Windows 11でPNG画像をJPG形式に変換する6つの方法
PNG(Portable Network Graphics)とJPG(Joint Photographic Experts Group)は、最も広く利用されている2大画像フォーマットです。PNGは透明背景をサポートし、色の再現性にも優れていますが、それでも多くのユーザーはPNG画像をJPGに変換して使うことを好みます。最大の理由は、JPGが非可逆圧が非可逆圧縮を採用しているため、ファイルサイズを大幅に小さくできる点にあるでしょう。
幸い、PNGからJPGへの変換は非常に簡単で、Windows 11にはさまざまな変換手段が用意されています。この記事では、Windows 11でPNG画像をJPG形式に変換できる6つの方法を、初心者向けのものから上級者向けのものまで順番に解説します。
1. エクスプローラーで拡張子を変更して変換する
最も手軽な方法のひとつが、PNGファイルの拡張子を直接「jpg」に書き換える方法です。この方法ではファイル内部のデータは変化しませんが、拡張子がJPGに変わるため、多くのアプリではJPG画像として扱われます。エクスプローラーでの具体的な手順は以下の通りです。
- Win + Eキーを押してエクスプローラーを開きます。
- コマンドバーの「もっと見る」(See more)ボタンをクリックし、「オプション」を選択します。
- 表示されたダイアログの「表示」タブを開きます。
- 「登録されている拡張子は表示しない」のチェックが入っている場合は外します。
- 「適用」→「OK」をクリックして設定を保存し、フォルダーオプションを閉じます。
- PNGファイルが保存されているフォルダーを開きます。
- PNG画像を右クリックし、「名前の変更」を選択します。
- ファイル名の末尾にある「png」を削除して「jpg」に書き換えます。
- Enterキーを押して確定します。
なお、この方法はデータそのものを圧縮しているわけではないため、ファイルサイズの削減効果はありません。あくまで拡張子の表示を変える手法である点に注意してください。
2. オンラインのPNG→JPG変換ツールを使う
ブラウザーだけで完結するオンライン変換サービスも非常に便利です。「PNG to JPG」というWebアプリなら、一度に最大20枚のPNG画像をまとめてJPGへ変換でき、1ファイルあたり50MBまで対応しています。メールアドレスの登録も不要なので、手軽に利用できるでしょう。手順は以下の通りです。
- PNG to JPGのWebアプリページを開きます。
- ページ内の「Upload Files」ボタンをクリックします。
- 変換したいPNG画像ファイルを選択し、「開く」ボタンを押します。
- 変換が完了したら、「Download All」ボタンを押してJPG画像を一括ダウンロードします。
※個人情報や機密性の高い画像を扱う場合は、ファイルが外部サーバーへアップロードされるオンラインツールの利用は避け、後述するローカル環境での変換方法を選ぶと安心です。
3. ペイントで別形式として保存する
変換したい画像が1枚だけなら、Windows 11に標準搭載されている「ペイント」で開いて別形式で保存するのが手軽で確実です。手順は以下の通りです。
- タスクバーの虫眼鏡アイコンをクリックして検索ボックスを開きます。
- 検索欄に「ペイント」と入力します。
- 検索結果からペイントを起動します。
- 「ファイル」メニューをクリックします。
- 「開く」を選択します。
- 変換したいPNG画像を選んで開きます。
- 「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択します。
- 「JPEG画像」を選択すると、JPG形式で保存されます。
関連記事:JPEG・GIF・PNGの違いとは?主要画像フォーマットの特徴を徹底解説
4. コマンドプロンプトとImageMagickで変換する
コマンド操作に慣れている方には、ImageMagickを使ってコマンドプロンプトから変換する方法がおすすめです。ImageMagickはWindows・macOS・Linuxに対応した高機能なコマンドラインツールで、200種類以上の画像フォーマットをサポートしています。導入手順は少し長めですが、一度設定すれば大量の画像も素早く処理できます。
- ImageMagickの公式ダウンロードページを開きます。
- ページ内の「Windows Binary Release」から、ImageMagick-7.1.0-25-Q16-HDRI-x64-dll.exeを選択してWindows版をダウンロードします。
- エクスプローラーでダウンロード先フォルダーを開き、セットアップウィザードをダブルクリックして起動します。
- 「I accept the agreement」のラジオボタンを選択し、「Next」をクリックします。
- インストール先を変更したい場合は、「Browse」をクリックして別のフォルダーを指定します。
- 「Next」を数回クリックして進みます。
- 追加タスクの画面で、Create a desktop icon、Add application to system path、Install FFmpeg、Install legacy utilitiesの各チェックボックスが選択されていることを確認します。
- 「Next」→「Install」をクリックしてインストールを実行します。
- インストール完了後、検索ボックスに「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動します。
- cdコマンドでPNG画像のあるフォルダーへ移動します。たとえば標準のピクチャフォルダーなら、
