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Windows 10のUSBセレクティブサスペンドとは?無効化する方法を徹底解説

Windows 10には、消費電力を抑えるための機能がいくつか標準で搭載されています。システム全体に作用する「バッテリーセーバー」、電源のトラブルシューティングツール、そしてUSBセレクティブサスペンドなどがその代表例です。これらの機能は、Windows PCのバッテリー駆動時間を延ばすために役立ちます。

この記事では、「USBセレクティブサスペンド」の仕組みや、Windows PC上での働きについて詳しく解説します。さらに、この機能がトラブルの原因になる場合の無効化手順もご紹介します。

Windows 10のUSBセレクティブサスペンドとは?無効化する方法を徹底解説

USBセレクティブサスペンドとは?

外部デバイスやアクセサリ、周辺機器の多くは、PCのUSBポートに接続するとPCから電力供給を受けます。ノートPCなどをバッテリー駆動している場合、これらの外部デバイスはバッテリーを通常より早く消耗させる原因となります。そこでWindowsは、使用していない(アイドル状態の)USBデバイスを一時的に停止させて、バッテリー消費を抑える仕組みを備えています。

たとえば、USB指紋認証リーダーがPCに接続されていて、1時間以上使っていないとしましょう。この場合、Windowsはそのデバイスを低電力状態に移行させ、バッテリー消費を最小限に抑えます。これは、WindowsがUSBデバイスを休止状態やスリープ状態にするようなイメージです。複数のデバイスが接続されている場合でも、Windowsが停止させるのはアイドル状態のUSBデバイスとポートだけです。

つまりUSBセレクティブサスペンドとは、使用中でないUSBデバイスを選択的に休止させてバッテリーを節約する機能です。より詳しい情報については、Microsoftの公式ドキュメントも参照してください。

USBセレクティブサスペンドに関連する問題

前述のとおり、USBセレクティブサスペンドはPCのバッテリー駆動時間に大きなメリットをもたらします。しかし、PCが長時間アイドル状態になったときなどに、一部のUSBデバイスがフリーズしたり応答しなくなったりすることがあります。

Windows 10のUSBセレクティブサスペンドとは?無効化する方法を徹底解説

USBセレクティブサスペンドは、すべてのWindowsデバイスで既定で有効になっています。バッテリー駆動のPCでは有効のままにすることをおすすめしますが、USB関連のトラブルが発生している場合は無効化を検討しましょう。たとえば、USBメモリがエクスプローラーに表示されなくなった、Windows PCがUSBキーボードやマウスを認識しない、といったケースです。

Windows 10でUSBセレクティブサスペンドを無効化する方法

USBセレクティブサスペンドを無効化することは、上述したUSB関連の問題を解決するための効果的なトラブルシューティング手法です。設定方法はいくつかあります。

以下では、コントロールパネル、デバイスマネージャー、コマンドプロンプトを使った無効化の手順を順番に紹介します。

コントロールパネルから無効化する

PCがUSBデバイスを一時的に停止しないようにする方法の一つは、Windowsの電源設定を編集することです。以下の手順に従ってください。

1. Windowsのコントロールパネルを開き、「表示方法」をカテゴリに設定します。

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2. システムとセキュリティメニューを開き、電源オプションを選択します。

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3. 現在使用中の電源プラン(バランス省電力高パフォーマンス)の横にあるプラン設定の変更を選択します。

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4. 詳細な電源設定の変更を選択します。新しい「電源オプション」ウィンドウが開きます。

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5. USBの設定セクションを展開し、USBセレクティブサスペンドの設定をダブルクリックします。

Windows 10のUSBセレクティブサスペンドとは?無効化する方法を徹底解説

ノートPCやタブレットを使用している場合は、「電池使用時」と「電源に接続」の2つのオプションが表示されます。本来はバッテリー駆動時にのみこの機能を有効にしておくのが理想的ですが、Windowsでは両方の電源モードで無効化することも可能です。

6. カスタマイズしたい電源モード(「電池使用時」または「電源に接続」)の横にある有効をダブルクリックし、無効を選択します。

Windows 10のUSBセレクティブサスペンドとは?無効化する方法を徹底解説

7. 適用をクリックし、続いてOKを選択して新しい設定を保存します。

なお、USBセレクティブサスペンドの設定は現在選択している電源プランごとに個別に保存されます。プランを切り替えた場合(「バランス」から「省電力」へ変更するなど)、新しいプランでも同じ手順を繰り返して無効化する必要があります。

ワンポイント: コントロールパネルに戻らなくても、別の電源プランの設定を変更できます。「アクティブ」と表示されたドロップダウンボタンをクリックして別の電源プランを選択し、USBの設定セクションを展開してUSBセレクティブサスペンドを無効化してください。

Windows 10のUSBセレクティブサスペンドとは?無効化する方法を徹底解説

デバイスマネージャーから無効化する

PCのUSBポートを制御するドライバーの電源管理設定を変更することでも、USBセレクティブサスペンドを無効化できます。手順は以下のとおりです。

1. スタートボタンのアイコンを右クリックし、クイックアクセスメニューからデバイスマネージャーを選択します。

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2. ユニバーサル シリアル バス コントローラーセクションを展開し、「ジェネリック USB ハブ」または「USB ルート ハブ」のいずれかを右クリックしてプロパティを選択します。

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補足: 「USB ルート ハブ」は、低速・高速の各デバイスや接続との互換性を保ちながらPCのUSBポートを管理する役割を担います。一方、「ジェネリック USB ハブ」はUSBハブ機器やアクセサリに電力を供給します。

3. 電源の管理タブを開き、「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフできるようにする」のチェックを外します。

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4. 最後にOKを選択して設定を保存します。PC上のすべての該当するUSBドライバーに対して同じ手順を繰り返してください。

コマンドプロンプトで無効化する

コマンドプロンプトは、さまざまな操作を実行できる便利なツールです。特定のコマンドラインを入力することで、システム構成の変更、破損したファイルの修復、電源管理設定の調整などを行えます。

ここでは、コマンドプロンプトを使ってUSBセレクティブサスペンドを無効化する方法を紹介します。

1. スタートメニューを右クリックしてファイル名を指定して実行を選択するか、Windowsキー + Rのショートカットキーを使用します。

Windows 10のUSBセレクティブサスペンドとは?無効化する方法を徹底解説

2. 以下のコマンドを入力または貼り付けて、Enterキーを押します。

powercfg /SETACVALUEINDEX SCHEME_CURRENT 2a737441-1930-4402-8d77-b2bebba308a3 48e6b7a6-50f5-4782-a5d4-53bb8f07e226 0

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問題のあるUSBデバイスをPCに再接続し、正常に動作するかどうか確認してください。

その他のトラブルシューティング手法

それでもUSBデバイスに問題が発生する場合や、上記の方法を試してもUSBセレクティブサスペンドが無効化されない場合は、一度PCを再起動して変化があるか確認してみてください。また、USBデバイスがきちんと差さっていないと、Windowsがデバイスを認識できないことがあります。デバイスをUSBポートにしっかりと差し込むか、別のUSBポートを試してみましょう。

問題が解決しない場合は、USBドライバー自体に不具合がある可能性があります。Windowsのデバイスマネージャーを開いてUSBドライバーを更新してみてください。逆に、USBドライバーを以前のバージョンにロールバックすることで問題が解決するケースもあります。

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