MacをWi-Fiホットスポットにする方法|iPhone・iPadとネット接続を共有する手順を徹底解説
職場のWi-FiがiPadやiPhoneの大量アクセスについていけず、ブラウジングが極端に遅くなってしまった経験はありませんか?ホテルの客室Wi-Fiにすべてのデバイスを同時に接続できないこともあるでしょう。また、月末になってモバイル回線のデータ容量が残りわずか…そんなときでも、ネットサーフィンを諦める必要はありません。
実は、Macをアクセスポイント(ホットスポット)にすれば、そのインターネット接続をWi-Fi経由で他のデバイスと簡単に共有できます。この記事では、具体的な設定手順を詳しく解説します。
MacからiPhoneへWi-Fiを共有する方法
必要なもの: Macが有線(イーサネット)でネットワークに接続されていること。つまり、Wi-FiではなくLANケーブルでネットワークにつながっている必要があります。
- システム環境設定を開き、「共有」を選択します。該当画面が表示されない場合は、12個のドットが並んだアイコンをクリックしてください。
- 「共有」をクリックします。
- 「インターネット共有」の横にあるチェックボックスにチェックを入れます。
- 「共有する接続経由」で「Ethernet」を選択します。
- その下の「相手のコンピュータでのポート」で「Wi-Fi」を選択します。
- 「Wi-Fiオプション」をクリックします。ここでパスワードを設定すれば、見知らぬ人が勝手にあなたのWi-Fiへ接続するのを防げます(パスワードは8文字以上が必要です)。「セキュリティ」で「WPA2パーソナル」を選択し、パスワードを入力して確認します(WPA2は802.11i準拠の暗号化規格です)。
- 再び「インターネット共有」のチェックボックスにチェックを入れます。
- 「開始」をクリックして、インターネット共有を有効にすることを確認します。
- これでMacを使ったWi-Fiホットスポットが完成しました。通常Wi-Fiの信号強度が表示される場所に、接続を共有中であることを示す矢印付きのアイコンが表示されます。
- 次に、iPhoneやiPadで「設定」>「Wi-Fi」と進み、作成したばかりのネットワークを選択します。
- 設定したパスワードを入力すれば、接続完了です。
- 2台目のMacをこのWi-Fiホットスポットに追加するには、画面上部のWi-Fiアイコンをクリックし、参加したいホットスポット名を選択します。
- そのWi-Fiネットワークのパスワードを入力します。
- あとは快適なブラウジングをお楽しみください。
なお、macOS Ventura以降では「システム設定」>「一般」>「共有」から同様の設定が可能です。
しかし、イーサネット接続がない場合はどうでしょう。MacBookにイーサネットポートがなく、変換アダプタを購入する気にも、有線接続をする気にもなれないかもしれません。その場合は、続きをお読みください。
イーサネット不要でMacのWi-Fiホットスポットを作る方法
残念ながら、MacはWi-Fiで受け取ったインターネット接続を、そのままWi-Fiで共有することができません…ただし、追加のアクセサリがあれば話は別です。
Macの内蔵ネットワークカードは、Wi-Fiへの接続と独自ネットワークのホスト機能のどちらか一方しか担えません。しかし、市販のWi-Fiネットワークアダプタを購入すれば、一方のネットワークインターフェースでWi-Fiを受信しながら、もう一方でそれを再送信できるようになります。たとえばAmazonで約2,000円(£11.99)前後で販売されているAnewish ACデュアルバンド ワイヤレスUSB WiFiアダプタのようなドングルが利用できます。
Wi-Fiアダプタを挿入してインストールしたら、上記の手順に従い、手順4の「Ethernet」の代わりに2つのWi-Fiアダプタのうちの1つを選択してください。
Bluetooth経由でMacからiPhoneへインターネットを共有する方法
Wi-Fiアダプタにお金をかけたくない場合には、もうひとつの選択肢があります。ただし、Wi-Fiほど高速ではなく、対応デバイスも限定される点には注意が必要です。この方法では、Wi-Fiの代わりにBluetooth、正確にはBluetooth PAN(パーソナルエリアネットワーク)を使ってインターネット接続を共有します。
Bluetoothのペアリング作業があるため、最初の接続には時間がかかりますが、追加費用なしでWi-Fi接続を共有できる無料の代替手段であり、ほとんどのスマートフォンやタブレットで利用できます。
設定手順はWi-Fi共有の場合と基本的に同じですが(上記の手順を参照)、手順5の「相手のコンピュータでのポート」で「Wi-Fi」の代わりに「Bluetooth PAN」を選択してください。
iPhoneからBluetoothネットワークに参加する手順
- まず、MacのBluetoothがオンになっていることを確認します。
- iPhoneで「設定」>「Bluetooth」と進み、Bluetoothがオンになっていることを確認します。
- 「設定」>「モバイルデータ通信」(または「セルラーデータ」)と進み、「インターネット共有」をタップします。
- 次に、iPhoneとMacをペアリングします。システム環境設定の「Bluetooth」パネルを開き、下にスクロールして自分のiPhoneを見つけたら「接続」をクリックします。
- 両方のデバイスにコードが表示されるので、iPhone側で「ペアリング」をタップし、Macに表示されたコードを入力してペアリングを完了させます。
- iPhone画面の左上に青いBluetoothアイコンが表示されれば、デバイス間の接続は完了です。
- Macでは、通常のWi-Fiアイコンに矢印が表示されます。
- iPhoneで「Wi-Fi」を開き、接続したいMacを探します。
- 「個人用ホットスポット」に参加するオプションが表示されるので、「参加」をタップします。
- パスワードを設定している場合は入力します。
なお、iPhoneのデータ通信をMacで利用するテザリング方法については、別記事で詳しく解説しています。また、Wi-Fiネットワークの範囲を広げたい、通信の途切れを防ぎたいという方は、「MacでWi-Fi接続を強化する方法」の記事もぜひご覧ください。
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