cd\Users\<ユーザーフォルダー名>\Picturesと入力してEnterキーを押します。 - 以下のコマンドを入力してEnterキーを押すと、PNG画像がJPGに変換されます。
Convert "画像名.png" "画像名.jpg"
コマンド内の「画像名」は実際のファイル名に置き換えてください。また、cdコマンドの「<ユーザーフォルダー名>」の部分も、ご自身のユーザー名に合わせて変更が必要です。なお、新しいバージョンのImageMagickでは magick "画像名.png" "画像名.jpg" の使用が推奨されているため、Convertコマンドが認識されない場合はこちらをお試しください。
関連記事:Windows 10でImageMagickを使って画像を一括編集する方法
5. Google Chromeの拡張機能で変換する
Google Chromeには、PNG→JPG変換に特化した拡張機能がいくつか存在します。その多くはオンライン変換サービスをベースにしていますが、ツールバーからワンクリックでアクセスできるのが大きなメリットです。ここでは「Quality PNG to JPG Converter」拡張機能を使った手順を紹介します。
- Quality PNG to JPG Converterの拡張機能ページを開きます。
- 「Chromeに追加」ボタンをクリックしてインストールします。
- Chromeツールバーの「Quality PNG to JPG Converter」ボタンをクリックします。
- 「Select Files」ボタンを押します。
- 変換したいPNG画像を選択し、「開く」をクリックします。
- 「Convert Files」オプションを選びます。
- 「Convert Now」ボタンを押すと変換が開始され、完了後にJPGファイルをダウンロードできます。
6. フリーソフト「XnConvert」で一括変換する
大量の画像を定期的に変換したいなら、無料で使える変換ソフト「XnConvert」がおすすめです。複数のPNG画像を一括でJPGに変換できるだけでなく、リサイズやフィルター適用といった簡単な編集処理を変換と同時に実行できる点が強みです。
- まず、ブラウザーでXnConvertの公式ダウンロードページを開きます。
- 「Setup Win64bit」ボタンをクリックしてインストーラーをダウンロードします。
- エクスプローラーでダウンロード先フォルダーを開き、XnConvert-win-x64をダブルクリックしてインストーラーを起動します。
- 「Select Setup Language」画面で言語を選択し、「OK」をクリックします。
- 「I accept the agreement」を選択して「次へ」をクリックします。
- インストール先を変更したい場合は、「参照」をクリックして別のフォルダーを選択します。
- 「次へ」を数回クリックし、「インストール」を選択します。
- 「Run XnConvert」にチェックを入れた状態で「完了」をクリックすると、そのままアプリが起動します。
- 「入力」(Input)タブの「ファイル追加」ボタンを押します。
- 変換したいPNGファイルを選択して「開く」をクリックします。
- 「出力」(Output)タブに切り替えます。
- 「フォーマット」のドロップダウンメニューから「JPG」を選択します。
- 「...」ボタンをクリックして、変換後ファイルの保存先フォルダーを指定します。
- 「変換」ボタンを押せば一括変換が実行されます。
PNGをJPGに変換してファイルサイズを節約しよう
同じ画像でも、PNGの方がJPGよりもファイルサイズが大きくなりがちです。つまり、PNGからJPGへの変換は、実質的に画像圧縮の一種とも言えます。ストレージ容量を節約したい方は、この記事で紹介した6つの方法を試してみてください。手軽さを重視するなら拡張子の変更やペイント、画質を保ちたいなら専用ソフト、大量処理ならXnConvertのように、目的やスキルレベルに合わせて最適な方法を選びましょう。
-
Windows 11/10/8/7でWord文書をPDFに変換する4つの方法【保存・編集の手順を徹底解説】
この記事を読んでいる方の中には、次のような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。なぜWord文書をPDF形式に変換する必要があるの?WordからPDFに変換するとどんなメリットがあるの?WordではなくPDFを使う理由は?まずは、WordファイルをPDFドキュメントに変換しておくと便利な主な理由を確認しておきましょう。PDFは見た目が美しく、よりプロフェッショナルな印象を与えられるWord文書は、別のパソコンやデバイスで開くとレイアウトが崩れることがある(特に目次など)PDFファイルはWord文書に比べてファイルサイズが小さいセキュリティ面で有利――パスワード設定や閲覧制限などが可能検
-
Windows 11で破損したファイルを修復する4つの簡単な方法
Windows 11にアップグレードした後、パソコンの動作が遅くなったり、アプリがエラーを出して開かなくなったり、起動やシャットダウンに予想以上に時間がかかるようになったことはありませんか?これらはすべて、Windows 11のシステムファイルが破損している兆候です。システムファイルが何らかの理由で破損すると、BSOD(ブルースクリーン)、システムクラッシュ、エクスプローラーの動作遅延、フリーズ、読み込みの遅さなど、さまざまな問題が発生します。こうした問題を解決するには、破損したシステムファイルを修復する必要があります。この記事では、ファイルが破損する原因と、Windows 11の破損したシス