Internet Explorer 10でIE7・IE8・IE9モードのWebサイト表示を確認する方法

Web制作に携わっている方なら、Internet Explorer 7や8への対応がいかに手間のかかる作業かを痛感しているはずです。ChromeやFirefoxなど他のブラウザでは問題なく表示されているのに、IEでテストするとレイアウトが崩れたり、要素の位置がずれたり——そんな経験は決して珍しくありません。
実は、Internet Explorer 10には過去バージョンの描画エンジンをエミュレートできる機能が標準で搭載されています。これを活用すれば、古いブラウザを実際にインストールしなくても、IE7・IE8・IE9それぞれのモードでの表示結果を手軽に確認できます。
確認手順
1. 開発者ツールを起動する
まず、Internet Explorer 10を起動し、テストしたいWebサイトを読み込みます。その状態でキーボードの「F12」キーを押すと、画面下部に開発者ツールが表示されます。
2. ブラウザーモードを切り替える
開発者ツールのメニュー左上にある「ブラウザー モード: IE10」と表示された部分をクリックしてください。プルダウンメニューから「IE7」「IE8」「IE9」のいずれかを選択できます。
モードを選択すると、ページが自動的に再読み込みされ、指定したバージョンの描画エンジンでWebサイトが表示されます。あとは各モードごとにレイアウトや動作に問題がないかをチェックしましょう。

以上で完了です。わずか2ステップで旧バージョンIEの表示確認ができるため、クロスブラウザ対応の検証作業を大幅に効率化できます。なお、この機能はあくまで描画エンジンのエミュレーションであり、実機での挙動と完全に一致しない場合もある点には留意しておきましょう。
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