Windows 10/11で破損したレジストリを修復する方法【初心者向け完全ガイド】
Windowsのレジストリは、パソコンの各種ファイルや設定に関する情報を一元的に保存する、階層構造のデータベースです。OSやアプリケーションの動作に欠かせない、非常に重要な役割を担っています。
しかし、このレジストリは時に破損することがあります。破損の原因はさまざまで、システムファイルの不具合から悪意のあるマルウェアによる攻撃まで多岐にわたります。幸いなことに、レジストリのトラブルから抜け出すための確実な方法がいくつか存在します。ここでは、それらをひとつずつご紹介していきます。
Windows PCで破損したレジストリを修復する方法
これから紹介する対処法を試す前に、まずは自分が直面しているエラーが本当にレジストリの破損によるものかどうかを確認しておきましょう。
レジストリ破損の典型的なサインは以下のとおりです。
- PCが正常に起動しない
- 「Windows could not start because the following file is missing or corrupt:\WINNT\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEM(次のファイルが存在しないか壊れているため、Windowsを起動できません)」というエラーが表示される
- 「System hive error(システムハイブエラー)」が発生する
また、「Stop 0xc0000218 (0xe11a30e8, 0x00000000, 0x000000000, 0x00000000) UNKNOWN_HARD_ERROR」のようなストップエラーが表示されるケースもあります。Microsoftの公式サイトでは、こうしたエラーの一覧が公開されているので、一度目を通しておくとよいでしょう。
上記のいずれかに該当する場合は、間違いなくレジストリの破損が原因です。ただし、心配はいりません。以下の方法に従えば、レジストリの破損問題はすぐに解決できます。それでは始めましょう。
1. SFCスキャンを実行する
システム ファイル チェッカー(SFC)は、Windowsに標準搭載されている無料ツールで、システムファイルの破損を検出して自動的に修復してくれます。コマンドプロンプトからSFCスキャンを実行できます。手順は以下のとおりです。
- スタートメニューの検索バーに「cmd」と入力し、最も一致する結果を選択します。
- コマンドプロンプトにsfc /scannowと入力し、Enterキーを押します。

コマンドを実行するとスキャンが開始され、レジストリエラーの原因となっている可能性のある問題が検出・修復されていきます。スキャンには数分かかる場合があるため、完了までお待ちください。
2. システムの復元を行う
システムの復元は、Windowsに標準搭載された無料機能で、PCの状態を以前の正常に動作していた時点まで戻すことができます。
Microsoft自身も次のように説明しています。
つまり、トラブルが発生する前の状態へとすべてを元に戻せるのです。当然ながら、システムの復元を使えば破損したWindowsレジストリを修復することも可能です。ただし、事前に自分で復元ポイントを作成している必要がある点には注意しましょう。手順は以下のとおりです。
スタートメニューを開き、「system restore(システムの復元)」と入力して、最も一致する結果を選択します。システムのプロパティダイアログボックスが表示されたら、システムの復元...ボタンをクリックします。そこで復元したい復元ポイントを選択し、画面の指示に従って処理を完了させましょう。

なお、このボタンがグレー表示になっていてクリックできない場合は、そもそもPCに復元ポイントが作成されていない可能性があります。その場合は、次の方法に進んでください。また、今後同様のトラブルに備えて、あらかじめ復元ポイントを作成しておくことを強くおすすめします。
3. DISMスキャンを実行する
システム ファイル チェッカーと同様に、DISM(展開イメージのサービスと管理)もシステムの破損を修復できる便利なツールです。SFCが主にシステムファイルの修復を担当するのに対し、DISMはシステムイメージ内のエラーを修正する役割を果たします。
DISMスキャンを実行するには、以下の手順に従ってください。
スタートメニューの検索バーに「cmd」と入力し、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。そこで、以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください。
Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

スキャンには数分かかることがあり、検出されたエラーはコマンドプロンプトによって自動的に修復されます。
4. PCを初期化(リセット)する
ここまでの方法で問題が解決しない場合は、工場出荷状態への初期化(リセット)がレジストリ破損を修復する最後の手段となります。まず、スタートメニューの検索バーに「factory reset(このPCを初期状態に戻す)」と入力し、最も一致する結果を選択しましょう。
システム > 回復の順に移動し、PCをリセットするをクリックします。次に、Windowsのファイルを残したい場合は個人用ファイルを保持する、すべて削除したい場合はすべて削除するを選択してください。

続いて、ローカル再インストールまたはクラウドからダウンロードのいずれかを選択し、必要に応じて追加の設定変更を行ったら、次へをクリックします。最後にリセットを押せば、処理が完了します。
Windows 10 / Windows 11の破損したレジストリを修復しよう
レジストリの破損は決して軽視できません。プログラムの動作に支障をきたすだけでなく、PCの起動やシャットダウンが極端に遅くなることもあります。本記事で紹介した方法のいずれかでお困りの問題が解決し、レジストリ破損の悩みから解放されていることを願っています。
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