Windows 10の動作が遅い9つの原因と高速化する対処法
Windows 10パソコンの動作が遅くなったりフリーズしたりする原因はさまざまです。ウイルスやマルウェアに感染している、ストレージやメモリ(RAM)が容量いっぱいになっている、パソコンが古くてアップグレードや買い替えが必要、Windowsやドライバーの更新が滞っている、起動時に立ち上がるプログラムが多すぎる——などが考えられます。
Windows 10が突然極端に遅くなった、フリーズする、クリックに反応しないといった症状にお悩みの方は、この記事で紹介する方法を試して、Windows 10/8/7が動作するノートPCやデスクトップPCを高速化しましょう。
パソコンが遅くなる主な原因
ここでは、パソコンの動作が遅くなるよくある原因と、それぞれの解決方法をわかりやすく解説します。
1. ウイルスやマルウェアへの感染
ウイルスやマルウェアに感染すると、Windows 10の動作が極端に遅くなったり応答しなくなったり、CPU使用率が高くなったり、ディスク使用率が100%になるなどの問題が発生することがあります。
- 最新の定義ファイルに更新したウイルス対策ソフトで、システム全体のフルスキャンを実行しましょう。
- 複数のサードパーティ製ウイルス対策ソフトをインストールしている場合は、1つを残して他はアンインストールしてください。
- 海賊版・クラック版ソフトのインストールは避け、必ず公式サイトから入手した正規のプログラムを使用しましょう。

2. バックグラウンドで動作するアプリが多すぎる
パソコンが遅くなる最も一般的な原因の一つは、同時に多くのプログラムが動作していることです。気づかないうちに大量のアプリがバックグラウンドでシステムリソースを消費し、パフォーマンス低下につながっています。
バックグラウンドアプリを無効化する方法:
- キーボードショートカット「Windows + I」で設定を開きます。
- 「プライバシー」→「バックグラウンドアプリ」を選択します。
- 「アプリにバックグラウンドでの実行を許可する」のトグルをオフにします。

特定のアプリだけバックグラウンドでの実行を止めたい場合は、次の手順を行います。
- 「アプリにバックグラウンドでの実行を許可する」をオンにしたままにします。
- 一覧から個別のアプリやサービスの設定をオフにします。
3. スタートアッププログラムが多すぎる
Windows 10の起動に時間がかかる場合、スタートアップで立ち上がるアプリが多すぎることが原因かもしれません。これは起動・シャットダウン時間に影響します。不要なプログラムの自動起動を無効化しましょう(なお、アプリ自体の動作には影響しません)。
スタートアッププログラムを無効化する手順:
- 「Ctrl + Shift + Esc」を同時に押してタスクマネージャーを開きます。
- 「スタートアップ」タブに切り替えると、Windows起動時に立ち上がるプログラムの一覧とその影響度が表示されます。
- スタートアップで不要な「有効」状態のプログラムを選択し、「無効化」をクリックします。
4. Windowsやドライバーの更新が滞っている
Windows Updateを長期間適用していない、またはデバイスドライバーが古かったり破損していたりすると、パフォーマンス問題が発生することがあります。新しいWindowsやドライバーの更新にはパフォーマンス改善が含まれているため、更新を怠るとPCが遅くなる原因になります。

最新のWindows Updateをインストールする方法:
- 「Windows + X」を押して「設定」を選択します。
- 「更新とセキュリティ」→「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックします。
- Microsoftサーバーから最新の更新プログラムのダウンロードとインストールが始まります。
- 完了したらPCを再起動して更新を適用します。

デバイスドライバーを手動で更新する方法:
Windows Updateではドライバーも一緒に更新されますが、以下の手順で手動更新も可能です。
- 「Windows + R」を押し、「devmgmt.msc」と入力してOKをクリックします。
- デバイスマネージャーが開き、インストール済みのデバイスドライバー一覧が表示されます。
- 更新したいドライバー(例:ディスプレイドライバー)を展開します。
- インストール済みのディスプレイ(グラフィックス)ドライバーを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
- 「ドライバーを自動的に検索」をクリックし、画面の指示に従います。

