MacであらゆるブラウザのWebサイトをブロックする2つの方法
インターネットのおかげで、私たちはワンクリックで人類の膨大な知識にアクセスできるようになりました。しかし一方で、子どもたちが有害なコンテンツに触れてしまうリスクも伴います。アダルトサイトやSNSなど、有害あるいは時間を浪費しがちなWebサイトを制限したい場合は、Webサイトブロック機能を活用しましょう。
MacでWebサイトをブロックするには、もっと簡単な方法があります。特に、macOS標準の「スクリーンタイム」を使うのがおすすめです。この記事では、具体的な手順を詳しく解説します。
スクリーンタイムとは?
スクリーンタイムは、MacやiPhoneの利用時間を管理するためにAppleが提供している機能です。アダルトサイト、依存性の高いゲーム、YouTubeチャンネルなど、特定のWebサイトを制限するためにも活用できます。
また、仕事中のSNS利用を制限して、目の前の作業に集中できる環境を作る、といった使い方も可能です。
スクリーンタイムでWebサイトをブロックする方法
目的が何であれ、スクリーンタイムでWebサイトをブロックするのはとても簡単です。この方法は、Safari、Google Chrome、Firefoxなど、Macで使うすべてのブラウザに適用されます。
MacでWebサイトをブロックするには、以下の手順に従ってください。
- システム環境設定を開き、スクリーンタイムに移動します。
- 左側のペインからApp使用時間制限を選択します。無効になっている場合はオンにします。
- プラス(+)ボタンをクリックします。さまざまなカテゴリが表示されるので、アクセスを制限したいカテゴリを選びます。
- 下にスクロールすると、ブロック可能なWebサイトの一覧が表示されます。独自のWebサイトをリストに追加することも可能です。その場合は、「Webサイトを追加」の横にあるプラス(+)ボタンをクリックし、ブロックしたいWebサイトのアドレスを入力します。

- ブロックしたいアプリやWebサイトを選択したら、下のボックスで1日あたりの制限時間を指定できます。「カスタム」>「編集」をクリックすれば、曜日ごとに異なる制限時間を設定することもできます。

制限するWebサイトの設定がすべて完了したら、スクリーンタイムのパスコードを設定しておきましょう。これにより、許可なく設定を変更されるのを防げます。設定するには、「オプション」に移動し、「スクリーンタイムパスコードを使用」を選択します。
さらに「デバイス間で共有」を有効にすると、iCloudアカウントにサインインしているすべてのデバイスでこれらの設定が共有されます。
スクリーンタイムでは、すべてのアダルトサイトをまとめてブロックすることもできます。その場合は、「コンテンツとプライバシー」>「オンにする」の順にクリックします。ニーズに応じて「アダルト系Webサイトを制限」または「許可したWebサイトのみ」を選択してください。また、「App」タブに切り替えて、使用を禁止したいインターネットアプリやブラウザのチェックを外すことも可能です。
ターミナルを使ってWebサイトをブロックする方法
スクリーンタイムを使った方法が好みでない場合は、ターミナルで「hosts」ファイルを編集してWebサイトをブロックする方法もあります。コマンドラインを扱うため、少し難しそうに感じるかもしれませんが、慣れてしまえばとても簡単です。
ブラウザのプラグインや拡張機能を使う代わりにhostsファイルを編集するメリットは、すべてのブラウザで有効であり、サードパーティ製プラグインに依存しないという点です。拡張機能は、動作しなくなったり、時間の経過とともに対応しなくなったりすることがあります。
さらに、ターミナルを使う方法には、仮に子どもがスクリーンタイムのパスコードを知ってしまったとしても、設定を元に戻すのが難しいという利点もあります。
hostsファイルを使ってブロックリストを作成するには、以下の手順に従ってください。
- Macでターミナルを開きます。Spotlightで「ターミナル」を検索するか、「Finder」>「アプリケーション」>「ユーティリティ」>「ターミナル」に移動します。
- まず、hostsファイルをバックアップします。これにより、問題が発生した場合に元のファイルを復元できます。以下のコマンドをターミナルに入力し、キーボードの「Return」キーを押してください。
sudo /bin/cp /etc/hosts /etc/hosts-original - 管理者パスワードを入力して「Return」キーを押します。なお、パスワード入力中はカーソルが動かないため、そのまま入力を続けてください。
- 完了したら、以下のコマンドを入力して「Return」キーを押します。これでhostsファイルが開きます。
sudo nano -e /etc/hosts - 矢印キーでファイルの最終行に移動します。「127.0.0.1」と、ブロックしたいWebサイトのアドレスを入力します。たとえばYouTubeをブロックする場合は、以下のように入力します。
127.0.0.1 www.youtube.com
- ブロックするWebサイトは、1行ずつ改行して入力します。入力が完了したら「Control + O」を押して「Return」キーでファイルを保存し、「Control + X」でファイルを閉じます。
- 以下のコマンドを入力してキャッシュをフラッシュします。これにより、変更がすべてのブラウザに反映されます。「Return」キーを押してコマンドを実行してください。
sudo dscacheutil -flushcache - これで、どのブラウザでブロック対象のWebサイトを開いても、「接続できません」というメッセージが表示されるようになります。

特定のブラウザだけでWebサイトをブロックする方法
特定のブラウザだけで、特定のWebサイトへのアクセスをブロックしたい場合もあるでしょう。たとえば、仕事関連の用途にのみGoogle Chromeを使っており、ChromeだけでSNSをブロックしたいといったケースです。このような場合、スクリーンタイムやターミナルの方法は、すべてのブラウザに適用されてしまうため適していません。代わりに、ブラウザ自体の機能や拡張機能を使ってブロックするのがおすすめです。
ブラウザごとに仕組みが異なるため、ブロック方法も変わります。Safariはスクリーンタイム経由でブロックを行いますが、Google Chromeでは「Block Site」や「StayFocusd」などのブロック用拡張機能を利用できます。
スクリーンタイムとブラウザベースのブロック、どちらが良い?
ブラウザごとに個別にWebサイトをブロックすることもできますが、スクリーンタイムを使ってブロックする方が合理的です。スクリーンタイムは、すべてのブラウザに一律に適用され(対策を回避するために新しいブラウザをインストールされても有効)、デバイス間で同期することもできます。ターミナルによるhostsファイルの編集も、特定のWebサイトを確実にブロックし続けるための有効な手段です。
一方、ブラウザ固有のプラグインを使ったブロックは、ハッキングやソフトウェアの陳腐化といったリスクにさらされやすい傾向があります。そのため、MacでWebサイトをブロックするなら、スクリーンタイムかターミナルを使うことをおすすめします。
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