Windows 10でインストール済みプログラムを非表示にする3つの方法
PCにプログラムをインストールすると、Windows 10では「コントロールパネル」の「プログラムと機能」や「設定」の「アプリと機能」の一覧に自動的に表示されます。しかし、家族や同僚など他のユーザーからインストール済みのアプリを見られたくない場合もあるでしょう。
残念ながら、Windows 10にはインストール済みアプリを隠すための標準機能は用意されていません。ただし、レジストリエディター、グループポリシーエディター、フリーツールの3つの方法を使えば、デスクトップアプリを一覧から非表示にすることが可能です。本記事では、それぞれの手順を詳しく解説します。
インストール済みプログラムを非表示にしたい理由
Windows 10のPCでインストール済みプログラムを隠したい理由は人それぞれです。よくあるケースとしては以下が挙げられます。
- ペアレンタルコントロールの利用: 子ども向け監視アプリをこっそり導入したい場合、アプリ一覧に表示されていなければ、子どもが勝手にアンインストールすることもできません。
- PCの共有時の制限: 友人や家族とPCを共有している場合、特定のアプリの使用を制限するツールを目立たなくしておきたいことがあります。
- 職場でのプライバシー保護: 業務用PCにゲームなどをインストールしている場合、会社に知られたくないということもあるでしょう。
目的が何であれ、以下で紹介する方法を活用すればインストール済みプログラムを隠せます。なお、これらの方法はデスクトップアプリ専用であり、Microsoft Storeから入手したUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリには対応していない点にご注意ください。
方法1: レジストリエディターで個別のプログラムを非表示にする
Windowsレジストリにはさまざまな裏技が隠されており、そのひとつを使えば「コントロールパネル」上で特定のプログラムだけを非表示にできます。この方法では、新しいDWORD値を作成します。
注意: レジストリの編集を誤るとシステムが起動しなくなる恐れがあります。作業を始める前に、必ず復元ポイントを作成しておきましょう。
準備ができたら、以下の手順に従ってください。
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- ボックスに regedit と入力し、「OK」をクリックします。「ユーザーアカウント制御」の画面が出たら「はい」を選択します。
- レジストリエディターで次の場所へ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall - 64ビット版のPCに32ビットアプリケーションをインストールしている場合は、代わりに次の場所を確認してください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall - 上記のパスは、レジストリエディターのアドレスバーにコピー&ペーストすると素早く移動できます。最初の場所でアプリが見つからない場合は、2つ目のパスを確認しましょう。
- 「Uninstall」キーの下にあるフォルダ一覧から、非表示にしたいプログラムのフォルダを探します。ここでは例としてGoogle Chromeを非表示にするため、「Google Chrome」キーを選択します。
- 「Google Chrome」フォルダを右クリックし、「新規 > DWORD (32ビット) 値」を選択します。
- 新しく作成された値の名前を SystemComponent に変更します。
- 「SystemComponent」をダブルクリックし、「値のデータ」欄に 1 を入力して「OK」をクリックします。
- レジストリエディターを閉じます。
これでGoogle Chromeが正常に非表示になりました。「コントロールパネル」の「プログラムと機能」を開いて、アプリが一覧から消えていることを確認してみてください。
他にも非表示にしたいアプリがあれば、同じ手順を繰り返します。再び表示させたい場合は、該当アプリのキーから「SystemComponent」の値を削除すればOKです。また、他人に変更を元に戻されないよう、レジストリエディターへのアクセスを無効化しておくのも有効です。
この方法は確実ですが、アプリを1つずつ設定する必要があるため、多数のアプリを隠したい場合は手間がかかります。すべてのプログラムをまとめて非表示にしたいなら、次に紹介するグループポリシーエディターが便利です。
方法2: グループポリシーエディターですべてのプログラムを非表示にする
グループポリシーエディター(GPE)は、MMC(Microsoft Management Console)スナップインのひとつで、グループポリシーオブジェクトを調整することでポリシー設定を管理できるツールです。
GPEを使えば、Windows 10のアンインストール一覧からすべてのプログラムを隠すことができます。ただし、グループポリシーエディターはWindows 10 Pro以上のエディションでしか利用できません。Homeエディションの場合でも、いくつかの回避策を使えばGPEを有効化できます。
グループポリシーエディターが使える状態になったら、以下の手順でソフトウェアを非表示にしましょう。
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- gpedit.msc と入力して「OK」をクリックし、グループポリシーエディターを起動します。
- 次の場所へ移動します。
ユーザーの構成 > 管理用テンプレート > コントロールパネル > プログラム - 右側のペインで「「プログラムと機能」ページを表示しない」をダブルクリックします。
- ポップアップウィンドウが表示されたら、「有効」を選択します。
- 「適用」と「OK」をクリックして変更を保存します。
設定後、「コントロールパネル > プログラムと機能」を開くと、「操作はユーザーによって取り消されました。システム管理者によって制限されています」というメッセージが表示され、インストール済みアプリはすべて非表示になります。
アプリを再び表示したい場合は、同じポリシーを編集して「未構成」に戻してください。
ただし、この方法には2つの欠点があります。1つ目は、一部ではなくインストール済みの全アプリが非表示になってしまうこと。2つ目は、メッセージが表示されるため、誰かが意図的にアプリを隠したことが明白になる点です。
これらの欠点を回避したい場合は、Windowsの設定やコントロールパネルからアプリを隠すために設計されたサードパーティ製ツールを活用しましょう。
方法3: 「Hide From Uninstall List」ですべてのアプリを非表示にする
Hide From Uninstall Listは、アンインストール一覧から1つまたは複数のソフトウェアを隠せる無料のWindowsユーティリティです。
このツールの最大の魅力は、前述の「システム管理者によって制限されています」という警告メッセージを出さずに、すべてのアプリを非表示にできる点です。
使い方は以下の通りです。
- Hide From Uninstall Listをダウンロードして実行します。ポータブルアプリなのでインストール不要です。アプリを隠すためのツール自体が痕跡を残さないのは理にかなっていますね。
- 非表示にしたいアプリ名を右クリックし、「Hide from the Programs and Features list(プログラムと機能の一覧から隠す)」を選択します。
- すべてのアプリをまとめて隠したい場合は、「Edit」メニューから「Select All(すべて選択)」をクリックします。
- 任意のアプリ名を右クリックし、「Hide from the Programs and Features list」を選択すれば完了です。
非表示にしたプログラムを再表示したいときは、アプリを右クリックして「Show under the Programs and Features list(プログラムと機能の一覧に表示)」を選ぶだけで元に戻せます。
コントロールパネルに一切の痕跡を残さずにアプリを隠せる優れたツールですが、Windowsに詳しい人であれば、「C:\Program Files」フォルダを直接見ればインストール済みアプリを発見できてしまう点には留意が必要です。
状況に合わせて最適な方法を選ぼう
Windows 10には、コントロールパネルや設定からインストール済みプログラムを隠す標準機能がありません。しかし、レジストリエディターやグループポリシーエディターを少し調整するだけで、それを実現できます。システム設定をいじるのに抵抗がある場合は、Hide From Uninstall Listのようなフリーツールを使えば、簡単かつ安全にすべてのインストール済みプログラムを非表示にできるでしょう。
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