5. システムファイルの破損・欠損
何らかの理由でシステムファイルが破損または欠損すると、ドライバーエラー、ブルースクリーンやブラックスクリーン、プログラムが開かない、動作の遅さやフリーズなど、日常的な使用に深刻な影響を与える問題が発生します。
DISMおよびSFCユーティリティを実行する:
Windowsには、破損・欠損したシステムファイルを自動的に検出して正しいファイルに復元する「DISM(Deployment Image Service and Management Tool)」と「システムファイルチェッカー(SFC)」という組み込みツールがあります。
- コマンドプロンプトを管理者として開きます。
- 「dism.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth」と入力してEnterキーを押すと、システムイメージの状態がチェックされます。
- 次に「sfc /scannow」と入力して実行すると、破損・欠損したシステムファイルが検出され、正しいファイルに置き換えられます。
- スキャンが100%完了したらPCを再起動します。
6. Webブラウザーが原因の場合も
Webブラウザーがシステムリソースを大量に消費し、パソコン全体が遅くなっている可能性もあります。Google Chromeは最も人気のあるブラウザーですが、タブを多く開いたり拡張機能を多数インストールしたりするほど、メモリ消費量が増加します。
対処方法:
まず、使っていないブラウザーのタブをすべて閉じましょう。
Chromeのアドレスバーに「chrome://extensions/」と入力してEnterキーを押すと、インストール済みの拡張機能一覧が表示されます。不要なものをオフにして、PCのパフォーマンスが改善されるか確認してください。

7. ディスク容量の不足
OSがインストールされているドライブ(通常はC:)の使用率が95%に達すると、PCの動作が遅くなり、通常の半分程度の速度しか出なくなることがあります。ストレージの状況を確認し、ダウンロードフォルダ内のソフトウェアインストーラーなど不要なファイルを削除しましょう。
それでも空き容量が足りない場合は、外付けHDDにファイルを保存するか、クラウドストレージ(Googleドライブ、Dropbox、OneDriveなど)へ移すことを検討してください。
また、CCleanerなどのサードパーティ製ユーティリティを使えば、ごみ箱、ダウンロードフォルダ、一時ファイル、ブラウザーのキャッシュやCookieを一括でクリーンアップできます。
HDDの標準的な寿命は3〜5年です。OSが頻繁にフリーズしたり、タスクマネージャーでディスク使用率が常に100%になったりする場合は、ハードディスクが原因の可能性があります。古いHDDをSSDに交換するタイミングかもしれません。
プロのヒント: 起動時やファイルを開くとき、ゲームのロード時にWindows 10が遅いと感じたら、HDDからSSDに切り替えるだけで大幅なパフォーマンス向上が期待できます。
8. メモリ(RAM)の不足
パソコンはRAM(ランダムアクセスメモリ)を使って、OSや実行中のプログラムが現在使用している情報を保存します。実行したいタスクやプログラムに対してRAMが不足していると、代わりにハードドライブ上の「スワップファイル」を使い始めます。HDDはRAMよりはるかに遅いため、パフォーマンスが大幅に低下します。
Adobe Photoshop、AutoCAD、動画編集ソフトなどの重量級プログラムを使用する場合は、少なくとも6GB以上のRAMを搭載しておきましょう。
9. パソコンが古すぎる
残念ながら、パソコンが遅い最も一般的な原因は、あまり聞きたくない答えかもしれませんが「パソコンが古くて性能不足」であることです。古いパソコンでゲームをしたり動画編集をしたりすると、その作業に見合った性能がないため、問題が発生しやすくなります。
この問題の唯一の根本的な解決策は、新しいパソコンやノートPCを購入することです。買い替えの際は、用途に合ったスペックを選ぶことが重要です。
関連記事
- Windows 10 PCを高速化して快適に使う方法まとめ
- 解決済み:Windows 10アップデート後にCPU使用率が高くなる問題
- Windows 10のパフォーマンスを最適化する15のヒント
- Windows 10で起動順序(ブートシーケンス)を変更する方法
- 解決済み:Windows 10アップデート後にNVIDIAコントロールパネルが開かない問題
-
Windows 7の動作が遅いときに無料で高速化する7つの方法
「そこそこスペックの高いWindows 7ノートパソコンで、シンプルなFlashゲームをプレイしたいだけなのに、動きが極端にカクカクしてしまう。どうすればWindows 7のパフォーマンスを向上できるのか?」 急ぎのメールを送ろうとしたのに「送信」ボタンを押したまま固まってしまった経験はありませんか?ネット通販のタイムセールで商品を買おうとしたらページがフリーズしたり、オンラインゲーム中に操作が止まって気づいたら負けていたり……。こうしたトラブルは本当にストレスです。 数あるWindows OSの中でも、Windows 7は幅広い層から長く支持されてきた定番のOSです。しかし、どんなに優れたO
-
Windows 10の動作が遅い原因を特定して解決する方法
お使いのWindows 10パソコンの動作が遅くてお困りではありませんか?その場合、この記事で原因を突き止めることができます。多くのWindows 10環境では、明確な理由もなく動作が遅くなる問題が発生することがあります。これは、ウイルス対策ソフトなどのプログラム、あるいはバックグラウンドで動作する単一のWindowsプロセスやサービスが、CPUやメモリのリソースを過剰に消費していることが主な原因です。 これまでにも、Windows 10パソコンを高速化するためのさまざまな対策をまとめたチュートリアルや、CPU使用率・ディスク使用率の異常など、個別の高負荷問題を解決するための記事を多数公開して