Mac
 Computer >> コンピューター >  >> システム >> Mac

Macの正しい掃除方法:iMacやMacBookを細菌・汚れから守るお手入れガイド

Macは長く使ううちに、外側にも内側にも(物理的にもデジタル的にも)汚れやホコリがたまっていきます。だからこそ、定期的なお手入れが大切です。本記事では、Macの画面・キーボード・マウスのクリーニング方法から、本体内部のホコリ除去、さらにはデスクトップの整理整頓まで、Macを清潔に保つための方法を詳しく解説します。

新型コロナウイルスの流行以降、「普段使っている機器が衛生的かどうか」への関心は一気に高まりました。抗菌ワイプなどを活用して、触れる機会の多いMacをこまめに清潔に保ちましょう。

作業前の注意点

デバイスのクリーニングには抗菌ウェットティッシュが便利ですが、デバイスを濡らしすぎないことが重要です。液体が内部に入り込むと、部品の破損につながる恐れがあります。また、過酸化水素や溶剤を含む洗剤は仕上げを傷める可能性があるため、使用は避けてください。

なお、水やコーヒーをこぼしてしまった場合の対処法については「Macに液体をこぼしたときの対処法」の記事を、iPhoneやiPadの消毒方法については専用記事をご覧ください。

また、Macを売却予定の方や、職場で新しいMacに買い替えて旧機種を譲る方、フリーアドレス環境で複数人で同じMacを共有する方も、引き渡し前にしっかりクリーニングしておきましょう。細菌の受け渡しを防ぐことは、自分自身を守ることにもつながります。

さらに、Macの動作を遅くする原因となるマルウェアや不要アプリの削除、Safariのキャッシュ削除、macOSのクリーンインストールなど「デジタル面の大掃除」も検討している方は、以下の関連ガイドも参考になります。

  • Macアプリの削除方法
  • Macのウイルス・マルウェア駆除方法
  • Safariのキャッシュ・履歴・Cookieの消去方法
  • 動作の遅いMacを高速化する方法

Macのキーボードを掃除する方法

キーボードは見た目がきれいでも、実はさまざまな雑菌や細菌が潜みやすい場所です。特にノート型Macは持ち運びの機会が多く、近くで食事をすることも少なくありません。しかも、キーに近い位置で本体が発する熱が雑菌の繁殖を助けることもあります。定期的にウェットティッシュで拭く習慣をつけましょう。

掃除前の準備

まずMacの電源を切り、コンセントからも外します。誤操作を防ぐためです。電池式のキーボードの場合は、安全のため電池も取り出しておきましょう。

ホコリとパンくずを取り除く

外付けのキーボードであれば、裏返して軽く振ると、ホコリや食べかすが落ちます。ノート型Macの場合は激しく振るのはNG。傾けて優しく揺らす程度にとどめてください。

それでも不十分な場合は、エアダスター(圧縮空気スプレー)でキーの隙間に空気を吹き付けましょう。Amazon UKでは「5 Star Air Duster」が6.09ポンド、Amazon USでは「Falcon Dust Off」が16ドル前後で購入できます。

マイクロファイバークロスで拭く

パンくずを取り除いたら、Scotch-Brite(Amazon UKで11.99ポンド)やVibraWipe(Amazon USで16.99ドル)といったマイクロファイバークロスを軽く湿らせて、キーボード全体を拭きます。

外付けキーボードなら比較的しっかり擦っても大丈夫ですが、やはり濡らしすぎには注意が必要です。キーの下にある基板が濡れると、キーボードが故障する恐れがあります。汚れがひどい場合は、水に食器用洗剤を1滴混ぜると効果的です。

ノート型Macのキーボードの場合は、クロスをごくわずかに湿らせる程度に。できれば水を使わず、力技だけで拭き取ることをおすすめします。

キートップを外しての掃除について

それでも汚れが落ちない場合は、キーを外して奥の汚れを掃除する方法もあります。ただし、以下のモデルでは絶対にキーを外さないでください。キーが壊れて高額な修理費用が発生します。

  • 2015年以降のMacBook
  • 2016年以降のMacBook Pro
  • 2018年以降のMacBook Air
  • 2015年以降にiMacやMac mini向けに発売されたMagic Keyboard各種

これらの薄型「バタフライ」構造のキーボードについては、後述の専用セクションを参照してください。

キーを外せるタイプであれば、外した後にエアダスターで奥のホコリを吹き飛ばし、頑固な汚れには湿らせた綿棒を使います。キーを戻す前に、必ずキーボードを完全に乾かしてください。

