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Windowsの電源オプションを最適化して消費電力を抑え、電気代を節約する方法

Windowsの電源オプションを最適化して消費電力を抑え、電気代を節約する方法

高額な電気代の請求書を受け取ったら、家電製品の消費電力を一つひとつ確認して回る人が多いでしょう。しかし、実はPCが無駄に電力を消費している可能性があることをご存じでしたか?Windowsには電力消費とパフォーマンスのバランスを取るための電源管理機能が標準で搭載されており、これらの設定を調整することでPCの消費電力を抑えられます。

さらに、ノートパソコンを使っている場合はバッテリー駆動時間の延長にもつながります。また、一般的なデスクトップPCは年間100kg以上のCO2を排出すると言われており、省電力化は環境保護にも貢献します。

以下では、Windowsの電源オプションで設定できる省電力化のための調整項目をご紹介します。

注意: 本記事ではWindows 7を使用して解説します。お使いのWindowsのバージョンによって、電源オプションへのアクセス手順は多少異なります(ヒント:検索機能を活用しましょう)。Windows 8とWindows 10では電源オプションの内容はほぼ同じなので、この手順に従えば問題なく設定できます。

Windowsの電源オプションをカスタマイズする

電源オプションを開くには、スタートメニューから「コントロールパネル」をクリックし、「システムとセキュリティ」→「電源オプション」の順に進みます。

Windowsの電源オプションを最適化して消費電力を抑え、電気代を節約する方法

Windowsの電源オプションを最適化して消費電力を抑え、電気代を節約する方法

ここには、「省電力」「高パフォーマンス」「バランス」といった用途別の電源プランが表示されます。技術的な設定に自信がない方は、まず「省電力」プランを選ぶだけで一定の節電効果が得られます。より細かくカスタマイズしたい場合は、以下の手順に従ってください。

Windowsの電源オプションを最適化して消費電力を抑え、電気代を節約する方法

リストから「省電力」を選択し、その横にある「プラン設定の変更」をクリックします。ここには「ディスプレイの電源を切るまでの時間」と「スリープに入るまでの時間」の2つのタイマーがあります。スリープ中のPCはハードウェア構成にもよりますが、およそ5〜15ワット程度しか消費しません。ディスプレイの電源を切れば当然ながら電力を節約でき、大型モニターを使用している場合は特に効果が大きくなります。アイドル状態になったときに自動的に画面がオフになりスリープへ移行するようにすれば、無駄な電力消費を大幅に減らせます。スリープからの復帰は1〜2秒程度なので、ストレスもほとんどありません。ただし、タイマーを短く設定しすぎると作業中に頻繁にスリープして煩わしくなるので注意しましょう。多くのユーザーにとっては、ディスプレイ5分・スリープ10分程度が適切です。

Windowsの電源オプションを最適化して消費電力を抑え、電気代を節約する方法

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詳細な電源オプションを調整する

タイマーの設定が完了したら、「詳細な電源設定の変更」ボタンをクリックし、以下の項目を必要に応じて調整してください。

Windowsの電源オプションを最適化して消費電力を抑え、電気代を節約する方法

ハードディスクの電源を切る

ハードディスクはデータの読み書きのためにプラッタを高速回転させており、かなりの電力を消費します。この設定を有効にすると、一定時間アクセスがない場合にハードディスクの電源が自動的にオフになります。効果を得るには、スリープタイマーより短い時間を設定してください。再びデータを読み書きする際は、ハードディスクの起動におよそ2秒かかります。

Windowsの電源オプションを最適化して消費電力を抑え、電気代を節約する方法

ワイヤレスアダプターの設定

PCの無線LANカードの消費電力を調整できます(無線機能のないデスクトップPCでは利用できません)。省電力設定にすると、無線接続時のダウンロード速度が低下する場合がある点に注意してください。

Windowsの電源オプションを最適化して消費電力を抑え、電気代を節約する方法

USBの設定

一部のUSB機器は常時給電を必要としません。この設定を有効にすると、使用していないUSBデバイスへの給電が一時停止され、電力を節約できます。

Windowsの電源オプションを最適化して消費電力を抑え、電気代を節約する方法

PCI Express

これはPC内の各コンポーネント間のリンクを管理するリンク状態電源管理機能です。「最大限の省電力」に設定すると、必要のないとき(スリープモード時など)にアクティブなリンクを確立しないため、電力を節約できます。デメリットは、スリープからの復帰に1〜2秒余計にかかることだけです。

Windowsの電源オプションを最適化して消費電力を抑え、電気代を節約する方法

プロセッサーの電源管理

これらの設定を変更すると、CPUのクロック速度・電圧・FSB速度に影響します。結果はCPUの性能や対応FSB速度など、お使いのプロセッサーの仕様によって大きく異なります。簡単に言えば、数値を下げるとCPUの総クロック速度が低下します。どの程度調整すべきかに正解はないため、最適な値を見つけるには試行錯誤が必要です。CPU-Zなどのツールを使えば、プロセッサー速度の変化をリアルタイムで確認できます。

Windowsの電源オプションを最適化して消費電力を抑え、電気代を節約する方法

最小のプロセッサーの状態: 省電力モードでは5%に設定されており、これで問題ありません(筆者の環境ではCPU使用率が60%まで下がりました)。通常使用時のクロック速度を細かく調整したい場合は、この値を変更します。1%に設定すると、利用可能な最低クロック速度(多くの場合800MHz)で動作します。

最大のプロセッサーの状態: 重い処理を行う際にCPUがどれだけの性能を発揮できるかを決定します。必要なときに最高性能を得られるよう100%のままにしておくのが基本ですが、重い処理中でも省電力化したい場合は数値を下げることも可能です(ただしパフォーマンスは低下します)。

システム冷却ポリシー: ファンを回転させたりCPUの速度を落としたりして冷却する仕組みです。システムを継続的に冷却したい場合や、重いソフトを頻繁に使う場合は「アクティブ」のままにしましょう。冷却の頻度を減らして省電力化したい場合は「パッシブ」に設定できます。

ヒント: 電源オプションの変更後に不具合が発生した場合は、電源プランのメインページにある「既定のプラン設定を復元」ボタンをクリックすれば、初期設定に戻せます。

まとめ

Windowsの標準搭載されている電源オプションは、適切な項目を調整すれば優れた省電力効果を発揮します。省電力化にはある程度のパフォーマンスとの引き換えが必要ですが、日常的なウェブ閲覧程度であれば体感できる影響はほとんどありません。ただし、グラフィックス負荷の高いゲームを頻繁にプレイする方は、一部の設定変更がゲーム体験に悪影響を及ぼす可能性がある点に留意してください。

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