iPhoneからiPhoneへWi-Fiパスワードを共有する方法|事前準備とトラブル対処法も解説
長いパスワードを打ち込んでWi-Fiネットワークに接続するのは、いつだって面倒な作業です。ありがたいことに、iOSには便利な機能が備わっており、Wi-Fiに接続済みのiPhoneから別のiPhoneへ、ルーターのパスワードをそのまま共有できます。
複雑なパスワードを思い出そうとしたり、長い文字列を入力したりする必要はありません。ネットワークに接続している側のiPhoneでボタンをタップするだけで、友人や家族が同じWi-Fiネットワークに、パスワードを入力することなく参加できます。どのような仕組みなのでしょうか?順を追って見ていきましょう。
iPhone間でWi-Fiパスワードを共有するためのチェックリスト
iPhoneからWi-Fiパスワードを共有する前に、必ず確認しておきたい条件が5つあります。
- 両方のiPhoneのロックを解除し、互いに近づけておく。
- 両方のiPhoneで「設定」またはコントロールセンターからWi-FiとBluetoothをオンにする(片方はすでにWi-Fiに接続している必要があります)。
- それぞれのApple IDに使用しているメールアドレスが、互いの連絡先に登録されていることを確認する。
- 両方のiPhoneが最新バージョンのiOSであることを確認する。
- 両方のデバイスがiCloudにサインインしていること。
上記のチェックリストを確認して、すべて問題なければ、両方のiPhoneはパスワードを共有できる状態になっています。
iPhoneからiPhoneへWi-Fiパスワードを共有する手順
まず、片方のiPhone(ここでは「送信側」と呼びます)をWi-Fiに接続します。もう片方のiPhone(「受信側」)はWi-Fiをオンにしたまま、パスワードの入力待ちの状態にしておきます。両方のスマホをBluetoothが届く範囲で近づけたら、以下の手順に進みましょう。
- 受信側のiPhoneで「設定」>「Wi-Fi」を開きます。
- 「ネットワークを選択」の一覧から、参加したいネットワーク名をタップします。
- 画面にパスワード入力欄が表示され、その下にはiOSデバイス間でWi-Fiパスワードを共有できる旨の説明文が表示されます。

- 送信側のiPhoneのロックを解除し、受信側のiPhoneに近づけます。送信側のデバイスのホーム画面に、受信側のデバイスとWi-Fiパスワードを共有してもよいか尋ねるプロンプトが表示されるので、「パスワードを共有」をタップします。すると、受信側のデバイスがパスワードを受け取り、同じWi-Fiに自動的に接続されます。

- 送信側の画面で「パスワードを共有」のポップアップを見逃してしまった場合は、iPhoneの画面を一度オフにしてから再度オンにすれば、共有プロンプトが再び表示されます。
これで完了です!複雑なパスワードを一文字ずつ入力する手間から解放され、貴重な時間を節約できました。
2台のiPhone間でのパスワード共有はどうやって動作するのか?
このシームレスなパスワード共有機能は、AppleがiOS 11で導入しました。パスワードの共有はBluetooth経由で行われるため、両方のデバイスでBluetoothをオンにして、互いに近づけておくことを忘れないようにしましょう。
すべてのパスワードはデバイス上のキーチェーンに保存されています。iPhoneからWi-Fiパスワードを直接読み取ることは、脱獄(jailbreak)しない限り不可能なため、比較的安全な共有方法と言えます。
ほかの場所でパスワードを調べることなく、Wi-Fiパスワードを共有し続けることができます。ただし、ルーターのパスワードを忘れてしまった場合は、Windows 10やMacでWi-Fiパスワードを復元したり、ルーターの管理画面にログインしたり、どうにもならないときはルーターを初期化するという手段もあります。
Wi-Fiパスワードの共有がうまくいかない場合
2台のiPhone間でWi-Fiパスワードの共有がうまくいかないこともあるかもしれません。原因は上記チェックリストの5つの項目のいずれかであることが多いですが、それでも解決しない場合は、以下の手順を試してみてください。
- 片方または両方のスマホを再起動すると、軽微な不具合が解消されることがあります。
- 両方のiPhoneが互いに通信範囲内にあり、かつWi-Fiの死角エリアにいないことを確認しましょう。
- ルーターが正常に動作しているか確認します。動いていない場合は、電源をオフ/オンしてみるか、Wi-Fiルーターのトラブルシューティング手順を試して問題を解決しましょう。
- 片方のスマホのiOSバージョンが異なる可能性があります。iPhoneソフトウェアのバージョンを確認するには、「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」に移動します。iOSが最新であれば「ソフトウェアは最新です」というメッセージが表示されます。アップデートを促す画面が出た場合は、そのままインストールを進めましょう。
- 受信側のデバイスが過去にその無線ネットワークに接続していた履歴がある可能性もあります。その場合は、「設定」でネットワーク名の横にある「このネットワーク設定を削除」を実行してから、もう一度試してみてください。
- 接続の問題が続くようであれば、ネットワーク設定をリセットするという方法もあります。「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「リセット」>「ネットワーク設定をリセット」に移動してください。ただし、これにより端末内のすべてのWi-Fiネットワークとパスワード、モバイルデータ通信設定、VPN、APN設定が消去されます。手間が大きいため、この最終手段は避けて、受信側のスマホに手動でパスワードを入力する方がよいでしょう。
あなたはどのくらいの頻度でWi-Fiパスワードを共有していますか?
ルーターのパスワードを共有したくない理由はたくさんあります。しかし、友人や家族からの頼みを断るのも難しいものです。パスワードを明かさずにWi-Fiを共有できれば、まさに一石二鳥と言えるでしょう。
パスワード管理ツールが生成する複雑な英数字の組み合わせを入力するのもまた、骨の折れる作業です。また、誰かのWi-Fiネットワークを使いたいときには、この方法を相手に提案してみましょう。慎重に作り上げた安全なパスワードを他人に渡してしまうリスクも減らせるはずです。
とはいえ、自分のWi-Fiには常に注意を払い、無線ルーターのセキュリティ対策を積極的に行い、見知らぬ接続(不正なゲスト)がないか定期的にチェックすることを忘れないでください。
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