最後に消毒を

仕上げに、アルコールウェットティッシュや抗菌表面クリーナー(Clinell Universal wipes:Amazon UKで6.67ポンド、Awesome Wipes:Amazon USで7.97ドルなど)でキーボードを消毒しましょう。入手できない場合は、ミューズなどの抗菌ウェットティッシュでも代用できます。

今後キーボードを汚さないためには、デスクでの食事を控えること。そして当然ながら、トイレの後は手を洗いましょう。

もしキーボードが単に汚れているのではなく壊れている場合は、「壊れたMacキーボードの修理方法」の記事をご覧ください。

Appleの「バタフライ」キーボードを掃除する方法

2015年のMacBookで登場したAppleの薄型「バタフライ」メカニズム搭載キーボードは、その後Macラインナップ全体の標準となりました。しかしキーストロークが浅くなったことで、キーが引っかかる、押しても反応しない、同時に複数入力されるといった不具合の報告が増えました。

こうしたトラブルを防ぐには、Appleが公式に案内しているクリーニング手順に従うのが有効です。

  1. MacBookを75度程度の角度に傾けます(垂直に立てないよう注意)。
  2. その姿勢を保ったまま、ストロー状のノズルを付けたエアダスターで、パンくずなどの異物を吹き飛ばします。ノズルはキーボードから約1.5cm離し、左から右へ数秒間かけて吹き付けるのが理想です。
  3. 次にMacBookを横向きに立てて同じ作業を繰り返します。
  4. 反対側にも倒して、もう一度エアダスターで全体を吹きましょう。ビスケットの粉やホコリなどによる詰まりが解消されるはずです。

それでも改善しない場合は、Appleサポートに連絡し、この既知の問題に対応したキーボード修理サービスプログラムを利用することをおすすめします。

Macの画面を掃除する方法

次にお手入れしたいのは、指紋や皮脂がつきやすいディスプレイです。

作業前に、Macの電源を切ってコンセントから外します

乾いたクロスで磨く

まずはマイクロファイバークロスで画面を優しく磨きます。キッチンペーパーやティッシュ、研磨入りクロスは絶対に使わないでください。繊維が残らず画面を傷つけない、「糸くずが出ない(lint free)」タイプの柔らかいクロスを選びましょう。

小さな円を描くように拭くのがコツです。すべての指紋や汚れを落とすには数分かかることもあります。ノート型Macの場合は、画面を磨いている間、画面やヒンジに負担がかからないよう、背面を手で支えながら作業してください。

落ちない場合は少し湿らせる

乾いたクロスで落ちない場合は、クロスを軽く湿らせてから拭きます。びしょびしょにすると水が本体に入り込む恐れがあるので注意してください。リスクを最小限に抑えるなら、水道水に含まれるミネラル分によるダメージを避けるため、精製水を使うのがおすすめです。

スプレーは直接かけない

ノートPCでもデスクトップのディスプレイでも、水やクリーナーを画面に直接スプレーしてはいけません。ガラスクリーナーを使いたくなりますが、液体や薬品が内部に入るとショートや部品の破損を招き、画面自体が傷むこともあります。

LCDディスプレイ専用のクリーニングキット(Klear Screen Kit:Amazon UKで10.25ポンド、Screen Mom:Amazon USで16.95ドルなど)も市販されています。ただし、これらもスプレータイプであっても直接画面に吹きかけるのは避け、一度クロスに吹き付けてから磨いてください。アルコール含有の製品は画面を傷める可能性があるため、選ばないようにしましょう。

Apple製品の画面クリーニングについては、「iPhone・iPad・Mac・Watchの画面を安全に掃除する方法」の記事も参考になります。

Macのマウスを掃除する方法

幸い、トラッキングボール式のマウスの時代は終わりましたが、マウス底部のゴム足には汚れがたまりやすく、センサーレンズが汚れるとカーソルが正常に追従しなくなることがあります。クリックボタンやホイールも雑菌の温床になりやすい部分です。他人にマウスを渡す前には、必ず消毒しましょう。

掃除の前に、マウスをパソコンから取り外します

  • ホイールやボタンの溝:爪楊枝で汚れをかき出せますが、折れないよう慎重に。
  • 本体表面:マイクロファイバークロスで拭きます。仕上げや内部部品を傷める恐れのある強力な薬品は避けましょう。
  • 底部のゴム足:マウスを裏返し、綿棒で汚れを拭き取ります。ひどい汚れは爪楊枝で剥がすと便利です。
  • センサー部分:カーソルの動きが悪い場合は、センサーの窓にホコリが付いている可能性があります。エアダスターで吹くか、綿棒で優しく拭き取ります。センサーを傷つけたり強く押したりしないよう注意してください。

