EasyBCDを使ってWindowsのブートメニューを設定する方法|Ubuntuとのデュアルブート環境を快適に

以前、1台のPCにUbuntuとWindows 10を両方インストールする方法をご紹介しました。LinuxのGRUBブートローダーでも起動するOSを選択できますが、「やはりWindows標準のブートメニューの方が使いやすい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで活躍するのが無料ツール「EasyBCD」です。このツールを使えば、Linux側の設定ファイルを直接編集することなく、Windows上からブートメニューを自在にコントロールできます。Linuxにあまり慣れていない方にとっては、すべての作業をWindows内で完結できるのが大きな魅力です。
EasyBCDのダウンロード
まずはEasyBCDの公式サイトにアクセスし、ページを下へスクロールして「Register」ボタンをクリックします。なお、このソフトには無料版と有料版が用意されていますが、個人利用であれば無料版で十分です。

氏名とメールアドレスの入力欄が表示されますが、入力は必須ではありません。そのまま「Download」ボタンを押せばダウンロードが始まります。ファイルサイズはわずか1.5MB程度なので、あっという間に完了するでしょう。
ダウンロードしたファイルを実行してインストールを進め、セットアップ完了後にプログラムを起動します。

ブートメニューの設定
初回起動時には、使用する言語を選択し、非商用目的での利用であることを確認する必要があります。

作業を始める前に、現在のブートメニューのバックアップを作成しておくことをおすすめします。ウィンドウ左側の「BCDEdit Backup/Repair」ボタンをクリックし、続いて「Backup Settings」ボタンを押すだけで完了します。万が一設定を誤っても、このバックアップがあれば元に戻せるので安心です。

Ubuntuのエントリを追加する
Ubuntu用の新しいブートエントリを作成するには、左側の「Add New Entry」ボタンをクリックし、右側の「Linux/BSD」タブに移動します。「Type」ドロップダウンメニューから「GRUB 2」を選択し、「Name」フィールドにはブートメニューに表示したい名前(例:Ubuntu)を入力しましょう。
次に「Drive」メニューからUbuntuをインストールしたパーティションまたはドライブを選択し、「Add Entry」ボタンをクリックします。

ウィンドウ左側の「View Settings」ボタンをクリックすると、WindowsとUbuntuの両方のエントリが登録されていることを確認できます。

デフォルトOSと待機時間を変更する
初期状態では、WindowsがデフォルトのOSとして設定されています。ブートメニューが表示されてから30秒以内にOSを選択しないと、自動的にWindowsが起動する仕組みです。
デフォルトで起動するOSや待機時間を変更したい場合は、「Edit Boot Menu」セクションに移動します。ダイアログ上半分のチェックボックスでデフォルトOSを選択し、下部のTimeout Optionsセクションで待ち時間を調整してください。

設定が完了したら「Save Settings」をクリックして保存します。
マスターブートレコード(MBR)の編集
ここまでの作業でほぼ完成ですが、もうひとつだけ確認しておきたい点があります。この状態でPCを再起動すると、まずおなじみのGRUBメニューが表示され、WindowsかUbuntuを選択することになります。Ubuntuを選べば問題なく起動します。
しかし、Windowsを選択すると、今度は「UbuntuかWindowsか」を尋ねる2つ目のメニューが現れます。この二度手間を解消するのが、EasyBCDによるMBRの置き換えです。Windowsをメインで使う予定があるなら、ぜひ実行しておきましょう。
プログラム内で左側の「BCD Deployment」ボタンをクリックし、「Partition」メニューからCドライブを含むパーティションを選択します。続いて「Install the Windows Vista/7 bootloader to the MBR」を選び、「Write MBR」ボタンをクリックしてください。

Windowsを再起動すると、LinuxのメニューではなくWindowsのブートメニューが表示されるようになります。ただし、このメニューはテキストベースのシンプルな見た目です。よりグラフィカルな表示に切り替えることも可能です。
WindowsキーとXキーを同時に押し、表示されたメニューから「コマンドプロンプト(管理者)」をクリックします。次のコマンドを入力してEnterキーを押し、Windowsを再起動してください。
bcdboot C:\Windows
これで、ずっと見栄えの良いグラフィカルなメニューからOSを選択できるようになります。

以上で設定は完了です。これでWindowsとUbuntuのデュアルブート環境を、自分好みのブートメニューで快適に使い分けられるようになりました。
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