Windows 10 タスクマネージャー徹底解説 第2回:パフォーマンスとアプリ履歴タブの使い方
このシリーズの第1回では、タスクマネージャーの開き方と、プロセス・詳細・サービスの各タブについて解説しました。第2回となる今回は、パフォーマンスタブとアプリ履歴タブの機能を詳しく見ていきます。
なお、第3回ではスタートアップタブとユーザータブについて取り上げる予定ですので、そちらもぜひご覧ください。
パフォーマンスタブとは
パフォーマンスタブは、タスクマネージャーの中でも特に便利なタブの一つです。CPUやメモリ、ディスク、ネットワークなど、PCの各コンポーネントがどれだけ使われているかをリアルタイムで確認できます。タブを開くと、初期状態ではCPUが選択された画面が表示されます。
CPUの情報を見る
右側のペインには使用率のグラフと、プロセッサに関する詳細情報が表示されます。上部にはCPUの名称(例:Intel Core i7-8700K)が表示され、下部および右側には以下のような情報が確認できます。
- 基本クロック速度
- CPUソケットの数
- 物理コアの数
- 論理プロセッサの数(ハイパースレッディング対応CPUの場合)
- 仮想化のサポート有無
- CPUキャッシュのサイズ
左側には、リアルタイムの使用率と現在の動作クロック、そして実行中のプロセス数・スレッド数・ハンドル数の合計が表示されます。デフォルトのグラフはCPU全体の使用率を示していますが、コアごとの使用状況を確認したい場合は、グラフ上で右クリックし、「グラフの変更」から「論理プロセッサ」を選択してください。
メモリの使用状況を確認する
左側のリストから「メモリ」をクリックすると、現在使用中のメモリ量を示すグラフが表示されます。上部にはシステムに搭載されている総メモリ容量(例:32GB)が表示されます。
さらに、以下のような有用な情報も確認できます。
- メモリの速度(例:3000MHz)
- 使用中のスロット数(例:4スロット中2つ使用)
- フォームファクタ(DIMMなど)
左側には、使用中のメモリ量の詳細や、ページプール/非ページプールメモリの内訳といった技術的な情報が表示されます。ページプールと非ページプールの違いについて詳しく知りたい方は、Microsoftの公式ドキュメントを参照するとよいでしょう。
ディスクのパフォーマンスを監視する
ディスクについては、システムに搭載されている各ハードドライブごとに個別のグラフが表示されます。たとえばC・D・Eの3台のドライブがあれば、3つのグラフが並びます。以下はシステムドライブ(Cドライブ)のグラフ例です。
このタブで確認できるのは、ディスクの型番・ブランド、読み書き速度、平均応答時間、ディスク容量などです。項目こそ少ないものの、ストレージの健康状態をざっと把握するには十分な情報と言えます。
イーサネット(ネットワーク)の使用状況
ネットワークカードが複数枚搭載されている場合は、イーサネットのグラフも複数表示されます。筆者の環境では2枚のNICがありますが、接続しているのは1枚のみです。
イーサネットのグラフは、何かをダウンロード・アップロードしていない限り、ほとんど動きがないのが普通です。下のスクリーンショットではスピードテストを実行中で、アップロード段階だったため、送信速度が721Mbpsとなっています。
注目すべき点として、上部の「スループット」の値は、実際に使用されている帯域幅に応じて変化します。ネットワークの混雑状況を把握する際の目安になります。
GPU(グラフィックス)の監視
専用グラフィックカードを搭載している場合は、GPUのグラフも表示されます。複数のGPUがある場合は、それぞれに対応したグラフが表示され、カードのブランドとモデル名が上部に記載されます。
下部には、インストール済みのドライバーバージョン、サポートされるDirectXのバージョン、専用GPUメモリと共有メモリの容量などの情報が表示されます。また、グラフはタスク別にGPU使用率を内訳で示しており、「3D」「コピー」「ビデオエンコード」「ビデオデコード」の各項目を個別に確認できます。
アプリ履歴タブの使い方
パフォーマンスタブと関連するのがアプリ履歴タブです。
Windows 10には多くの標準搭載のWindowsストアアプリが含まれており、このタブではそれらのアプリや、ユーザーが自分でインストールしたアプリの情報を確認できます。
このタブが役立つのは、主に「一定期間において、どのアプリが最もCPUを使用しているか」「どのアプリが最もネットワーク帯域を消費しているか」を把握したい場合です。列のタイトルをクリックすれば、その列を基準にリストを並べ替えることができます。
それ以外にできる操作は限られており、右クリックで表示されるのは「アプリへの切り替え」程度です。これは対象アプリが未起動の場合に起動する、という動作になります。
まとめ
今回は、タスクマネージャーのパフォーマンスタブとアプリ履歴タブについて詳しく解説しました。パフォーマンスタブを使いこなせば、PCのリソース状況をリアルタイムで把握でき、動作が重いときの原因特定にも大きく役立ちます。
次回の第3回では、タスクマネージャーの残りのタブであるスタートアップとユーザーについて解説します。お楽しみに!
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