知らないと損をする!?Windows 10の見落とされがちな便利機能10選
Windows 10には膨大な数の機能が搭載されており、その多さに圧倒された経験はありませんか?メジャーアップデートごとに追加される新機能に加え、あまり知られていない隠れた機能まで、すべてを把握するだけでも一苦労です。
今回は、十分に活用されていないWindows 10の機能を厳選してご紹介します。最新の機能、昔からあるのに忘れられがちな機能、単純に使われていない機能など、もう一度見直す価値のある10個の機能をまとめました。
1. Windows Sonic(仮想サラウンドサウンド)
PCで一般的なヘッドホンを使っている場合、出力されるのはステレオ音声でしょう。音楽や動画の視聴には十分でも、ゲームではサラウンドサウンドにアップグレードしたほうが、はるかに没入感のある体験が得られます。
Windows 10 Creators Update以降、Microsoftはヘッドホン用の仮想サラウンドサウンドを有効にするオプションを追加しました。それが「Windows Sonic」です。Windows 10の新機能の中でも特に注目すべきものの一つといえます。
設定方法は簡単です。タスクトレイのスピーカーアイコンを右クリックし、サウンド設定を開きます。デバイス一覧から使用中のスピーカーをダブルクリックし、「空間サウンド(Spatial sound)」タブに切り替えましょう。ドロップダウンメニューを「オフ」から「Windows Sonic for Headphones」に変更し、「7.1仮想サラウンドサウンドを有効にする」にチェックを入れます。
本物のサラウンドシステムの完全な代わりにはなりませんが、違いはしっかり感じられるはずです。無料とは思えないクオリティです。
2. 仮想デスクトップ
仮想デスクトップはWindows 10で最も要望の多かった機能の一つでしたが、なぜか今では過小評価されている存在にもなっています。生産性向上のためにまだ使っていないなら、ぜひ活用すべき機能です。
Windowsキー + Tabを押すと「タスクビュー」が開きます。開いているウィンドウを一覧表示できるほか、画面右下の「新しいデスクトップ」をクリックすると、新しい仮想デスクトップを作成できます。これにより、現在の作業とは独立した新しいウィンドウ環境を構築できます。
マルチモニター環境でない場合、作業スペースを増やす絶好の方法になります。複数モニターを使っている場合でも、ブラウザのプロファイルごとにデスクトップを分けたり、仕事用とプライベート用のアプリを分けたりと、さまざまな使い方が可能です。
散らかったウィンドウに悩まされないよう、時間をかけて仮想デスクトップへ整理すれば、作業効率は確実に向上します。
3. ストレージセンサー
PCでできる作業の中で、古いファイルの削除を優先的にやりたい人は少ないはずです。だからこそ、ディスククリーンアップのような手動ツールや、優秀なCCleanerでさえ、誰もが進んで使いたくなるアプリにはなっていません。
しかしWindows 10の隠れた機能の一つが、古いファイルの削除を自動で行ってくれます。「ストレージセンサー」のおかげで、ディスククリーンアップのリマインダーを設定する必要はもうありません。「設定 > システム > ストレージ」に移動し、「ストレージセンサー」を「オン」にします。さらに「空き領域を自動的に増やす方法を変更する」をクリックすれば、クリーンアップ時にWindowsが削除する項目を細かく指定できます。
定期的に全体のクリーンアップを実施する必要は残りますが、日常的な不要ファイルの処理はストレージセンサーが引き受けてくれます。
4. ファイル履歴によるバックアップ
ファイルといえば、バックアップは取っていますか?バックアップなしで運用するのは非常に危険です。ハードウェアの故障、ウイルス感染、自然災害など、ひとつでも起こればすべてのデータを失いかねません。
幸い、Windows 10には「ファイル履歴」という強力なバックアップツールが標準搭載されています。「設定 > 更新とセキュリティ > バックアップ」に移動し、「ファイル履歴を使用してバックアップする」を必ずオンにしましょう。重要なファイルを別のドライブに保存する仕組みのため、外付けHDDや内蔵の2台目ドライブが必要です。「その他のオプション」をクリックすれば、バックアップ対象のフォルダをカスタマイズすることもできます。
加えてクラウドバックアップも組み合わせれば、データのオフサイトコピーも確保でき、より安心です。
5. Windows Updateのコントロール
Windows Updateへの不満は誰もが抱いているもの。作業中に勝手に再起動させられることで悪名高いですよね。しかし、その不満を軽減するためのコントロール機能を実際に設定している人は意外と少ないのです。
「設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update」を開き、「アクティブ時間の変更」をクリックします。ここで普段PCを使用する時間帯(最大18時間)を設定できます。この時間帯は、更新プログラム適用のための自動再起動が行われません。さらに、更新のタイミングを制御するオプションは他にも用意されています。
