MacでSafariの閲覧履歴を強制的に同期する方法【隠しDebugメニューを活用】
AppleデバイスでSafariを使っていると、まれにiCloud経由の閲覧履歴がデバイス間で正しく同期されないことがあります。仕事などでiPhone・iPad・Macを行き来しながらブラウジングしている方にとって、片方のデバイスで開いたサイトがもう片方に表示されないのは大きなストレスですよね。
そんなときは、Safariに隠された「Debug」メニューを有効化し、「Sync iCloud History(iCloud履歴を同期)」を実行することで、履歴データをすべてのAppleデバイスに強制的に同期できます。操作はターミナルでコマンドを1つ実行するだけなので、以下の手順に沿って試してみてください。
MacでSafariの履歴を強制同期する手順
この作業ではMac上のSafariを使用します。具体的には、通常は表示されない非公開メニューをターミナルから呼び出し、そこから強制同期機能を実行するという流れになります。
1. Safariを終了する
まず、MacでSafariが起動している場合は完全に終了してください。Safariが動作中だとこの手順は正常に機能しません。
2. ターミナルを起動する
Dockの「Launchpad(ランチパッド)」をクリックし、検索フィールドに「ターミナル」と入力して起動します。
3. コマンドを入力してDebugメニューを有効化する
ターミナルが起動したら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。これにより、Safariに隠しメニュー「Debug」が追加されます。
defaults write com.apple.Safari IncludeInternalDebugMenu 1
4. 確認メッセージは表示されない
コマンド実行後、特に確認メッセージなどは表示されませんが、設定自体はすでに反映されています。
5. Safariを起動する
Dockのアイコン、またはLaunchpadからSafariを起動します。
6. 「Debug」メニューを確認する
Safariが起動したら、メニューバーの一番右端に「Debug」という項目が追加されていることを確認してください。これが先ほどのコマンドで解放された隠しメニューです。
7. 「Sync iCloud History」を実行する
「Debug」メニューをクリックし、「Sync iCloud History(iCloud履歴を同期)」を選択します。これにより、すべてのAppleデバイス間でSafariの履歴データの強制同期が開始されます。
8. 同期完了後はDebugメニューを無効化しておく
同期が完了したら、今後のためにDebugメニューを元に戻しておきましょう。まずMacでSafariを終了します。終了していないと以下の手順が機能しないので注意してください。その後、Launchpadからターミナルを再度起動します。
次のコマンドを入力してEnterキーを押すと、Debugメニューが無効化されます。
defaults write com.apple.Safari IncludeInternalDebugMenu 0
9. メニューが消えたことを確認する
コマンド実行後、Safariを起動してDebugメニューが表示されなくなっていれば成功です。
補足:新しいmacOSでコマンドが反映されない場合
macOS Catalina以降では、Safariの設定がシステム整合性保護(SIP)によって保護されているため、上記のコマンドが反映されないケースがあります。その場合は、「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「プライバシー」→「フルディスクアクセス」でターミナルに権限を付与してから、再度コマンドを実行してみてください。
まとめ
閲覧履歴の同期不良は、作業の妨げになるだけでなく、大事なページを見失う原因にもなります。今回紹介した方法を使えば、Safariの履歴をすべてのAppleデバイスで強制的に最新状態に揃えられます。同期トラブルが再発したときは、同じ手順を再度試してみてください。
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