Windows 11でスリープから復帰しない問題を素早く解決する方法
キーボードやマウスを操作してもPCがスリープから目覚めないときは
パソコンやノートPCをスリープモードにすると、すべての動作が一時停止し、開いていたアプリやドキュメントはメインメモリ(RAM)に退避されます。PCは低消費電力状態へ移行し、電源は入ったままでも通常より少ない電力で待機します。ところが、いざ使おうとした瞬間にスリープから復帰できなかったら困りますよね。マウスを動かしてもキーボードを叩いても反応しない——そんな経験はありませんか?本記事では、Windows 10/11でスリープ復帰できない問題を解決するための対処法を詳しく解説します。
スリープから復帰しないときの対処法
対処法1:電源ボタンで復帰させる
機種によっては、キーボードやマウスではスリープモードから復帰できない仕様になっていることがあります。その場合は、電源ボタンを押すことでPCを起こせます。まずは最もシンプルなこの方法を試してみてください。
対処法2:マウス・キーボードによるスリープ解除を許可する
逆に、本来ならキーボードやマウスで復帰できるはずなのに反応しない場合は、デバイス側の設定が無効になっている可能性があります。以下の手順で設定を確認しましょう。
1. ファイル名を指定して実行ダイアログを開き、「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押します。

2. 「キーボード」をダブルクリックして展開し、お使いのキーボードをさらにダブルクリックします。

3. 「電源の管理」タブを開き、「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」にチェックを入れます。
4. 「OK」をクリックします。
5. マウスやその他のポインティングデバイスについても同じ手順を実行します。
※なお、これらの手順はWindows 11のPCでは機能しない場合があります。
対処法3:デバイスドライバーを更新する
古いドライバーや誤ったドライバーが原因で、Windows 11/10のPCがスリープから復帰できなくなるケースがあります。ドライバーの更新方法は大きく分けて2つ。手動で更新する方法と、ドライバー更新ツールを活用する方法です。
手動での更新は手間がかかるうえ、ミスも発生しやすいもの。そこでおすすめなのが「Advanced Driver Updater」のような専用ツールです。短時間でドライバーを最新化できるだけでなく、便利な機能も多数備えています。
まずは、Advanced Driver Updaterを使って簡単にドライバーを更新する手順を見てみましょう。
1. Advanced Driver Updaterをダウンロード、インストールして起動します。

2. 「今すぐスキャンを開始」ボタンをクリックし、スキャンが完了するまで待ちます。
3. スキャン完了後、PC内の古いドライバーの一覧が表示されます。
4. 「すべて更新」ボタンをクリックします。

5. ドライバーの更新が完了したら、問題が解決したかどうかを確認しましょう。
Advanced Driver Updaterのようなツールを使うメリット:
- ドライバーを更新する前にバックアップを取得できます。
- 更新結果に満足できない場合は、以前のバージョンへロールバック(復元)できます。
- ドライバースキャンのスケジュール設定や、特定ドライバーの除外設定にも対応しています。
- ドライバーのバージョン情報を一覧で把握できます。
対処法4:高速スタートアップを無効にする
高速スタートアップはWindows 11/10の再起動を大幅に速くしてくれる便利な機能ですが、シャットダウン処理に干渉することがあり、それがスリープ復帰の不具合につながる場合があります。以下の手順で無効化し、問題が改善するか確認してください。
1. スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。
2. 「powercfg.cpl」と入力(またはコピー&ペースト)してEnterキーを押します。
3. 「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。

4. 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。この操作には管理者権限が必要です。

5. 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外します。

6. 「設定の保存」をクリックして完了です。
PCを目覚めさせよう
上記の対処法が、スリープ状態にあるPCを復帰させる助けになれば幸いです。どの方法で問題が解決したのか、ぜひコメント欄でお知らせください。トラブルシューティングガイド、テクニック、アプリ・ソフトウェアの紹介など、あらゆるプラットフォーム向けの役立つ情報をWeTheGeekで発信しています。ご質問がある場合は、Facebook、Pinterest、YouTube、Instagram、Twitterまでお気軽にお問い合わせください。
-
ARM搭載ミニPC「Qualcomm Snapdragon Developer Kit」がMicrosoft Storeで219ドルにて販売開始
Build 2021で発表された開発者向けキットがついに一般販売へMicrosoftはBuild 2021において、Qualcommと提携し、Windows 10 on ARM向けの新製品「Snapdragon Developer Kit」を発表しました。開発者にとって「手頃な価格」の選択肢として位置づけられたこの製品の狙いは、Surface Pro XのようなARMベースチップを搭載したタブレットやノートPCに1,000ドル以上を投じることなく、Windowsデバイス上でARM向けアプリケーションを手軽にテストできる環境を提供することでした。そしてこのたび、このキットが正式に発売され、希望す
-
Windows 11を不安定にする恐れのある定番チューニング――「ページファイル無効化」はNGな理由
今もネット上に出回っているWindowsの最適化テクニックの中には、まったく異なる世代のハードウェアを前提に書かれたものが少なくありません。そのため、当時は理にかなっていた調整が、今では効果どころか逆効果になるケースもあります。「ページファイルの無効化」はその典型例です。 このアドバイスの根拠は一見もっともらしく聞こえます。「16GB以上のRAMを積んでいるなら不要」「常時書き込みが発生してSSDを消耗させる」といった具合です。しかし実際には、ページファイルを無効化するとPCはクラッシュや不安定動作に対してより脆弱になります。だからこそ、これはおすすめできないのです。 ページファイルは今でも重