「再起動オプション」をクリックすると、保留中の更新をインストールする具体的な日時を指定できます。これによりWindowsからの催促が止み、自分がPCを使わないと分かっている時間帯に再起動を任せられます。また「より多くの通知を表示する」を有効にすれば、再起動前に何度も警告を受け取れます。
重要な作業中なら、「詳細オプション」から「更新を一時停止する」機能をオンにするのも有効です。最大35日間、すべての更新をブロックできます。ただし、必要がなくなったら必ず解除し、セキュリティパッチを適用し続けることを忘れないでください。
6. スマートフォンとの連携
Pushbulletなどのサードパーティ製アプリを使えばスマホとPCを連携できますが、Windows 10には同様の機能が標準で組み込まれているのをご存じでしょうか?Fall Creators Update以降、設定メニューに「電話」の項目が追加され、AndroidやiOSデバイスをペアリングできるようになりました。
現時点では、スマホで閲覧中のWebページのリンクをPCに直接送信できます。今後のWindowsバージョンでは、Microsoftがさらなる拡張を行っていくことが期待されます。
Androidデバイスをお持ちなら、Cortanaを使ってスマホの通知をPCに同期することも可能です。
7. ダイナミックロック
スマホを活用すれば、席を離れたときにPCを自動的にロックする便利な機能も利用できます。設定するには、まずBluetoothでスマホをWindowsに接続します。PCにBluetoothが内蔵されていない場合も、数百円程度のUSBアダプターで簡単に追加できます。
スマホをペアリングしたら、「設定 > アカウント > サインイン オプション」へ移動します。「ダイナミック ロック」セクションまでスクロールし、「ユーザーの不在をWindowsに検出させる」にチェックを入れます。これだけで設定完了です。Windowsはスマホなど関連するデバイスのみをこの機能に使用します。
ただし、この方法では即座にロックされるわけではないため、他のロック手段も併用しておくのが賢明です。
8. 代替サインインオプション
アカウント保護のためにパスワードを使っていることと思います。しかし、パスワード入力は面倒になりがちです。1日に何度もPCをロック・ロック解除するなら、安全なパスワードの入力は反復作業になってしまいます。そこで検討したいのが代替サインイン方法です。Windows 10ではPIN、ピクチャ パスワード、対応デバイスでは指紋認証まで利用できます。
「設定 > アカウント > サインイン オプション」を開いて、利用可能なオプションを確認し、設定してみてください。
これらの方法なら、パスワードを保持したまま(つまり他人に知られないまま)別のサインイン手段を使えます。特にMicrosoftアカウントでWindowsにサインインしている場合は重要です。そのパスワードはOutlookメールも同時に守っているからです。利便性とセキュリティのバランスを考えると、PINの使用をおすすめします。
9. ゲーミングツール
Windows 10には、ゲーマーにとって嬉しい機能がいくつも搭載されています。
Xboxとの統合により、Xbox Liveアカウントを持っていれば簡単に管理できます。また、設定アプリの「ゲーム」カテゴリには多数の新ツールが含まれています。
これらを使えば、ゲームクリップの録画、配信設定の管理、新しいゲームモードの利用などが可能です。ゲームモードのパフォーマンスについては各所で検証されているので、気になる方はチェックしてみてください。全体的に、Windows 10でのゲーム体験はかつてないほどスムーズになっています。ぜひこれらのツールを活用しましょう。
10. Cortana
Cortanaは、Microsoftが機能追加を続けてきたWindows 10の目玉機能の一つです。しかし、その能力を最大限に引き出せていますか?
Cortanaなら、情報検索、PC設定の変更、リマインダーの設定など、マウスやキーボードに触れることなくさまざまな操作が可能です。生活の整理整頓をサポートしてくれるだけでなく、他のアプリとの連携もできます。
Cortanaを単なるお遊び機能として切り捨てるのは簡単です。しかし、本当に試したことがないなら、もう一度Cortanaを有効にして数日間使ってみてください。仕事の効率がどれほど上がるか、きっと驚くはずです。
※なお、近年のアップデートでCortanaの一部機能は変更・縮小されているため、お使いの環境によって利用できる機能が異なる点にご注意ください。
もう一度見直したいWindows 10の機能は?
今回は、十分に活用されていないWindows 10の10個の機能をご紹介しました。知らなかった、あえて無視していた、単に忘れていた——いずれの場合でも、今こそ再確認するチャンスです。ひょっとすると、まさに求めていた機能が見つかるかもしれません。
これだけでは足りないという方は、復活させられる失われたWindowsの機能や、Windows 10の興味深いオプション機能についても調べてみてください。
お気に入りの機能はありましたか?他にも過小評価されている隠れた機能があれば、ぜひコメント欄で教えてください!
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