パスワードなしでWindowsを使う方法|ログイン画面をスキップする手順を解説
周囲の人を信頼できる環境であれば、Windowsパソコンをあえてパスワードで保護する必要はないかもしれません。
ログイン画面で毎回パスワードを入力するのは意外と手間ですし、うっかりパスワードを忘れてしまい、Windowsにログインできなくなることもあります。

そこで今回は、空のパスワードを新しく設定する方法と、パスワードを完全に削除する方法の両方をご紹介します。
netplwiz.exeを使う
netplwiz.exeは、パソコンのユーザーアカウントを細かく管理できる隠しツールです。管理者アカウントでサインインしていれば、いくつかの方法で起動できます。ここでは、もっとも手軽な2つの方法を紹介します。
コマンドプロンプトから起動する
コマンドプロンプトは、高度な管理操作やWindowsのトラブル解決のために用意されたツールです。
- Windowsキーを押してスタートメニューを開き、「コマンドプロンプト」と検索して起動します。
- コマンドプロンプトが起動したら、「netplwiz.exe」と入力してEnterキーを押します。


「ファイル名を指定して実行」から起動する
- Windowsキーを押し、「ファイル名を指定して実行」と検索して起動します。
- 「netplwiz.exe」と入力して「OK」をクリックします。


ユーザーアカウントを選択する
- netplwiz.exeを実行すると「ユーザーアカウント」ウィンドウが表示されます。ここで、自分のユーザーアカウント名を選択します。
- 複数のユーザーアカウントがある場合は、パスワードなしでサインインしたいアカウントを選んでください。

複数のアカウントをパスワードなしで使えるようにしたい場合も問題ありません。その場合は、アカウントごとに同じ手順を繰り返すだけでOKです。
チェックボックスの設定を変更する
- ユーザーアカウントを選択したら、「ユーザー」タブを開きます。
- 「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」という項目を探し、チェックを外します。
- 「適用」をクリックして変更を確定します。



- すると新しいウィンドウが開き、ユーザー名とパスワードを入力せずにサインインできるよう設定できます。
- ユーザーアカウントを選択するか、ユーザー名を直接入力します。その際、「パスワード」と「パスワードの確認入力」の欄は必ず空のままにしてください。入力したら「OK」をクリックします。
- 「ユーザーアカウント」ウィンドウに戻ったら、「OK」をクリックして変更を完了させます。



なお、Windows 10やWindows 11では、Windows Hello(PINや生体認証)を有効にしていると、このチェックボックスが表示されないことがあります。その場合は、設定の「サインインオプション」で「Windows Helloサインインを要求する」をオフにしてから、再度netplwiz.exeを開いてみてください。
コントロールパネルを使う方法
コマンドプロンプトや「ファイル名を指定して実行」でnetplwiz.exeを使う方法のほかに、コントロールパネルから空のパスワードを設定する方法もあります。
- Windowsキーを押し、「コントロールパネル」と検索して起動します。
- 「ユーザーアカウント」を選択します。
- 「アカウントの種類の変更」を選択します。
- 対象のユーザーアカウントを選択します。
- アカウント画面が開いたら、「パスワードの作成」を選択します。
- 新しいウィンドウが開いたら、すべての欄を空のままにします。「パスワードのヒント」の欄も空白のままにしてください。そのうえで「パスワードの作成」をクリックします。






これで、サインイン時にパスワード入力を求められない空のパスワードが設定されます。
パスワードリセットディスクを作成する
パスワードリセットディスクを使えば、古いパスワードをリセットしてこの問題を解決することもできます。
この方法は、古いパスワードを完全に忘れてしまった場合に特に役立ちます。通常の方法ではもうパソコンにログインできない、というときの解決策です。
USBメモリやディスクさえ手元にあれば、以前の資格情報を復元してユーザーアカウントにログインできます。そこからパスワードを削除し、Windowsへの自動サインインを設定しましょう。
- まず、USBメモリをパソコンに接続します。
- Windowsキーを押し、「コントロールパネル」と検索して起動します。
- 「ユーザーアカウント」を開きます。
- さらに「ユーザーアカウント」を選択します。
- 新しい画面が開いたら、左側の「コントロールパネル ホーム」の下にある「パスワード リセット ディスクの作成」を選択します。
- あとは画面の指示に従って進めます。完了したらUSBメモリを取り外し、安全な場所に保管してください。




セーフモードを使う
USBメモリを使って古いパスワードを復元し、新しいパスワードを作成する際には、セーフモードも活用できます。
- まずパソコンを再起動します。Windowsの画面が読み込まれるタイミングでF8キーを押し、セーフモードの選択肢の中から「セーフモードとコマンドプロンプト」を選択します。
- コマンドプロンプトが開いたら「net users」と入力します。これでパソコン上のユーザーアカウント一覧を確認できます。

- 続いて、「net users アカウント名 新しいパスワード」の形式で入力すると、新しいパスワードを設定できます。変更を反映させるには、パソコンを必ず再起動してください。
なお、Windows 10以降ではF8キーによるセーフモードの起動が無効化されている場合があります。その際は、サインイン画面でShiftキーを押しながら「再起動」をクリックし、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」からセーフモードに入ってください。
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