毎日のPC操作が劇的に快適になる!AutoHotKeyで使える5つの便利スクリプト
AutoHotKeyは、Windowsユーザーにとって非常に強力なカスタマイズツールです。わずか数行のコードを書くだけで、キーボードやPCの使い方を根本から変える仕組みを作れます。筆者は10年以上にわたり、Windowsのスタートアップに自作のAutoHotKeyスクリプトを常駐させており、もしこれがなければ、日々のPC操作に大きな不便を感じることになるでしょう。
この記事では、日常的なPC利用で特に役立つ5つのAutoHotKeyスクリプトを紹介します。導入はとても簡単で、AutoHotKeyをダウンロードしてインストールし、テキストエディタでスクリプトを作成・保存して実行するだけ。難しい知識がなくても、すぐに使い始められます。
1. ファンクションキー(F1〜F12)を有効活用する
多くの人にとって、ファンクションキー(F1〜F12)はほとんど出番のない存在ではないでしょうか。キーボードのレイアウトによっては、キーが遠くて押しづらかったり、そもそも使い道がなかったりします。
おすすめの活用方法は、よく使うけれど常時開いてはいないアプリのランチャーとして設定することです。例えばメモ帳なら、次の1行だけでF1キーから起動できるようになります。
F1::Run "%WINDIR%\notepad.exe"
このスクリプトは、現行のWindowsであればF1キーでメモ帳を起動します。ファイルパスには直接パスのほか、Windowsの環境変数も指定できます。複数のバージョンのWindowsを使い分けている場合は、環境変数を利用するのが理想的です。
2. 特殊文字を素早く入力する
ダッシュ(—)のような記号を頻繁に使う人にとって、多くのキーボードがこれらの記号に直接対応していないのは悩みの種です。そこでAutoHotKeyの出番です。
!-::Send {—}
上記のスクリプトでは、「Alt + -(ハイフン)」を押すとダッシュ(—)が入力されます。ホットキーの修飾キーにはAltがおすすめです。ShiftやCtrlと比べて使用頻度が低いため、他のショートカットと競合しにくいからです。
同様に、三点リーダー(…)を「Alt + .」に割り当てることもできます。
!.::Send {…}
文章を書く機会の多い人にとって、記号をワンタッチで入力できる環境は、作業時間を大幅に短縮してくれる強力な味方になります。
3. 音量をキーボードでコントロールする
マルチメディアキーを搭載したキーボードばかりではありません。でも、AutoHotKeyがあれば、どんなキーボードでも音楽の音量を快適に操作できるようになります。
筆者のお気に入りの設定は以下の通りです。
- Shift + Page Up:音量を上げる
- Shift + Page Down:音量を下げる
- Shift + Pause:ミュートの切り替え(トグル式)
+PgUp::Send {Volume_Up}
+PgDn::Send {Volume_Down}
+Pause::Send {Volume_Mute}
キーボードのレイアウトによっては、この組み合わせが押しづらい場合もあるでしょう。その際は、AutoHotKey公式のキーリストを参考に、好きなキーへ自由に変更できます。
4. ウィンドウを常に最前面に表示する
個人的に最も愛用しているのが、この一行スクリプトです。ウィンドウを常に他のウィンドウより手前に表示(最前面固定)できる機能は、作業中や動画視聴中など、さまざまなシーンで大きなストレスを解消してくれます。
^Space::Winset, AlwaysOnTop, , A
モニターが1台しかない環境では特に重宝します。電卓などの小さなウィンドウが、他のウィンドウの下に埋もれてしまう心配はもうありません。Ctrl + Spaceを押すだけで、アクティブなウィンドウの最前面固定をオン/オフできます。
5. 選択したテキストを即座にGoogle検索する
毎日PCを使っていると、会話やウェブ閲覧中に出てきた言葉をGoogleで調べる回数は、思っている以上に多いものです。
しかし、テキストを選択→コピー→新しいタブを開く→アドレスバーに貼り付け→Enterキー、という一連の流れは意外と面倒です。もっとシンプルにしましょう。
^+c::
Send ^c
Sleep 50
Run "https://www.google.com/search?q=%clipboard%"
return
このスクリプトを使えば、検索したいテキストを選択した状態でCtrl + Shift + Cを押すだけ。コピーから検索ページを開くまでの一連の操作が、このホットキーひとつで完結します。Googleの検索結果はデフォルトブラウザで表示されます。
複数のスクリプトをまとめて使うことも可能
「どれかひとつしか選べない」と悩む必要はありません。それぞれのスクリプトを改行して同じファイルに貼り付ければ、すべてが問題なく動作します。
ホットキーの割り当てが重複して競合していなければ、5つのスクリプトを1つのAHKファイルにまとめて同時に使っても、正常に機能します。まずは自分の生活習慣に合わせて、少しずつカスタマイズしてみてください。
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