Windows PCで「Mac用(Made for Mac)」バックアップディスクを使う方法
一部のバックアップ用ハードディスクは、AppleのTime Machineとシームレスに連携できることから「Mac用(Made for Mac)」として販売されています。WDの「Passport for Mac」などがその代表例です。しかし多くのユーザーは、これらのディスクは簡単に再フォーマットすればWindows PCや複数OSでの利用にも対応できることを知りません。あえてMac用モデルを選ぶメリットのひとつは、通常版よりも安価に入手できることが多い点にあります。この記事では、「Mac用」として販売されているハードディスクをWindows PCでフォーマットして活用する方法を詳しく解説します。
対応するディスクの種類
前述のとおり、最もよく知られているのはWDの「Passport for Mac」ですが、同様の製品は他にもあります。なお、Appleの「AirPort Time Capsule」のようなネットワーク接続型デバイスは、この手順では使用できません。対象となるのは、USBなどで直接接続できるHDDまたはSSDです。今回は20GBの小型内蔵HDDを使って説明しますが、以下の手順はどんなディスクでも同様に適用できます。
ディスクをフォーマットする手順
注意:フォーマットを実行すると、ディスク上のすべてのデータが消去されます! 必ず、残したいデータのバックアップを事前に取っておいてください。
準備ができたら、ディスクをWindows PCに接続し、「ディスクの管理」を開きます。スタートメニューの検索バーに diskmgmt.msc と入力し、表示された結果をクリックしてください。すると、下の画像のようなウィンドウが表示されるはずです。

一覧から対象のディスクを見つけ、既存のパーティションがあれば右クリックして「ボリュームの削除」を選択します。ボリュームが存在する領域には青いバーが表示され、それが「プライマリパーティション」であることを示しています。未割り当ての領域には黒いバーが表示されます。
削除が完了したら、再度右クリックし、今度は「新しいシンプルボリューム」を選択します。

新しいシンプルボリュームウィザードのウェルカム画面が表示されるので、「次へ」をクリックして続行します。

ここでボリュームサイズを指定します。別のパーティションを作成したいという特別な理由がない限り、最大容量のままにしておきましょう。何らかの理由でシンプルボリュームサイズ(MB)が最大ディスク領域と一致していない場合は、修正しておいてください。サイズを確認したら「次へ」をクリックします。

「このボリュームを次の設定でフォーマットする」を選択します。ファイルシステムを「FAT32」に変更し、アロケーションユニットサイズが「既定値」になっていることを確認してください。続いて、ボリュームラベルをお好みの名前に変更します。「クイックフォーマットする」にチェックを入れ、「次へ」を選択しましょう。

完了画面で設定内容に間違いがないかを確認し、「完了」を選択します。

最後に警告画面が表示されるので、内容をよく読んでから「OK」をクリックしてください。

以上で作業は完了です。MacとWindows PCのどちらからでも読み書きできる、新しい正常なパーティションが作成されました。ただし、このディスクをMacのTime Machineバックアップに使用したい場合は、その用途専用にドライブの一部をパーティション分割しておく必要がある点にご注意ください。
まとめ
これで、ハードディスクメーカーの製品区分による制約に悩まされることはなくなりました。FAT32形式でフォーマットすれば、「Mac用」として販売されているディスクもWindowsで問題なく使えます。バックアップもファイル管理も、好きなデバイスで、好きな方法で自由に行えるようになりましょう。
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