Windows 11のファイルエクスプローラーにごみ箱を追加する方法
ごみ箱は、Windowsでユーザーが手動で削除したファイルを一時的に保管する場所です。通常はデスクトップの既定のショートカットから簡単に開けますが、必ずしもそのショートカットに頼る必要はありません。Windows 11には、ごみ箱への別のアクセス手段を設定する方法がいくつか存在します。
ファイルエクスプローラーはWindows 11における標準のファイル管理ツールであるため、ここにごみ箱のショートカットを追加しておくのは理にかなっています。そうすれば、エクスプローラーを開いたままの状態でごみ箱へすばやくアクセスでき、作業効率が向上します。この記事では、その具体的な設定手順を解説します。
エクスプローラーの「PC」にごみ箱ショートカットを追加する方法
残念ながら、Windows 11にはファイルエクスプローラーのPCセクションにショートカットを追加できる組み込みの設定が用意されていません。そのため、レジストリを手動で編集してごみ箱をPCに追加する必要があります。編集作業自体はシンプルですが、万が一に備えて事前にレジストリをバックアップしておくことをおすすめします。以下が具体的な手順です。
- タスクバーの検索ボタン(虫眼鏡アイコン)をクリックします。
- 検索ボックスにregeditと入力して、レジストリエディターを検索します。
- 検索結果の右側に表示される管理者として実行を選択して、レジストリエディターを起動します。

- 次のレジストリキーの場所を開きます:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\MyComputer\NameSpace
- NameSpaceキーを右クリックし、コンテキストメニューから新規を選択します。
- 新規サブメニューからキーをクリックします。

- キー名として{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}を入力し、Enterキーを押します。この文字列はCtrl + CとCtrl + Vでコピー&ペーストすると確実です。

- レジストリエディターを閉じ、Windows 11を再起動します。
以上で設定完了です。Win + Eを押してエクスプローラーを起動し、左側のナビゲーションウィンドウでPCをクリックしてみてください。
デバイスとドライブの下に、新しいごみ箱ショートカットが表示されているはずです。ダブルクリックすれば、そのままごみ箱を開くことができます。
もし後からこのショートカットを削除したくなった場合は、再びNameSpaceレジストリキーを開き、追加した{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}キーを右クリックして削除を選択すれば元に戻せます。
ごみ箱ショートカットをクイックアクセスに追加する
エクスプローラーにごみ箱ショートカットを設定したら、さらにナビゲーションウィンドウのクイックアクセスフォルダにも登録しておくと便利です。
手順は簡単です。PC内のごみ箱ショートカットを左クリックしたまま押さえ、そのままクイックアクセスフォルダの上までドラッグします。「クイックアクセスにピン留めする」というツールチップが表示されたら、マウスの左ボタンを離してください。
これで、クイックアクセスフォルダにもごみ箱ショートカットが追加されました。エクスプローラー左側のショートカットをクリックするだけでごみ箱へアクセスできます。さらに、エクスプローラー右側に表示中のファイルをごみ箱ショートカットへドラッグ&ドロップすれば、直接削除操作を行うことも可能です。
「PC」にその他のショートカットを追加する方法
実は、ごみ箱以外にも同じ手法を使えば、さまざまな機能へのショートカットをPCに追加できます。やり方は、ごみ箱の場合と同じNameSpaceレジストリキーに、別のCLSIDコード名を持つ新しいキーを追加するだけです。CLSIDとはCOMオブジェクトを識別するためのコードで、コントロールパネルやデバイスマネージャーなど、Windowsの各種機能に割り当てられています。追加できる主なCLSIDは以下の通りです。
- コントロールパネル:{5399E694-6CE5-4D6C-8FCE-1D8870FDCBA0}
- ファイル名を指定して実行:{2559a1f3-21d7-11d4-bdaf-00c04f60b9f0}
- デバイスマネージャー:{74246bfc-4c96-11d0-abef-0020af6b0b7a}
- OneDrive:{018D5C66-4533-4307-9B53-224DE2ED1FE6}
- 個人用設定:{ED834ED6-4B5A-4bfe-8F11-A626DCB6A921}
- プログラムと機能:{7b81be6a-ce2b-4676-a29e-eb907a5126c5}
- システムの復元:{3f6bc534-dfa1-4ab4-ae54-ef25a74e0107}
- NVIDIAコントロールパネル(要インストール):{0bbca823-e77d-419e-9a44-5adec2c8eeb0}
これらのCLSIDオブジェクトのショートカットを追加するには、先ほどの手順の7番目まで進んだところで、キー名としてごみ箱のCLSIDではなく、リストから選んだ別のCLSIDを入力します。あとは同じようにWindowsを再起動すれば、PCのデバイスとドライブの下に該当機能のショートカットが表示されます。
まとめ:エクスプローラー内からごみ箱を開けるようになろう
ファイルエクスプローラーにごみ箱ショートカットを追加するメリットは明白です。ショートカットがあれば、ファイルを削除した直後にエクスプローラーのウィンドウを最小化したり切り替えたりすることなく、そのままごみ箱へアクセスできます。もちろん、タスクバーやスタートメニューにごみ箱ショートカットを置く方法もありますが、日常的にファイル操作をするなら、エクスプローラー内に配置しておくのが最も快適でしょう。
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