.iniファイルに気づいたことはありませんか?

Windows PCでフォルダの設定を変更し、隠しファイルの表示を有効にしたことがある方なら、デスクトップや各フォルダの中にdesktop.iniというファイルが存在することにお気づきかもしれません。「Windows 10/8/7のdesktop.iniファイルとは何だろう」「もしかしてウイルスでは?」といった疑問を持つ方も多いはずです。この記事では、desktop.iniファイルに関する基本的な疑問をすべて解説し、さらにdesktop.iniファイルを使ってフォルダをカスタマイズする方法についても詳しくご紹介します。

Windowsのdesktop.iniファイルとは?フォルダをカスタマイズする方法を徹底解説

desktop.iniファイルとは何か

desktop.iniファイルとは、Windowsオペレーティングシステムの隠し設定ファイルで、すべてのフォルダ内に配置されています。このファイルは、フォルダの表示方法やその他のプロパティ――フォルダに使われるアイコン、ローカライズされた名前、共有プロパティなど――を決定する重要な役割を担っています。

Windowsでは、ファイルやフォルダの共有方法、一般ユーザーによるアクセス権限の制御など、さまざまな設定を簡単に行えます。こうしたフォルダの表示に関する情報はすべて、既定の初期化ファイル形式であるdesktop.iniファイルに保存される仕組みです。

フォルダの構成やレイアウト設定を変更すると、その変更内容は自動的に該当フォルダのdesktop.iniファイルに書き込まれます。このファイルは隠しファイルであるため、中身を確認するには、エクスプローラーのオプションで「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」のチェックを解除する必要があります。

desktop.iniはウイルスなのか

結論から言うと、desktop.iniという隠しシステムファイルそのものはウイルスではありません。フォルダ単位で保存される正規のシステムファイルであり、フォルダの背景、アイコン、サムネイル画像などをカスタマイズした際に自動的に作成されるものです。

ただし注意点として、過去にはこの名前を装ったトロイの木馬型ウイルスが確認された例もあります。隠しファイルとシステムファイルを非表示にするよう設定しているにもかかわらず、desktop.iniファイルが表示される場合は、マルウェアの可能性があります。確実を期すためには、信頼できるウイルス対策ソフトでPC全体をスキャンしておくと安心です。

desktop.iniファイルは削除できるのか

削除することは可能ですが、その場合フォルダの表示設定は既定値に戻されてしまいます。仕組みを整理すると、フォルダのアイコンやサムネイル画像、共有プロパティなどを変更すると、それらの情報は自動的にdesktop.iniファイルへ保存されます。ここでこのファイルをフォルダから削除するとどうなるでしょうか?お察しのとおり、設定した変更内容は失われ、フォルダの設定はシステム全体の既定値へと戻ります。

なお、一度削除しても、次回フォルダ設定をカスタマイズすれば自動的に再生成されます。この自動生成プロセスはOSレベルで定義されているため無効化できませんが、通常の表示から隠して、その存在が気にならないようにすることは可能です。

関連記事:起動時にdesktop.iniファイルが自動的に開くときの対処法

desktop.iniファイルでフォルダをカスタマイズする方法

desktop.iniファイルを使ったフォルダのカスタマイズは、高度な専門知識は一切不要です。対象フォルダ専用のdesktop.iniファイルを作成・更新して、表示や外観の設定を変更するだけでOKです。desktop.iniファイルを活用すれば、次のようなことが実現できます。

  • 親フォルダにカスタムアイコンやサムネイル画像を割り当てる
  • フォルダにカーソルを合わせたときに、フォルダに関する情報を表示するヒントを作成する
  • フォルダの共有方法やアクセス方法をカスタマイズする

それでは、以下の手順に従って、desktop.iniファイルでフォルダのスタイルを変更してみましょう。

手順1:まず、desktop.iniでカスタマイズしたいフォルダを選択します。万が一トラブルが発生した場合に備えて、ファイルのバックアップを別の場所に取っておくことをおすすめします。

Windowsのdesktop.iniファイルとは?フォルダをカスタマイズする方法を徹底解説

手順2:次のコマンドを実行して、選択したフォルダをシステムフォルダとして設定します。これにより、対象フォルダに読み取り専用ビットが設定され、desktop.iniファイル特有の動作特性が有効になります。

attrib +s フォルダ名

手順3:対象フォルダ用のdesktop.iniファイルを作成します。このファイルを隠しファイルとして設定し、システムファイルとして扱われるようにすることで、一般ユーザーからのアクセスを制限できます。操作は、desktop.iniファイルのプロパティウィンドウで「読み取り専用」と「隠しファイル」のフラグを有効にするだけで完了です。

Windowsのdesktop.iniファイルとは?フォルダをカスタマイズする方法を徹底解説

注意:作成するdesktop.iniファイルは、必ずUnicode形式で保存してください。これにより、ファイル内に格納されたローカライズされた文字列が、意図したユーザー環境でも正しく表示されるようになります。

手順4:以下は、「FileInfo」という名前のフォルダ向けに作成したdesktop.iniファイルのサンプルです。

[.ShellClassInfo]
ConfirmFileOp=0
IconFile=ms.ico
IconIndex=0
InfoTip=Microsoft Wallpapers

Windowsのdesktop.iniファイルとは?フォルダをカスタマイズする方法を徹底解説

続いて、desktop.iniファイル内の各記述がそれぞれ何を意味しているのか、ひとつずつ見ていきましょう。

  • [.ShellClassInfo] ― システムプロパティを初期化するセクションです。desktop.iniファイルで定義可能な各種属性に値を割り当てることで、対象フォルダを柔軟にカスタマイズできるようになります。
  • ConfirmFileOp ― 「0」に設定すると、desktop.iniファイルを削除・移動する際に「システムフォルダを削除しています」という警告ダイアログが表示されなくなります。
  • IconFile ― フォルダにカスタムアイコンを設定したい場合は、ここにアイコンファイルの名前を指定します。ファイルの絶対パスを必ず確認し、同一フォルダ内にない場合はフルパスで指定してください。カスタムアイコンには.icoファイルが最適ですが、アイコンを含む.bmpや.dllファイルを指定することも技術的には可能です。
  • IconIndex ― 対象フォルダにカスタムアイコンを設定する際は、このエントリも併せて設定が必要です。IconFile属性で指定したファイル内にアイコンが1つしか含まれていない場合は「0」を設定します。
  • InfoTip ― フォルダの情報ヒントとして表示されるテキスト文字列を設定する属性です。ここに任意の文字列を入力しておくと、フォルダにカーソルを合わせたときに、desktop.iniファイルに保存されたその文字列がポップアップ表示されます。

実際の動作イメージは下図のとおりです。

Windowsのdesktop.iniファイルとは?フォルダをカスタマイズする方法を徹底解説

Windowsのdesktop.iniファイルについて、まだご不明な点がある場合は、ぜひコメント欄でお気軽にお知らせください。

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