コマンドプロンプトやPowerShellでリモートデスクトップを有効化する方法【Windows 11/10対応】
Windowsの設定画面を開かずにリモートデスクトップ機能を使いたい場合、コマンドプロンプトまたはWindows PowerShellから有効化することができます。スマートフォンや別のPCにリモートデスクトップクライアントがインストールされていれば、離れた場所から自分のPCに接続して操作できるようになります。
リモートデスクトップは、Windows 11/10に標準搭載されている便利な機能で、2台のコンピューターやモバイルデバイスを接続し、一方からもう一方を遠隔操作できるようにします。外出先からモバイル端末経由でPCのトラブルを解消したり、必要な作業を行ったりと、さまざまな用途に活用できます。接続には、Microsoft Remote Desktopなどのリモートデスクトップクライアントアプリが必要です。
通常、リモートデスクトップの有効化・無効化は「設定」アプリの「システム > リモートデスクトップ」から行えます。しかし、何らかの理由で設定画面が開かない状況でリモートデスクトップをオンにしたい場合は、コマンドラインから操作するこの方法が役立ちます。
コマンドラインでリモートデスクトップを有効化する手順
コマンドプロンプトおよびWindows PowerShellを使用してリモートデスクトップを有効にするには、以下の手順に従います。
- 管理者権限でコマンドプロンプトまたはPowerShellを開く
- レジストリ値「fDenyTSConnections」(REG_DWORD)を「0」に変更する
- ファイアウォールのルールを追加する
- パソコンを再起動する
- リモートデスクトップの使用を開始する
なお、コマンドプロンプトとWindows PowerShellでは、使用するコマンドが異なります。それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
1. コマンドプロンプトでRDP(リモートデスクトップ)を有効化する
まず、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。タスクバーの検索ボックスで「cmd」と検索し、表示された「管理者として実行」をクリックしてください。その後、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
reg add "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server" /v fDenyTSConnections /t REG_DWORD /d 0 /f
デフォルトでは、fDenyTSConnectionsの値は「1」(リモート接続を拒否)に設定されています。このコマンドを実行すると、値が「0」(許可)に変更されます。
次に、以下のコマンドを実行します。
netsh advfirewall firewall set rule group="remote desktop" new enable=yes
このコマンドにより、ファイアウォールに3つのルールが追加・更新され、リモートデスクトップ接続が可能な状態になります。
2. Windows PowerShellでRDPを有効化する
管理者権限でWindows PowerShellを開き、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
Set-ItemProperty -Path 'HKLM:\System\CurrentControlSet\Control\Terminal Server' -name "fDenyTSConnections" -Value 0
このコマンドでfDenyTSConnectionsの値が「0」に変更されます。続いて、ファイアウォールにルールを追加するため、以下のコマンドを実行します。
Enable-NetFirewallRule -DisplayGroup "Remote Desktop"
これで、Windows 10/11でリモートデスクトップを使用できるようになります。
コマンドプロンプトまたはPowerShellでリモートデスクトップを無効化する方法
セキュリティ上の理由などでリモートデスクトップをオフにしたい場合は、以下の手順で無効化できます。
- 管理者権限でコマンドプロンプトまたはPowerShellを開く
- fDenyTSConnections(REG_DWORD)の値を「1」に設定する
- ファイアウォールのルールを削除(無効化)する
- パソコンを再起動する
コマンドプロンプトでリモートデスクトップを無効化する
fDenyTSConnectionsの値をデフォルトの「1」に戻します。以下のコマンドを使用してください。
reg add "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server" /v fDenyTSConnections /t REG_DWORD /d 1 /f
次に、ファイアウォールからリモートデスクトップのルールを削除します。以下のコマンドを実行しましょう。
netsh advfirewall firewall set rule group="remote desktop" new enable=No
PowerShellでリモートデスクトップを無効化する
fDenyTSConnectionsの値を「1」に変更します。以下のコマンドを使用します。
Set-ItemProperty -Path 'HKLM:\System\CurrentControlSet\Control\Terminal Server' -name "fDenyTSConnections" -Value 1
続いて、以下のコマンドでファイアウォールのルールを無効化します。
Disable-NetFirewallRule -DisplayGroup "Remote Desktop"
以上で完了です。設定画面が開けないときでも、これらのコマンドを使えば簡単にリモートデスクトップのオン・オフを切り替えられます。ぜひ参考にしてみてください。
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