Windowsより優れている?Ubuntuが選ばれる7つの理由
Windows 10は優れたオペレーティングシステムです。Microsoftの主力製品として、家庭からビジネスまで、世界で最も広く使われているOSといえるでしょう。
しかし、それがあなたにとって最良の選択とは限りません。Linux系OSの「Ubuntu」という存在を耳にしたことがある方も多いはず。まだ試したことがないなら、魅力的な機能を見逃しているかもしれません。
この記事では、UbuntuがWindowsより優れているポイントを7つに分けて紹介します。
1. アップデート管理の手軽さ
Windows PCで作業を始めた矢先、「Windowsを更新してください」というポップアップが表示される――そんな経験はありませんか? 更新ファイルのダウンロード後には再起動が必要で、以前のバージョンでは再起動のタイミングを選べたものの、Windows 10ではMicrosoft側が判断し、こちらの都合を無視して再起動してしまうこともあります。
ようやく作業に戻ってお気に入りのソフトを開いたら、今度はそのソフトからもアップデートを求められる。これは、WindowsやmacOSがOS本体とアプリケーションの更新を別々に管理しているためです。Windows Updateは主に重要なシステム更新を担当し、アプリ側は必要に応じて個別に更新を求めてきます。
一方、Ubuntuのアプローチはまったく異なります。インストールもアップデートも「リポジトリ」経由で一元管理される仕組みです。開発元のサイトから個別にダウンロードするのではなく、Ubuntuのバージョンに合わせてパッケージ化されたソフトウェアがリポジトリに用意されており、「ソフトウェアアップデーター(Software Updater)」が保留中の更新を通知してくれます。
しかも、アプリだけでなくOS本体の更新もこのアップデーターにまとめられています。すべての更新をひとつの場所で管理でき、常に最新のUbuntuを保てるのは、アプリごとに個別対応が必要なWindows 10よりはるかにシンプルです。
2. セキュリティの高さ
Windowsを使ったことがある人なら、ウイルス対策ソフトが必須だと知っているでしょう。Windowsは長年、マルウェアや詐欺、ウイルスの標的であり続けてきました。これはユーザー数の多さゆえでもありますが、Windows 10のセキュリティ設計にも一因があります。
否定しようのない事実として、UbuntuはWindowsよりも安全です。Ubuntuのユーザーアカウントは、デフォルトでWindowsより少ないシステム全体への権限しか持っていません。
つまり、アプリのインストールなどシステムに変更を加えたいときは、必ずパスワードの入力が求められます。Windowsでは通常そこまで求められませんよね。この仕組みのおかげで、Ubuntu上でマルウェアやウイルスを実行するのは格段に難しくなっています。ちなみにMicrosoftも同様の機能としてUAC(ユーザーアカウント制御)を導入しています。
ただし、こうした違いがあるとはいえ、Linuxがウイルスに完全な免疫を持つわけではありません。感染の可能性が低いだけです。安全なブラウジングを心がけ、信頼できるサイトのみを訪問するといった注意は依然として大切です。さらなる安心を求めるなら、無料のLinux向けウイルス対策ソフトの導入も検討してみてください。
3. 自由度の高いカスタマイズ性
MicrosoftはOSのカスタマイズ範囲をかなり制限しています。Windows 10は歴代で最もカスタマイズしやすいエディションですが、それでもUbuntuの自由度には遠く及びません。
古いバージョンのUbuntuを使ったことのある人、あるいは画面を見たことのある人は、その時代遅れな外観に引いてしまったかもしれません。幸い、近年のリリースではデザインが現代的な水準に刷新されています。
それでもデフォルトの見た目が気に入らない場合は、Linuxデスクトップをお好みのデザインに変える方法が数多くあります。Windowsの操作感が恋しくなったら、LinuxをWindows 10風の外観にすることすら可能です。
4. 軽量で古いPCも復活できる
Ubuntuは、古いハードウェアを蘇らせるための最有力候補のひとつです。PCの動きが重くなってきたけれど、新しいマシンの購入は避けたい――そんなとき、Linuxのインストールが解決策になるかもしれません。
Windows 10は多機能なOSですが、搭載された機能のすべてを実際に使うことは少ないはずです。しかし、使わない機能もシステムに組み込まれたまま常駐し、本来の作業からリソースを奪っています。
