Windows 10でハードディスクの状態をチェックする6つの最良の方法
ハードディスクドライブ(HDD)は、PCの中で最大の容量を誇るストレージです。システム上で扱うすべてのファイルやソフトウェア、アプリはこのハードディスクに保存されるため、「PCの魂」とも呼べる存在です。交換が難しい重要なパーツであり、そこに蓄えられたデータはかけがえのないもの。だからこそ、ハードディスクを常に健全な状態に保つことが何よりも大切になります。
ハードディスクがなければ、OSを起動することもデータを保存することもできません。つまり、ハードディスクの健康状態をこまめに把握することは、PCを快適に使い続けるための基本なのです。では、具体的にはどのように状態を確認すればよいのでしょうか?
本記事では、専用ソフトを使う方法と使わない方法の両面から、Windows 10でハードディスクの状態を確認する6つの方法をわかりやすく解説します。
ハードディスクの状態をチェックする6つの方法
- BIOSでチェックする(OS非依存)
- WMICコマンドを使う
- CHKDSKコマンドを実行する
- サードパーティ製ツール「Disk Speedup」を使う
- ドライブの最適化とデフラグを行う
- HDDメーカー純正ツールを使う
1. BIOSでチェックする – OSを介さずに健康状態を確認
OSの影響を受けずにハードディスクの状態を確認したい場合は、BIOSからチェックするのがおすすめです。
- PCを再起動し、Windowsロゴが表示される前に、Del、F10、F2、F1、F12など、起動画面に表示されているキーを連打してBIOSを起動します。
注意: BIOSに入るためのキーはPCメーカーによって異なります。複数のキーを試す必要がある場合もあります。
- BIOS画面に入ったら、「Settings > Advanced > NVME Self-Test」などの項目からハードディスクのテストを実行します。
HP/Dellユーザーへのヒント: BIOS内の「Diagnostics(診断)」からハードディスクの健康状態をチェックできます。
注意: 操作手順はメーカーごとに異なります。また、BIOS画面で接続したドライブが認識されているかも必ず確認しましょう。認識されていない場合は、ハードディスクに深刻な問題が発生している恐れがあります。
2. WMICツールを使う
WMIC(Windows Management Instrumentation Command)は、S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)機能を利用して、ハードディスクの健康状態を簡単に取得できるWindows標準コマンドです。
- Windowsの検索バーに「cmd」と入力します。
- 検索結果の「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

- コマンドプロンプトのウィンドウに「wmic」と入力してEnterキーを押します。

- WMICインターフェースが起動したら、「diskdrive get status」と入力してEnterキーを押します。
- 処理が完了するまで待ちます。ハードディスクの状態に関する情報が表示されます。

注意: 結果が「OK」と表示されればハードディスクは正常です。一方、「Pred Fail」と表示された場合は早急な対処が必要です。ディスク故障のリスクがあるため、RightBackupなどのバックアップツールを使って重要なデータのバックアップを取っておくことを強くおすすめします。
3. CHKDSKコマンドを実行する
CHKDSKは、ディスクのシステムエラーや不良セクターをスキャン・修復できるWindows標準コマンドです。これを使えば、ディスクに問題がないかを確認できます。エラーが大きすぎて自動修復できない場合は、その旨が通知されます。
GUIから実行する手順:
- エクスプローラーを開き、「PC」をダブルクリックします。
- チェックしたいドライブ/パーティションを選択します。
- 右クリックして「プロパティ」を選択します。

- 開いたウィンドウで「ツール」タブをクリックし、「チェック」ボタンを押します。

- ダイアログが表示されたら、「ドライブのスキャン」をクリックしてエラーをチェックします。

- 処理が完了するまで待ちます。システムエラーや不良セクターが見つかった場合は表示されます。完了後、PCを再起動して問題が解決したかを確認しましょう。
また、コマンドプロンプトからCHKDSK.exeを実行することも可能です。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
- 「chkdsk」と入力してEnterキーを押します。
- 特定のドライブをチェックする場合は、「chkdsk x: /f」のように入力します(xはスキャンしたいドライブのドライブ文字)。
- /f:ディスクのエラーを検出して修復する
- /r:不良セクターを検出し、読み取り可能な情報を回復する
- /x:チェック開始前にボリュームを強制的にマウント解除する