最後に、キーボードの項で紹介したような消毒用ウェットティッシュでマウス全体を拭けば完了です。

Mac内部のホコリを掃除する方法

Macのファンやバッテリー周辺にホコリが溜まっていると思われる場合、掃除自体は可能ですが、本体を開けると保証が無効になる恐れがある点に注意してください。

また、2012年に生産終了したアルミ製Mac Proのような古いモデルに比べ、近年のMacは内部にホコリが溜まる問題は起きにくくなっています。

内部にホコリが溜まっているサイン

  • 空気が循環せず、本体が異常に熱くなる
  • 過熱による予期しないシャットダウンが起こる
  • 過熱を防ごうとして性能が低下する
  • 冷却のためファンの音が以前より頻繁に、大きく聞こえる

掃除の手順と注意点

内部のホコリを取り除くには本体を開ける必要がありますが、前述の通り保証の失効や部品破損のリスクがあります。警告として、ここ10年以内にAppleが製造したMacは簡単には開けられない構造になっていると考えてください。

また、Macを開けずに掃除機で通気口からホコリを吸い出そうとするのもNGです。部品が緩む恐れがあるうえ、掃除機が発生させる静電気によって部品がショートする危険性があります。

リスクを承知の上で作業するなら、Macを開けた状態でエアダスターを使ってホコリを吹き飛ばします。開け方の手順が必要な場合は、iFixItの解説ガイドが参考になります。

ホコリを溜めないための予防策

  • 膝の上や布の上でMacを使わない。ファンがホコリを吸い込みやすくなります。硬い机の上で使いましょう。
  • デスクはこまめに埃払いをし、カーペットも頻繁に掃除機をかける。
  • Macの通気口も時々拭き掃除をする。

Macのデスクトップ整理・ファイル管理のコツ

本体がピカピカになっても、Macのデスクトップ画面がフォルダやファイル、スクリーンショットだらけの散らかった状態では台無しです。ここで、デスクトップを整頓するコツをいくつか紹介します。

毎晩フォルダにまとめる

デスクトップが物置と化すのを防ぐシンプルな方法は、毎晩すべてのファイルをデスクトップ上の1つのフォルダに移動することです。「目に入らないと忘れてしまう」面もありますが、それ以上に画面がすっきりし、プライバシーも守られ、ファイルも見つけやすくなります。

タグを活用する

より洗練された方法がタグ機能の活用です。仕事のプロジェクト関連のファイルや子どもの学校関係の書類を保存する際にタグを付ければ、あとから簡単に探せます。タグをもとにスマートフォルダを作成すれば、保存場所に関係なく、そのプロジェクトに関連するファイルをすべて一箇所で確認できるようになります。

ダウンロードフォルダを定期的にチェック

時々確認したいのがダウンロードフォルダです。ここはディスクイメージや古い画像ファイルの捨て場になりがちです。以下の手順で不要なDMGファイルをまとめて削除しましょう。

  1. Finderでダウンロードフォルダを開き、検索ボックスに「ディスクイメージ」と入力します。
  2. 検索条件の「種類」で「ディスクイメージ」を選択します。
  3. 表示されたダウンロード済みDMGファイルをすべて削除します。

外側も内側も清潔に保ったMacは、快適さも衛生面も格段に向上します。今回のガイドを参考に、定期的なお手入れを習慣づけてください。

  1. Macのダウンロードファイルを削除してストレージを整理する方法【手動・アプリ両方の手順】

    インターネットを利用していると、Macにはさまざまなファイルが次々とダウンロードされ、時間の経過とともにディスク容量を大きく圧迫していきます。放置するとMacの動作が遅くなり、確認してみると不要なプログラムや重複してダウンロードされたファイルがジャンクデータの大半を占めていることも少なくありません。古くて役に立たないダウンロードファイルを削除し、Macを快適な状態に保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。 この記事では、Mac用クリーニングアプリ「Cleanup My System」を使って、不要なダウンロードファイル、メール添付ファイル、古いファイルや大容量ファイルなどを削除し、M

  2. Macのメールストレージを解放する方法をわかりやすく解説

    メールで受信したファイルが大量にダウンロードされ、Macの動作が重く感じることはありませんか?そのような場合は、Macのメールストレージを整理・削除する必要があります。これはMacのクリーンアップと最適化において重要なステップです。ディスク容量を有効に活用するためには、不要なファイルやジャンクファイルを定期的にチェックすることが欠かせません。 この記事では、Macのメールストレージ容量を減らす方法を、初心者の方にもわかりやすい手順で解説します。ダウンロード済みファイルを手動で削除するのも一つの方法ですが、時間と手間がかかります。そこで本記事では、強力なMacクリーニングアプリ「Disk Cle