Windows 10でスケジュールされたChkdsk操作をキャンセルする方法
Chkdskは、ハードディスクのエラーを検出・修復するために用意されたWindowsの重要なユーティリティです。FATやNTFSファイルシステム上のディスクエラーをチェックでき、コマンドラインやWindowsレジストリから実行できます。非常に便利な機能ですが、起動時に自動的にスケジュールされると処理に時間がかかり、待たされる原因にもなります。この記事では、Windows 10でスケジュールされたchkdsk操作をキャンセルする方法をわかりやすく解説します。
最新のWindows 10では、スケジュールされたChkdskはもう不要
以前のバージョンのWindowsでは、ファイルシステムのエラーを検出するために、起動時にchkdskが自動的にスケジュールされることがありました。この処理は時間がかかるうえ、途中で手動停止しなければならないケースも少なくありませんでした。
しかし、最新のWindows 10では、この従来の手順は完全に廃止されています。その理由は、Windowsの新しいファイルシステム「Resilient File System(ReFS)」が、ファイルの破損を正確に検出し、オンラインのまま修復できることで、従来よりも優れたデータ整合性を実現しているためです。
現在では、スタートメニューにchkdskと入力して、必要なときに管理者モードで手動実行するだけで十分です。あとは何も操作せずに処理が完了するのを待つだけ。所要時間は20分程度で、PCで他の作業をしながら実行してもシステムへの負担はほとんどありません。
chkdskは読み取りモードで実行されます。Microsoftによると、「chkdskの中断は推奨されないが、キャンセルや中断によって、chkdsk実行前よりもボリュームが壊れることはない」とされています。
処理全体は3つのステージに分かれて実行され、各段階でコンピュータのエラーをスキャンします。エラーが見つからなければ、そのまま次のステージへ進みます。
ファイルシステムにエラーがない場合(通常はこちらがほとんどです)、最後にサマリーメッセージが画面に表示されます。つまりchkdskは、Windowsシステムのデータ整合性をいつでも手軽に確認できる便利な手段なのです。
一方、エラーが検出された場合は終了コード「2」や「3」が返され、より高度な分析が必要になります。その際はProcess Monitorのようなツールを使うと、詳細なエラー内容を特定できます。
スケジュールされたChkdskの有効化とキャンセル方法
前述のとおり、chkdskは手動実行が推奨されていますが、自動スケジュールの仕組み自体は今も残っています。ここでは、スケジュールを設定する手順と、それをキャンセルする手順の両方を紹介します。
まず、管理者モードでコマンドプロンプト(CMD)を起動し、以下のコマンドを入力します。/fパラメータはCドライブのエラーを自動修復するようWindowsに指示し、/rパラメータは不良セクタの検出と情報の回復を行います。
chkdsk /f /r c:
「次回システム再起動時にchkdskをスケジュールするか」を確認するメッセージが表示されるので、「Y」キーを押して続行します。すると「chkdsk has been scheduled manually to run on next reboot on volume C:(chkdskが手動でスケジュールされ、次回再起動時にC:ボリュームに対して実行されます)」というメッセージが表示されます。これで自動スケジュールが有効になりました。
ただし、前述のとおり自動スケジュールは現在では非推奨です。キャンセルしたい場合は、/Xパラメータを付けたchkntfsコマンドを実行します。
chkntfs /x c:
これで、スケジュールされていたchkdskは完全にキャンセルされます。
WindowsレジストリからChkdskをキャンセルする
コマンドプロンプト以外にも、Windowsレジストリを編集してスケジュールされたchkdskをキャンセルできます。コマンドプロンプトが正常に動作しない場合などに役立つ方法です。
まず、スタートメニューにregeditと入力し、レジストリエディターを管理者として実行します。
左側のツリーで、以下のキーへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager
次に、複数文字列値「BootExecute」を右クリックし、「修正」を選択します。
値のデータには、以下の文字列のみが設定されていることを確認してください。この/k:C*オプションは、Cドライブを起動時の自動チェック対象から除外する指定です。これにより、今後chkdskが自動的にスケジュールされることを防げます。値が書き換えられている場合は、下のスクリーンショットを参考に修正しましょう。
autocheck autochk /k:C*
このように、Windows 10ではファイルシステムの整合性チェックはもはや時間のかかる作業ではありません。覚えておくべきは、スタートメニューからChkdskを手動実行する方法だけで十分です。
なお、WindowsでメモリやCPUの使用率が高いといった問題に悩んでいる場合は、メモリ使用量やCPU使用率の高さを解消するチュートリアルもあわせて参考にしてみてください。
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