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VMware Fusion 22H2 Tech Previewが無料公開――Apple Silicon搭載MacでもWindows 11仮想マシンが動作可能に

Macユーザー待望のアップデートが登場しました。VMwareは最新の「Fusion 22H2 Tech Preview」を無料のテクニカルプレビューとして公開し、Windows 11仮想マシンのテスト環境を提供しています。

VMware Fusion公式ブログによると、今回のリリースでは2Dグラフィックス(GFX)サポートとネットワーク機能を備えたうえで、Intel製チップだけでなくApple Silicon(M1/M2)搭載MacでもWindows 11が動作するようになりました。

Fusion 22H2 Tech Previewの主な改善点

無料公開版のFusion 22H2には、以下のような追加の改良が盛り込まれています。

  • Apple Silicon向けLinux VMサポートの強化
  • Linux 5.14カーネルのバンドルによるグラフィックス性能の向上
  • ユニバーサルバイナリ対応:Intel MacとApple Silicon Macの両方で単一のインストーラーが利用可能
  • Debian、Fedora、Kali Linux各ディストリビューションの起動バグを修正

セキュリティ機能も大幅強化

Windows 11の動作には、Microsoftが定めるTPMモジュールが必須となっています。Fusion 22H2 Tech Previewは仮想化されたTPM 2.0プロファイルを搭載することでこの要件を満たしました。さらに、高速暗号化(Fast Encryption)、暗号キーの自動生成、macOSのKeychainを利用したキーの安全な保存にも対応しており、セキュリティと利便性の両立を実現しています。

VMware Fusion 22H2 Tech Previewが無料公開――Apple Silicon搭載MacでもWindows 11仮想マシンが動作可能に

利用前に確認したい制限事項

無料プレビューをすぐに導入する前に、いくつか注意すべきポイントがあります。

1. クロスアーキテクチャのVM実行は非対応

現時点では、x86_64など異なるCPUアーキテクチャ間での仮想マシンの実行はサポートされていません。つまり、Intel Mac向けに作成した既存のVMをそのままApple Silicon Macで動かすことはできない点に注意が必要です。

2. macOS仮想マシンは未収録

本リリースにはmacOSゲストの仮想マシン機能は含まれていません。VMwareは「現在調査中の項目だ」と述べており、将来的に実装されるかどうかは現時点で明らかになっていません。

3. Ubuntu ARM版には起動バグが残存

Ubuntu 20.04.4および22.04のARM版を動作させたいユーザーにとっては、残念ながら現時点では利用できません。これらのバージョンに特有の起動バグがまだ解決されていないためです。

Fusion 22H2 Tech Previewは無料でダウンロード可能です。Apple Silicon搭載MacでWindows 11を試したい開発者やパワーユーザーにとって、見逃せないリリースといえるでしょう。

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