GuardKeyで暗号化ドライブを作成し、大切なファイルを安全に守る方法
パソコンの中に大事なファイルや思い出のメディアを保存しているなら、暗号化して他人の目から守るのが最も確実な対策の一つです。しかし、ツールによっては設定が複雑で、暗号化そのものがストレスになってしまうことも少なくありません。もっと手軽にファイルを保護したい方、あるいは新しい選択肢を探している方に注目してほしいのが「GuardKey」です。
GuardKeyはパソコンに接続して使うセキュリティキー(ドングル)型のデバイス。物理ドライブやクラウド上に仮想暗号化ドライブを作成でき、ドングルの着脱だけでドライブをロック・解除できます。

イメージとしては、自宅の鍵のようにファイルを守る「物理的な鍵」です。256bit AES暗号化で保護された仮想ドライブ(「Safebox(セーフボックス)」と呼ばれます)を作成すれば、自動または手動でロック解除が可能です。手動で解除するには、GuardKeyコンソールの「Open(開く)」ボタンをクリックするだけ。ロックはさらに簡単で、ドングルをパソコンから外すか、コンソールから手動でロックするだけです。
以下では、GuardKeyの仕組みと、暗号化ドライブを作成してファイルを安全に保つ方法を詳しく見ていきます。
対応デバイスと対応OS
GuardKeyでは、内蔵HDD/SSD、外付けハードディスク、USBメモリ、メモリカードなど、さまざまな物理ドライブ上に暗号化ドライブを作成できます。クラウド派の方にも嬉しく、Google Drive、Dropbox、OneDriveなどのクラウドストレージ上に仮想暗号化ドライブを作ることも可能です。
現在のところGuardKeyはWindows専用ですが、Mac版も「近日対応予定」とされています。参考までに、対応するWindowsはXP、Vista、7、2008、8、8.1、10です。

さらに、Android、iOS、Windows Phone向けのスマートフォンアプリも用意されており、次の3つの便利な機能が使えます。
- 動的パスワードを取得してドライブのロックを解除できる(ドングルの代わりとして使用可能)
- 暗号化されたクラウドデータを閲覧できる
- 端末内の写真や動画を暗号化クラウドスペースへ自動アップロードして保護できる
GuardKeyのセットアップ
まずはドングルをパソコンのUSBポートに挿入します。続いてWindows用ソフトウェアをインストールし、インストールを完了させるためにパソコンを再起動しましょう。

再起動後、GuardKeyのウェルカム画面が表示され、ドングルを保護するためのマスターパスワード(最大32文字)の設定を求められます。このパスワードは緊急時(ドングルを紛失した場合など)のデータ復旧にも使用できるため、うっかり忘れやすい方でも安心です。

ポイント:タスクトレイ(通知領域)にもGuardKeyのアイコンが表示されます。ここからコンソールの起動、アップデートの確認、ドングルの取り外し(Safeboxも同時にロックされます)が行えます。
暗号化ドライブ(Safebox)の作成
ここでは、物理ドライブ上に「Disk Safebox」を作成する手順を紹介します。Cloud Safeboxの作成方法やその他の機能については、GuardKeyのユーザーマニュアル(PDF)を参照することをおすすめします。図解付きの手順説明が非常に詳しく掲載されています。
改めて説明すると、作成される仮想暗号化ドライブは「Safebox」と呼ばれます。「SafeboxはNTFS形式のソース物理ドライブをベースとし、ソースドライブの空き領域を共有します。既存のファイルには一切変更を加えないため、これまで通り自由に利用できます」。
Safebox内のファイルはいつでもアクセス・編集でき、コンソールからはドライブやクラウド容量の許す限り何個でもSafeboxを作成できます。また、任意のSafeboxを開く・ロックする・削除することも自由自在です。ただし注意点として、中身をバックアップする前にSafeboxを削除すると、データはすべて失われてしまうので気をつけてください。
Safeboxを作成するには、コンソールを開き、ウィンドウ左下の「Create(作成)」ボタンをクリックします。

次の画面で「Create Disk Safebox(Disk Safeboxを作成)」を選択します(ここから「Create Cloud Safebox(Cloud Safeboxを作成)」を選ぶこともできます)。

Safeboxを作成したいドライブを選択し、「Create(作成)」をクリックします。

これで完成です。Safeboxが作成され、そのフォルダがエクスプローラーで自動的に開きます。あとは隠しておきたいファイルを追加するだけ。ファイルを追加すると、コンソールで使用容量を確認することもできます。

また、ドングルのロック解除時にドライブを自動的に開くよう設定することもできます(スイッチをオンにするだけ)。この設定をオフにした場合は、開きたいときにコンソールの「Open」をクリックして中身を確認することになります。
Cloud Safeboxも基本的な仕組みはDisk Safeboxと同じですが、保存先が物理ドライブではなくクラウドである点が異なります。こちらもすべてのファイルが透過的なAES暗号化で保護されます。さらに嬉しいのは、外出先でもGuardKeyのモバイルアプリを使えばファイルを閲覧できるため、アクセスできなくなる心配がないことです。
その他の便利な機能
設定画面には実用的なオプションがいくつか用意されています。たとえば、ドングルのロック・解除に関する通知のオン/オフ切り替えが可能です。また、ロック時にタスクトレイのGuardKeyアイコンを非表示にすることもできます。こうすれば、他の人があなたのパソコンを使ってもGuardKeyの存在自体に気づかず、アクセスされる心配がありません。

詳細設定では、二要素認証を有効にできます。これを有効にすると、ドングルのロックを解除する前にマスターパスワードの入力が必要になります。ドングルファイルのバックアップも作成可能です。

さらに、Windowsのスタートメニューにある「GuardKey Advanced Tool(GuardKey高度なツール)」からは、以下のような操作が行えます。
- バックアップ用ドングルの作成(いわば合鍵のようなもの)
- ドングルのフォーマット(他の人に譲るときなど)
- システムクラッシュ発生時のSafebox復元
まとめ
GuardKeyのコンセプトはシンプルですが、ITにあまり詳しくない方にはやや敷居が高いかもしれません。表面からは見えないところに多数の機能や設定があり、使いこなすには少し慣れが必要です。
とはいえ、物理ストレージやクラウド上に暗号化ドライブを作りたいと考えている方にとって、GuardKeyは十分に扱いやすいツールです。ドングルは小型なので、キーホルダーにつけて持ち運ぶこともできます。
強いて不満を挙げるなら、Mac版やLinux版の対応が待たれる点でしょう。Mac対応は「近日中」とのことですが、具体的な時期は明らかになっていません。
皆さんは普段どのようにパソコンのファイルを暗号化していますか?GuardKeyはより良い選択肢になると思いますか?ぜひコメントで教えてください。
プレゼントキャンペーンについて
なお、ChangingTecの協力によるGuardKeyドングル2本のプレゼントキャンペーンは終了しました。当選された方にはすでに通知をお送りしています。
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