Windows 10で特定のグループポリシー設定を検索する3つの方法

グループポリシーエディター(gpedit.msc)とレジストリエディターは、Windowsの高度な設定を有効化・無効化・構成するために広く活用されています。実際、当サイトのWindowsチュートリアルの多くでも、特定のグループポリシー設定の変更方法や、Homeエディション利用時のレジストリキーの編集方法を取り上げています。グループポリシーエディターを使えば高度なシステム設定を簡単に変更できる一方で、難点は「ポリシーの場所が分からないと探すのが大変」という点です。
ポリシーの場所を忘れてしまうと、何百もの設定項目の中から目的のものを見つけ出すのは至難の業です。そこで役立つのが、グループポリシーの検索機能です。ただし、エディター内で直接検索できるのは、「ユーザーの構成」と「コンピューターの構成」の両方に存在する「管理用テンプレート」配下の設定のみという制限があります。本記事では、目的のポリシーを素早く見つけるための3つの方法を紹介します。
1. Microsoft公式の「Group Policy Search」サイトを利用する
Microsoftは、特定のグループポリシー設定を検索するための専用サイト「Group Policy Search」を提供しています。検索バーにキーワードを入力するだけで、一致するすべてのポリシーが一覧表示されます。例えば「PIN Length」で検索すると、「Search Results」セクションに5件の結果が表示されます。これらの結果には、コンピューターの構成とユーザーの構成の両方に属するポリシーが含まれます。
このサイトの最大の魅力は、ポリシーに関する必要な情報がほぼすべて手に入る点です。詳細な説明、正式なポリシー名、ポリシーのパス、影響を受けるレジストリキーと値、対応するOSのバージョン、admxファイルやadmlファイルなどの情報が確認できます。また、上部ナビゲーションバーの「Tree」オプションから「Registry View(レジストリ表示)」と「Policy View(ポリシー表示)」を切り替えることも可能です。どのレジストリ値が影響を受けるのかを正確に把握したい場合に特に便利です。

2. 公式のExcelシートを利用する
オンラインデータベースに加えて、Microsoftは現在サポート中のWindowsバージョン向けに、全ポリシーを網羅した公式のExcelシートも公開しています。このExcelシートはMicrosoftのサイトから無料でダウンロードでき、オフライン環境での参照や持ち運びにも活用できます。インターネットに接続できない環境や、アクセスが制限されている状況では特に重宝する方法です。オンラインデータベースと同様に、ポリシーの説明、対象となるレジストリキー、ポリシーの適用範囲などの詳細情報がすべて記載されています。

特定のポリシーを検索するには、おなじみのCtrl + Fショートカットキーを使ってキーワードを入力するだけです。例えば「Pin Length」で検索すれば、該当行が即座に表示されます。横方向にスクロールすることで、そのポリシーに関するより詳しい情報を確認できます。

3. グループポリシーエディターの内蔵フィルター機能を使う
あまり知られていませんが、グループポリシーエディターには「フィルター」オプションがあり、これを使って目的のポリシーを絞り込むことができます。
まず、スタートメニューで「gpedit.msc」と検索してグループポリシーエディターを開きます。次に「管理用テンプレート」を右クリックし、「フィルター オプション」を選択します。

表示されたウィンドウで「キーワード フィルターを有効にする」にチェックを入れ、空欄にキーワードを入力して「OK」ボタンをクリックします。

「OK」をクリックすると、グループポリシーのウィンドウに結果が反映されます。ただし注意が必要なのは、エディターがキーワードに一致する個別のポリシーを直接表示するわけではない点です。代わりに、該当するポリシーが含まれるフォルダーが右側のパネルに表示されるため、目的のポリシーを見つけるには各フォルダーを手動で開いていく必要があります。

今回の例では「PINの長さ(Pin Length)」が目的なので、「システム > PIN の複雑さ」フォルダーへ手動で移動して、該当するポリシーを探すことになります。

このように、グループポリシーエディターの内蔵フィルター機能は決して直感的とは言えませんが、検索範囲を絞り込むうえで確実に役立ちます。筆者自身も、Group Policy SearchサイトやExcelシートの存在を知る前は、必要なポリシーを見つけるためにこの方法を何度も利用していました。検索精度をさらに高めたい場合は、ヘルプテキスト、コメント、管理対象の有無、要件などの追加フィルターオプションも併せて設定してみてください。
上記の方法を使ってWindowsのグループポリシーエディターで特定のポリシーを検索した感想や体験談があれば、ぜひコメント欄でお聞かせください。
-
Windows 10で非管理者ユーザーのみにグループポリシーを適用する方法
ローカルグループポリシーエディターで行った変更は、デフォルトではシステム上のすべてのユーザーに適用されます。Windows 10で非管理者ユーザーにのみグループポリシー設定を適用したい場合は、この記事の手順を参考にしてください。GPEDITはMicrosoft管理コンソール(MMC)のスナップインとして動作するため、これを利用することで目的を簡単に達成できます。 ローカルグループポリシーエディターを使えば、さまざまな制限を設定したり、ニーズに合わせてシステムを細かくカスタマイズしたりすることが可能です。グラフィカルで直感的なインターフェースを備えているため、レジストリエディターを直接操作するよ
-
Windowsでファイルの中身(内容)を検索する方法|インデックス設定で任意の拡張子を対応させる手順
Windows Searchでファイルの中身を検索できる仕組み Windows Searchは、ファイル名やメタデータをもとにファイルを素早く見つけられる、Windows標準搭載の検索機能です。単なる名前検索にとどまらず、検索条件を細かく絞り込める強力なツールでもあります。さらにWindows Searchは、ファイルのプロパティ(メタデータ)だけでなく、ファイルの「内容」もインデックス化しています。そのため、ファイル内に含まれる特定の単語やフレーズをキーワードとして検索することも可能です。 注意点:すべてのファイル形式が内容インデックスの対象ではない ただし、Windows Searchが内