古いPCに新たな命を吹き込める軽量LinuxディストリビューションはUbuntuだけではありませんが、人気と安定性の面で群を抜いています。インストール時には「通常インストール」と「最小インストール」を選択できるため、容量とリソース要件をさらに抑えることも可能です。
また、Windowsでは多数のバックグラウンドプロセスが動いており、これらを制御するのは容易ではありません。対照的にUbuntuは、OS全体がユーザーの意図どおりに動くよう設計されています。「コンピュータは自分のものだから、どう動かすかは自分で決めるべきだ」というLinuxの思想がここにも表れています。
5. インストール前に試せるライブ環境
Windowsを一度も使ったことがなく試してみたい場合、まずマシンへのインストールを覚悟しなければなりません。後から気に入らなくなった場合、データ消失などのトラブルにつながりかねません。Ubuntuならそんな心配はいりません。
UbuntuはISOイメージをCDに焼くかUSBメモリに書き込めば、そのメディアから直接起動できます。これは完全に動作するOSなので、ハードディスクにインストールせずとも、Ubuntuのあらゆる機能を試せます。
気に入らなければ、再起動するだけ。何事もなかったかのように元のOSへ戻れます。なお、この機能はUbuntu固有のものではなく、他の多くのLinuxディストリビューションでもUSBからの起動が可能です。
6. オープンソースのソフトウェア文化
Windowsを使い続ける最大の理由として挙げられるのがソフトウェアです。確かに、日常的に使っているWindowsアプリの多くは、UbuntuをはじめとするLinuxディストリビューションでは簡単に入手できません。では、なぜUbuntuのソフトウェア環境がWindows 10より優れていると言えるのでしょうか?
答えはシンプル。Linuxのソフトウェアの大半がオープンソースだからです。Ubuntuへ乗り換えれば、FOSS(Free and Open-Source Software/自由でオープンなソフトウェア)の世界が広がります。初回起動時にはMicrosoft Officeは見つかりませんが、代わりにLibreOfficeが利用できます。
お気に入りのソフトの多くも同様です。一部のアプリはSnapストアやDEBパッケージとして入手できますが、基本的には代替アプリを探すことになります。とはいえ、Ubuntu自体にも日常的なアプリの定番版がプリインストールされているので安心です。
これをメリットと感じるかどうかは人それぞれです。ただ、Ubuntuへの乗り換えを検討している段階なら、すでにFOSSに関心があり、代替ソフトへの移行も前向きに受け入れられるはずです。
7. 完全無料であること
MicrosoftのOSと違って、Ubuntuは完全無料です。Windowsライセンス費用を節約できるだけでなく、Windowsプレインストールモデルを回避することで、新しいハードウェアの購入費用も抑えられます。「Windows 10も無料では?」と思うかもしれません。
確かにMicrosoftは当初、Windows 10の無償アップグレードを提供していましたが、その期間は限られており、すでに終了しています。無料または安価にWindows 10を手に入れる方法もありますが、非常に限定的です。一方、Ubuntuは過去も現在も、そして今後もずっと無料です。参考までに、エントリーモデルのWindows 10 Homeは139ドルします。
これは決して安い金額ではありません。特に古いハードウェアを復活させるためのOSを探しているなら、Ubuntuは最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です。ソフトウェアの価値を認め、余裕があるなら、Ubuntuプロジェクトの公式サイトから寄付で支援するのも良いでしょう。
まとめ:WindowsとUbuntu、どちらを選ぶ?
総じて、Windows 10とUbuntuはどちらも素晴らしいOSであり、それぞれに長所と短所があります。選択肢があること自体が喜ばしいことです。Windowsは常にデフォルトの選択肢でしたが、Ubuntuへ乗り換える理由もたくさんあります。
ちなみに、UbuntuではFTPサーバーの構築も簡単に行えます。サーバー用途に興味がある方にもおすすめです。
バックアップを済ませて乗り換えの準備ができたら、USBフラッシュドライブを使ってUbuntuをインストールしてみましょう。
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