4. サードパーティ製ツール「Disk Speedup」を使う
Windows標準ツールに加えて、Disk Speedupのようなサードパーティ製ツールを活用するのも有効です。このツールはWMICと同じS.M.A.R.T.機能でハードディスクの健康状態を診断するほか、ディスクエラーのチェック、重複ファイルやジャンクファイルの削除など、多彩な機能を備えています。
注意: 購入前に試したい場合は、24時間無料で使えるトライアル版を利用できます。
- Disk Speedupをダウンロードしてインストールします。
- 「Disk Tools」タブをクリックし、左パネルの「Information」を選択します。

- 「Disk Monitor」タブをクリックし、右上のドロップダウンから対象のハードディスクを選択して「Start」を押します。

- 読み書き速度(Read/Write Speed)が表示されます。中断したい場合は「Stop」ボタンを押してください。
- さらに「Disk Doctor」をクリックし、スキャンしたいドライブを選択して「Start Scan Now」を押せば、ディスク上のエラーを修復できます。
他の選択肢をお探しの方は、Hard Disk Sentinelなどのツールも試してみてください。こちらはより高機能ですが、初心者にはやや扱いづらい点もあります。
5. ドライブの最適化とデフラグを行う
近年、HDDに代わって高速なSSDが主流になりつつありますが、SSDにもある程度の最適化は必要です。SSDやHDDの動作が遅いと感じたら、Windows標準の「ドライブの最適化とデフラグ」アプリを試してみましょう。ドライブのパフォーマンス向上とハードディスクの健康維持に役立ちます。
- Windowsの検索バーに「デフラグ」と入力し、「ドライブの最適化とデフラグ」を選択します。

- 「ドライブの最適化」ウィンドウが開いたら、まず最適化したいドライブを選択します。
注意: SSDの最適化(デフラグ)はかえって性能を低下させる可能性があるため推奨されません。HDDに対して実行しましょう。
- ハードディスクを選択したら「最適化」ボタンを押し、処理が完了するまで待ちます。

- 完了後、ディスクのパフォーマンス向上を実感できるはずです。
6. ハードディスクメーカー純正ツールを使う
主要なハードディスクメーカーの多くは、ディスクの健康状態を監視できる無料の高品質ツールを提供しています。利用するには、まず自分のハードディスクのメーカーと型番を確認する必要があります。
注意: メーカー名が分かっている場合は、デバイスマネージャーを開く必要はありません。メーカー提供のヘルスモニターツールを直接実行すればOKです。
型番が不明な場合は、以下の手順で確認できます。
- 「Windows + R」キーを押します。
- 「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押します。
- 「ディスクドライブ」をダブルクリックし、モデル番号を控えます。

- そのモデル番号でGoogle検索し、メーカーのサポートページからユーティリティツールを探します。
- ツールを入手したら実行して、ハードディスクの健康状態をチェックしましょう。
参考までに、主要メーカーの一覧を紹介します。
- Samsung(サムスン)
- Western Digital(WD)
- ADATA(エイデータ)
- Seagate(シーゲート)
注意: 各ツールの仕様や操作方法は異なるため、必ず対応するメーカーの正しいツールを使いましょう。迷った場合は、この方法は避けて他の方法を試すのが安全です。
まとめ
以上の方法を使えば、Windows PC上でハードディスクの健康状態を簡単にチェックできます。手動での作業が苦手な方は、ディスクの健康状態を管理しながらジャンクファイルを一掃できるDisk Speedupがおすすめです。操作がシンプルで、24時間無料のトライアル版もあるため、まずは気軽に試してみてください。
本記事がお役に立てば幸いです。ご意見やご質問があれば、下のコメント欄でお気軽にお聞かせください。
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