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インストール不要でWindowsプログラムを実行!「Zero Install」の使い方と設定方法

インストール不要でWindowsプログラムを実行!「Zero Install」の使い方と設定方法

パソコンを常に最新の状態に保つのは、意外と手間のかかる作業です。インストール済みのすべてのプログラムに目を光らせ、新しいバージョンがリリースされていないか逐一確認しなければならないからです。本記事では、少し変わったソフトウェア導入システムについてご紹介します。このシステムを活用すれば、Windowsプログラムをインストールせずにそのまま実行できます。さらに、アプリを定期的に更新する必要もありません。開発元が更新を行えば、自動的に最新版が反映される仕組みだからです。

Zero Installは、分散型のクロスプラットフォーム対応ソフトウェア実行システムです。開発者は自社のウェブサイトから直接ソフトウェアを公開でき、ユーザーは更新作業に関与することなく、常に最新のライブラリや共有オブジェクトを使ってプログラムを実行できます。

Zero Installの初期設定

WindowsでZero Installを使い始めるには、通常版をインストールするか、ポータブル版を起動します。初回起動時には、インストールなしで実行可能なソフトウェアの一覧が表示されます。独自のソフトウェアを追加したい場合は、Zero Installが定義するXMLメタデータ形式に従ってパッケージ化する必要があります。

インストール不要でWindowsプログラムを実行!「Zero Install」の使い方と設定方法

Zero Installは「Options(オプション)」から自分の用途に合わせてカスタマイズできます。ここで注意したいのは、ボタン本体をクリックすることです。ボタン横のドロップダウン矢印を押すと「高度なオプション」が開きますが、こちらは上級者向けの設定項目のため、誤って設定するとZero Installが正常に動作しなくなる恐れがあります。

インストール不要でWindowsプログラムを実行!「Zero Install」の使い方と設定方法

標準オプションの各タブについて

標準のオプション画面には、「Updates(アップデート)」「Storage(ストレージ)」「Catalog(カタログ)」「Trust(信頼)」「Sync(同期)」の5つのタブがあります。

Updatesタブでは、デフォルトで実行するソフトウェアのバージョン方針を設定できます。初期状態では「Full」モードが選択されており、最新の安定版が実行されます。「Minimal」モードは必要なコンポーネントのみをダウンロードし、「Offline」モードは何もダウンロードしません。また、「利用可能な場合はベータ版を使用する」(Alt + U)にチェックを入れると、最新のベータ版を試すことも可能です。

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Storageタブでは、Zero Installが使用する保存先の場所を指定できます。Catalogタブではカタログソースを管理します。デフォルトでは「0install.de」のみが登録されています。Trustタブには、自分のコンピュータとカタログサーバー間の信頼済みキーが一覧表示され、キーを削除すれば信頼関係をリセットできます。

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インストールせずにアプリを実行する

設定が完了したら、あとは非常にシンプルです。まず「Refresh list(一覧を更新)」ボタン(Alt + C)を押して、最新のソフトウェアリストを表示させましょう。各ソフトウェア名の横には3つのボタンが並んでいます。

1つ目のボタンはアプリの実行用です。ドロップダウンメニューを開けば、コマンド引数や実行したいバージョンを細かく指定できます。Zero Installでは、同一プログラムの複数バージョンを同時に実行できるのも大きな特徴です。

インストール不要でWindowsプログラムを実行!「Zero Install」の使い方と設定方法

2つ目のボタン「Setup integration(統合設定)」では、デスクトップやスタートメニューへのショートカット作成、ファイルの関連付け設定などを行えます。

インストール不要でWindowsプログラムを実行!「Zero Install」の使い方と設定方法

3つ目の「+(プラス)」ボタンを押すと、そのソフトウェアが「My Applications」タブに移動します。いわば、お気に入りアプリのリストを作るような感覚で使えます。

初めて「Run(実行)」ボタンを押すと、アプリの動作に必要なファイルがダウンロードされます。一度起動してしまえば、2回目以降はダウンロードなしで即座にWindowsアプリを起動できます。重要なポイントとして、Zero Installはコンピュータに何もインストールしていません。アプリはZero Installプラットフォームから直接実行されているのです。キャッシュをクリアすればダウンロード済みのアプリデータはすべて削除され、再度アプリを使うにはコンポーネントを再ダウンロードする必要があります。

インストール不要でWindowsプログラムを実行!「Zero Install」の使い方と設定方法

まとめ

Zero Installは、ソフトウェアをインストールせずに実行できるという素晴らしいコンセプトを持ったツールです。特に、USBフラッシュドライブに入れて持ち運べる点が魅力です。一般的なポータブルアプリと比較しても、常に自動で最新状態に保たれる点が大きなメリットといえます。さらに、アプリは独立した仮想環境で実行されるため、管理者権限も不要です。

補足:Ubuntuユーザーの方へ

Ubuntuをお使いの方は、モバイルプラットフォーム向けのソフトウェアのパッケージングと配布のあり方を再定義しようとしている「Click」プロジェクトにも注目してみてください。このプロジェクトが成功すれば、Ubuntuでもプログラムをインストールなしで実行できるようになり、root権限すら一切不要になる可能性があります。

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