Windows 10 / Windows 11でハードドライブを安全に消去・ワイプする4つの方法
Windows 10とWindows 11には、ハードドライブ、USBメモリ、外付けHDD、SDカードを作成・コピー・安全に消去するための標準ツールが搭載されています。USBメモリを手早く消去したいときに便利なのが、Windowsに組み込まれたフォーマット機能ですが、データを削除する際は「誰にも復元されないこと」を確認したいものです。
ソリッドステートドライブ(SSD)をお使いの場合は、まず暗号化から始めるのがおすすめです。SSDは従来の機械式ハードディスクより高速で、磁気プラッターの代わりにフラッシュメモリでデータを保存します。ここ数年以内に購入したWindows PCであれば、SSDが搭載されている可能性が高いでしょう。
ハードドライブを暗号化すると、自分だけが持つパスキーを使った数学的処理によってデータがスクランブルされます。鍵がなければ、ドライブ上のファイルは無意味なデータの羅列にしか見えません。内蔵ドライブ・外付けドライブ・USBメモリを問わず、ハードドライブを完全にワイプしたい場合は、本記事で紹介する複数の方法を活用してください。
方法1:エクスプローラーでハードドライブをワイプする
この方法は、OSがインストールされていない内蔵ドライブ、USBメモリ、その他の外部ストレージデバイスに最適です。手順は以下の通りです。
1. エクスプローラーを開く
2. 消去したいドライブを右クリックする
3. 「フォーマット...」をクリックする
4. フォーマットオプションの「クイックフォーマット」のチェックを必ず外し、フルフォーマットを実行させてから「開始」をクリックします。
5. ドライブ上のすべてのデータが完全に消去される旨の確認画面が表示されるので、「OK」をクリックします。
Microsoftのドキュメントによると、Windows Vista以降はフルフォーマット実行時に常にディスク全体へゼロが書き込まれます。一方、Windows XP以前ではゼロ書き込みは行われていませんでした。
方法2:コマンドプロンプトまたはPowerShellでドライブをワイプする
あまり知られていませんが、コマンドプロンプトやPowerShellを使って、接続中の任意のドライブにフルフォーマットを実行することもできます。
1. 管理者権限でコマンドプロンプトまたはPowerShellを開きます。
2a. コマンドプロンプトの場合は、次のコマンドをコピーして貼り付けます:
format VOLUME: /v:FLASHDRIVE-LABEL /fs:FILE-SYSTEMVOLUMEは対象ドライブのドライブ文字、FLASHDRIVE-LABELはエクスプローラー上に表示させたいドライブ名、FILE-SYSTEMはFAT32・exFAT・NTFSのいずれかに置き換えてください。
コマンドプロンプトの記述例:
format E: /v:WorkUSBDrive /fs:exFAT2b. PowerShellの場合は、次のコマンドをコピーして貼り付けます:
Format-Volume -DriveLetter DRIVELETTER -FileSystem FILESYSTEM -NewFileSystemLabel NewFileSystemName -Full -ForceDRIVELETTERは対象ドライブのドライブ文字、FILESYSTEMはFAT32・exFAT・NTFSのいずれかに置き換えます。迷った場合はNTFSが無難です。「-Full」はフルフォーマットの実行、「-Force」は既定設定の上書きを意味します。
PowerShellの記述例:
Format-Volume -DriveLetter E: -FileSystem exFAT -Full -Force3. Enterキーを押してコマンドを実行します。「{ドライブ文字} ドライブ用の新しいディスクを挿入してください」というメッセージが表示されたら、再度Enterキーを押してください。
また、管理者権限でコマンドプロンプトまたはPowerShellを開き、下の画像のようにコマンドを順に入力する方法もあります。

方法3:削除済みデータを上書きする
機械式HDDや外部ストレージの場合、空き領域を上書きすることでさらに安全性を高められます。
cipher
コマンドプロンプトまたはPowerShellで、次のコマンドを実行します:
cipher /w:{DRIVE}C:/ドライブを消去する場合の記述例:
cipher /w:C:/cipher使用時の注意点として、できるだけ多くの空き領域を上書きするため、バックグラウンドで動作しているアプリケーションは事前に閉じておきましょう。
SDelete
SDelete(Secure Delete)は、ハードドライブを安全に消去するためのもう一つのコマンドラインユーティリティです。既存ファイルの安全な削除に加え、ディスクの未割り当て領域に残るファイルデータ(削除済み・暗号化済みファイルを含む)も安全に消去できます。
方法4:PCをリセットする
ハードドライブが1台しかないノートPCやデスクトップPCの場合は、「PCをリセット」機能でWindows 10を工場出荷時の状態に戻すのが最善策です。Windows 11でも同様に、問題の解決と新しいWindows環境の構築を同時に行えます。
Windows 10やWindows 11でドライブを削除・消去する際、あなたはどの方法を使っていますか?ぜひコメント欄でお聞かせください!
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