Apple IDのアカウント回復連絡先を設定する方法【iPhone・Mac対応】
誰でも一度はパスワードを忘れる経験をするものです。しかし、AppleユーザーにとってApple IDのパスワードを忘れることは大きな問題になりかねません。Apple IDは、Appleエコシステム全体へのアクセスを司る非常に重要なアカウントだからです。
うっかりロックアウトされてしまった場合に備え、安心感を得たいのであれば、アカウント回復連絡先を設定しておくことを強くおすすめします。この記事では、その設定方法や使い方について必要な情報をすべて解説します。
アカウント回復連絡先とは?
アカウント回復連絡先とは、Appleデバイスからログアウトされてしまい、ログインパスワードを思い出せない場合に、あなたの身元確認をサポートしてくれる信頼できる人物のことです。すべてのAppleデバイスで同じApple IDを使用している場合(これが推奨される使い方です)、デバイス上のあらゆるデータにアクセスするためには、アカウントへの再アクセスが不可欠となります。
アカウント回復連絡先の設定は必須ではありませんが、設定しておけば大きな安心感が得られます。万一パスワードを忘れた際の膨大な手間を省き、データやアカウントへのアクセスをより早く取り戻すことができます。
アカウント回復連絡先の設定に必要なもの
まず最初に行うべきは、信頼できる相手を決めることです。友人、パートナー、家族などが候補になるでしょう。ファミリー共有グループに所属している場合は、グループメンバーを回復連絡先として追加することがAppleから推奨されています。なお、アカウント回復連絡先は最大5人まで追加できます。
回復連絡先にする相手を決めたら、以下の要件を満たしているかどうかを必ず確認してください。
- iOS 15、iPadOS 15、またはmacOS Monterey以降を搭載したデバイスを所有している
- 13歳以上である
- デバイスにパスコードが設定されており、2ファクタ認証(2要素認証)が有効になっている
プライバシーが気になる方へ: 回復連絡先に指定しても、相手があなたのデータにアクセスすることは一切できません。相手は、パスワードのリセットを支援するための6桁の回復コードを提供するだけです。
アカウント回復連絡先の設定方法
準備が整ったら、実際に回復連絡先を設定していきましょう。iPhone、iPod touch、iPadでの手順は以下の通りです。
- 「設定」を開き、上部にある自分の名前を選択します。
- 「パスワードとセキュリティ」>「アカウント回復」を選択します。
- 「回復手続き」の下にある「回復用連絡先を追加」をタップします。Face ID、Touch ID、またはパスコードによる認証を求められます。
- 連絡先の候補から相手を選択するか、名前を入力して「追加」をタップします。
- 選択した相手に送信されるデフォルトメッセージが表示されます。そのまま送信しても構いませんし、「メッセージを編集」を選んで内容をカスタマイズすることもできます。
- 「完了」をタップします。
Macの場合は、以下の手順で設定します。
- 「システム環境設定」を開き、「Apple ID」を選択します。
- 「パスワードとセキュリティ」タブをクリックします。
- 「アカウント回復」の横にある「管理」をクリックします。
- 「追加(+)」アイコンをクリックし、「回復用連絡先を追加」を選択します。パスワードを入力するか、Touch IDで認証してください。
- 連絡先の候補から選択するか、名前を入力します。ファミリー共有グループに所属している場合、Appleはグループ内の他のメンバーを推奨表示してくれます。
- 「続ける」をクリックしてデフォルトメッセージを送信するか、事前にメッセージを編集してから送ります。
- 「完了」をクリックします。
ファミリー共有グループのメンバーを追加した場合、その人は自動的にアカウント回復連絡先として登録されます。それ以外の人を追加した場合は、相手側でリクエストの承認が必要です。
選択した連絡先がリクエストを承認すると、「アカウント回復連絡先として追加された」という旨のメッセージが届きます。また、相手がリクエストを拒否したり、リストから自分を外したりした場合にも通知が届く仕組みになっています。
アカウント回復連絡先の使い方
万が一アカウントからロックアウトされたり、Apple IDのパスワードを忘れたりした場合は、まずAppleデバイスがアカウント情報の入力を求めてきます。その後、画面上の指示に従って、アカウント回復連絡先に回復コードの発行を依頼しましょう。
連絡先側の操作(iPhone、iPod touch、iPad)は以下の通りです。
- 「設定」を開き、自分の名前をタップします。
- 「パスワードとセキュリティ」を選択し、「アカウント回復」をタップします。
- 下にスクロールし、「アカウント回復の対象」の項目からあなたの名前を選択してタップし、「回復コードを取得」をタップします。
相手がMacを使用している場合は、以下の手順を依頼してください。
- Appleメニューから「システム環境設定」>「Apple ID」を開きます。
- 自分の名前の下で「パスワードとセキュリティ」を選択します。
- 「アカウント回復」の横にある「管理」をクリックします。
- 「アカウント回復の対象」セクションまでスクロールし、あなたの名前を選択して「詳細」をクリックします。
- 「回復コードを取得」をクリックします。
6桁の回復コードが表示されるので、それをあなたのデバイスに入力すれば、パスワードをリセットできます。ちなみに、これに似た機能としてAppleの「デジタルレガシー」プログラムもあります。こちらは、亡くなった後にiCloud上の非公開データを友人や家族へ引き継げるようにする仕組みです。
アカウント回復連絡先から削除する方法
アカウント回復連絡先として追加した人を、今後利用しなくなった場合は、デバイスの設定から簡単に削除できます。iPhone、iPad、iPod touchの場合は以下の通りです。
- 「設定」を開き、自分の名前をタップします。
- 「パスワードとセキュリティ」>「アカウント回復」をタップします。
- 該当する相手の名前を選択し、「連絡先を削除」をタップします。
Macでも同様の操作が可能です。
- 「システム環境設定」>「Apple ID」を開きます。
- 自分の名前の下で「パスワードとセキュリティ」をクリックします。
- 「アカウント回復」の横にある「管理」をクリックします。
- 該当する連絡先の名前をクリックし、「詳細」をクリックします。
- 「連絡先を削除」をクリックします。
アクセスを素早く回復させよう
Apple IDアカウントへのアクセスを失うのは、とてもストレスフルな体験です。さまざまなパスワードの組み合わせを試したり、別のログイン方法を模索したりすることも可能ですが、アカウント回復連絡先がいれば、復旧プロセスは格段にスムーズになります。無限の試行錯誤から身を守り、信頼できる友人や家族に回復コードの発行を依頼すれば、すぐにアカウントへ再アクセスできるでしょう。今のうちに設定しておくことをおすすめします。
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